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Oct 28, 2022
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カテゴリ:建築士受験!!
​構造文章編第7回(鉄骨造-3(接合1))
​建築士試験に独学で挑戦する方のために、過去問を使って問題の解き方・ポイント・解説などを行っています。
​過去問約20年分を1肢ごとにばらして、出題の項目ごとに分けてまとめています。1,2級両方載せていますので、1級受験の方は2級問題で慣らしてから1級問題に挑戦。2級受験の方は、時々1級の過去問題からも出題されますので参考程度に1級問題を見ておくと得点UPが狙えます!!
​全科目終わるには先の長い話ですが、勉強の参考になると嬉しいです!
​構造-11
​構造の問題は大きく構造力学(計算問題)と各種構造・建築材料(文章問題)に分かれます。ここでは、計算問題と文章問題を交互に紹介していきます。
​構造(文章)7.鉄骨造-3(接合1)
​今回は鉄骨造の接合のうち、高力ボルト・ボルト等に関しての問題です。
(問題は、一部修正しているものもあります。)
​****************************************************
​問題
□ 鉄骨造-接合1
​高力ボルト・普通ボルト 2級
1  図のような2枚の鋼板を4本の高力ボルトを用いて摩擦接合した場合、接合部の短期許容
   せん断耐力と等しくなるような引張力P(N)の値として、正しいものは次のうちどれ
   か。ただし、ボルト1本当たりの一面摩擦の長期許容せん断耐力は47KNとする。
   (2級H14)




2  高力ボルトの相互間の中心距離は、高力ボルトの径の2.5倍以上とする。(2級H15)

3  高力ボルトの径が27㎜未満の場合、高力ボルト孔の径は、高力ボルトの径よりも2㎜
   を超えて大きくしてはならない。(2級H15)

4  一つの継手に高力ボルト摩擦接合と溶接接合を併用する場合において、高力ボルト摩擦
   接合が溶接接合より先に施工されるときは、一般に、高力ボルト摩擦接合部と溶接継目
   に応力を分担させることができる。(2級H15,H29)

5  一つの継手に高力ボルトと普通ボルトを併用する場合には、一般に、全応力を高力ボル
   トが負担するものとして設計する。(2級H15,H27,H30)

6  振動、衝撃又は繰返応力を受ける接合部には、普通ボルトを使用してはならない。
   (2級H17,H23)

7  高力ボルト摩擦接合において、一面摩擦の許容せん断力は、二面摩擦の許容せん断力
   の2/3とする。(2級H17)

8  普通ボルトで締め付ける板の総厚は、原則として、ボルト径の5倍以下とする。
   (2級H17)

9  高力ボルト孔の中心間距離を、公称軸径の2.5倍以上とした。(2級H19)

10 高力ボルト摩擦接合において、二面摩擦の許容せん断力を、一面摩擦の許容せん断力
   の2倍とした。(2級H19)

11 構造耐力上主要な部分である鋼材の接合をボルト接合とする場合には、ボルトが緩ま
   ないように、戻り止めの措置を講じなければならない。(2級H20,H26)

12 ボルト孔中心及び高力ボルト孔中心から鋼材の縁端までの最小距離は、ボルトの径と材
   縁の仕上げ方法等に応じて定められている。 (2級H20)

13 高力ボルト摩擦接合の許容応力度は、締め付けられる鋼材の摩擦力と高力ボルトのせん
   断力との和として応力が伝達されるものとして計算する。 (2級H20,H23,H29)

14 高力ボルト摩擦接合は、圧縮応力の作用する継手に使用することができる。(2級H21)

15 構造耐力上主要な部材の接合部に高力ボルトを用いる場合、原則として、高力ボルトは
   2本以上配置する。(2級H16,H19)

16 引張材の接合部において、せん断を受ける高力ボルトが応力方向に3本以上並ばない場
   合は、高力ボルト孔中心から応力方向の接合部材端までの距離は、高力ボルトの公称軸
   径の2.5倍以上とする。(2級H22)

17 ボルト接合を行う場合、「二重ナットの使用」や「コンクリートへの埋込み」などの戻
   り止めの措置を講じる。(2級H24)

18 高力ボルト摩擦接合に、日本産業規格(JIS)において規定されている、摩擦接合用高
   力六角ボルト、六角ナット及び平座金のセットを用いた。(2級H25)

19 高力ボルト摩擦接合において、ボルト孔の中心間距離は、公称軸径の2倍以上とする。
   (2級H25,R02)

20 炭素鋼を高力ボルト摩擦接合によって接合する場合の摩擦面は、一般に、黒皮、浮き
   錆、油及び塗料を取り除き、赤さびを発生させる等の処理をする。(2級H27)

21 高力ボルト摩擦接合において、ボルト孔中心から鋼材の縁端までの最小距離は、ボルト
   の径と縁端部の仕上げ方法等に応じて定められている。 (2級H28)

22 高力ボルト摩擦接合において、2面摩擦とする場合の許容せん断力は、1面摩擦とする場
   合の許容せん断力より小さい。(2級H28)

23 高力ボルト摩擦接合において、両面とも摩擦面としての処理を行ったフィラープレート
   は、接合する母材の鋼種にかかわらず、400N/㎟級の鋼材でよい。(2級H29)

24 軒の高さが9mを超える、又は張り間が13mを超える建築物の構造耐力上主要な部分に
   は、原則として、普通ボルトを使用してはならない。(2級H30)

25 一つの継手に高力ボルトと溶接を併用した場合、両方の耐力を加算できるようにするた
   めに、溶接をした後に高力ボルトで締め付けた。(2級H19)

26 一つの継手に高力ボルト摩擦接合と溶接接合を併用する場合において、高力ボルト摩擦
   接合が溶接接合より先に施工されるときは、高力ボルト摩擦接合部と溶接継目の両方の
   耐力を加算することができる。(2級R01)

27 構造用鋼材の高力ボルト摩擦接合の表面処理方法として、浮き錆を取り除いた赤さび面
   とした場合、接合面のすべり係数の値は0.45とする。(2級R01)

28 高力ボルト摩擦接合において、両面とも母材と同等の摩擦面としての処理を行ったフィ
   ラープレートは、接合する母材の鋼種に関わらず、母材と同強度の鋼材とする。
   (2級R03)

29 高力ボルト摩擦接合において、2面摩擦とする場合の許容耐力は、長期、短期ともに1面
   摩擦とする場合の2倍の数値とすることができる。(2級R03)

30 曲げモーメントを伝える接合ボルト、高力ボルト及び溶接継目の応力は、回転中心から
   の距離に比例するものとみなして算定する。(2級R03)

31 高力ボルトの接合において、ボルト孔の中心間の距離は、ねじの呼び径の 2.5 倍以上
   とする。(2級R04)


​高力ボルト・普通ボルト 1級 1は構造計画等で出題)
1  ボルト孔の径は、ボルトの径より2㎜を超えて大きくしてはならないが、ボルトの径が
   20㎜以上であり、かつ、構造耐力上支障がない場合においては、ボルトの径より3㎜ま
   で大きくすることができる。(1級H23)

2  高力ボルト摩擦接合(浮き錆を除去した赤さび面)の1面せん断の短期許容せん断応力
   度は、高力ボルトの基準張力の0.45倍である。(1級H17,H21)

  高力ボルト摩擦接合においては、一般に、すべり耐力以下の繰返し応力であれば、ボル
   ト張力の低下や摩擦面の状態の変化を考慮する必要はない。(1級H17,H27,R02)

  高力ボルトの最小縁端距離は、所定の構造計算を行わない場合、自動ガス切断縁の場合
   よりも手動ガス切断縁の場合のほうが大きい値である。(1級H17)

5  高力ボルト摩擦接合部にせん断力と引張力が同時に作用する場合、作用する応力の方向
   が異なるため、高力ボルト摩擦接合部の許容せん断応力度は低減する必要はない。
   (1級H17,H27)

6  F10Tの高力ボルト摩擦接合において、使用する高力ボルトが同一径の場合、1面摩擦接
   合4本締めの許容耐力は、2面摩擦接合2本締めの場合と同じである。
   (1級H17、H21,H26)

  高力ボルト摩擦接合は、ボルト軸部のせん断力と母材の支圧力によって応力を伝達する
   接合方法である。(1級H18)

  高力ボルトの径が27㎜以上で。かつ、構造耐力上支障がない場合において、高力ボルト
   孔の径は、高力ボルトの径より3㎜まで大きくすることができる。(1級H19)

  高力ボルト摩擦接合部における高力ボルトの許容せん断応力度の値は、すべり係数0.45
   に基づいて定められている。(1級H19)

10 高力ボルト摩擦接合は、接合される部材間の摩擦力で応力を伝達する機構であり、部材
   とボルト軸部との間の支圧による応力の伝達を期待するものではない。(1級H30,H27)

11 せん断力と引張力を同時に受ける高力ボルトの許容せん断応力度は、引張応力度の大き
   さに応じて低減する。(1級H30)

12 高力ボルト摩擦接合と溶接接合とを併用する接合部においては、溶接を行った後に高力
   ボルトを締め付けた場合、両接合の許容力を加算することができる。(1級H30)

13 F10Tの高力ボルト摩擦接合において、2面摩擦の許容せん断応力度は、1面摩擦の場合
   の2倍である。(1級H30)

14 高力ボルトM22を使用する場合、ボルトの相互間の中心距離を55㎜以上とし、孔径は
   24㎜とした。(1級H23)

15 高力ボルト摩擦接合において、肌すきが2㎜となったので、母材や添え板と同様の表面
   処理をしたフィラーを挿入した。(1級H23)

16 クレーン走行桁など振動・衝撃又は繰返応力を受ける部材の接合部には、高力ボルト以
   外のボルトを使用してはならない。(1級H25)

17 高力ボルトの最小縁端距離は、所定の構造計算を行わない場合、手動ガス切断縁の場合
   より自動ガス切断縁の場合のほうが小さい値である。(1級H25,R01)

18 高力ボルト摩擦接合の一面せん断の長期許容せん断応力度は、高力ボルトの基準張力
   T₀(単位N/㎟)の0.3倍である。(1級H26)

19 高力ボルト摩擦接合において、肌すきが1㎜以内であれば、フィラープレートを挿入せ
   ず、そのまま高力ボルトを締め付けてもよい。(1級R01)

20 高力ボルト摩擦接合において、肌すきが1㎜を超えるものについては、母材や添え板と
   同様の表面処理を施したフィラープレートを挿入し、高力ボルトを締め付けた。
   (1級R03)

21 高力ボルト摩擦接合の二面せん断の短期許容せん断応力度を、高力ボルトの基準張力
   T₀(単位N/㎟)に対し、0.9T₀とした。(1級R03)

22 高力ボルト接合となる梁の継手部に、F10Tの代わりにF14T級の超高力ボルト(遅れ破
   壊の主原因となる水素に対する抵抗力を高めた高力ボルト)を用いることで、ボルト本
   数を減らし、スプライスプレートを小さくした。(1級H28)

23 高力ボルト摩擦接合の二面せん断の短期許容せん断応力度を、高力ボルトの基準張力の
   T₀(単位N/㎟)とした。(1級H28)

24 高力ボルト摩擦接合は、すべりが生じるまでは、高力ボルトにせん断力は生じない。
   (1級R02)

25 高力ボルト摩擦接合のすべりに対する許容耐力の算定において、二面摩擦接合のすべ
   り係数は、一面摩擦接合の2倍となる。(1級R02)

26 高力ボルト摩擦接合にせん断力と引張力が同時に作用する場合、引張応力度に応じて高
   力ボルト摩擦接合の許容せん断耐力を低減する。(1級R04)

​**************************************************
​解説
​□ 鉄骨造-接合1
高力ボルト・普通ボルト
① 高力ボルト摩擦接合は、ボルトの軸に導入された張力によって生じる接合部材間の摩擦力のみによって力を伝達する接合法である。摩擦面にすべりが生じない限り、高力ボルトにはせん断力は生じない。

② 高力ボルト1本当たりの許容せん断力Rsは、下式で求める。


③ 高力ボルト摩擦接合において、二面摩擦の許容せん断力は、長期、短期共一面摩擦の許容せん断力の2倍となる。また、短期は、長期の1.5倍となる。高力ボルトが同一径の場合、一面摩擦接合4本締めの許容耐力は、二面摩擦接合2本締めの場合と同じとなる。

④ 高力ボルト摩擦接合において、一面せん断の長期許容せん断応力度は高力ボルトの基準張力をT₀(N/㎟)とすると、0.3T₀短期は1.5倍の0.45T₀二面は2倍となり、長期は0.6T₀短期は0.9T₀とする。(令第92条の2)

⑤ 高力ボルトの相互の中心間距離は、公称軸径の2.5倍以上とする。(高力ボルトと中ボルト(普通ボルト)は、公称軸径と呼び径は同じ値)

⑥ 高力ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径が27㎜未満では+2㎜以下、公称軸径27㎜以上では+3㎜以下とする。

⑦ 高力ボルトの最小縁端距離は、ボルト径及び鋼材の縁端の種類に応じて定められている。同一径でも、せん断縁や手動ガス切断縁の場合は、圧延されてままの縁や自動ガス切断縁、のこ引き縁、又は機械仕上げ縁等に比べ大きい値に定められている。ただし、引張材の接合において、せん断を受ける高力ボルトが応力方向に3本以上並ばない場合は、ボルト孔の中心から応力方向の縁端までの距離は、高力ボルトの公称軸径の2.5倍以上とする。

⑧ 高力ボルトを構造上主要な部分の接合に用いる場合は、高力ボルトは2本以上配置する。

⑨ 高力ボルト摩擦接合においては、正確な締め付け力の確保が重要なので、JISで規定する摩擦接合六角ボルト、六角ナット及び平座金(ワッシャー)をセットで用いる

⑩ 高力ボルト摩擦接合によって接合する場合の摩擦面は、一般に、黒皮、浮き錆、油及び塗料を取り除き、赤さびを発生させる等の処理をする

⑪ 高力ボルト摩擦接合では、すべり耐力以下の繰返応力が作用してもボルトの軸力の低下や摩擦面の変化は起こらないため、高力ボルトの許容せん断応力度に対する繰返し応力の影響は考えなくてもよい

⑫ 高力ボルト摩擦接合では、せん断力と同時に引張力を受ける高力ボルトの許容せん断応力度は引張力の大きさに応じて低減する

⑬ 接合母材の厚さの差(1㎜超の場合)による肌すきの部分に挿入するフィラープレートの材質は、母材の鋼種に関わらず、400N/㎟級の鋼材を用いる。尚、両面とも摩擦面としての処理を行う。

⑭ 一つの継手に高力ボルトと溶接を併用する場合、先に高力ボルトを締め付けた場合全応力を高力ボルトと溶接に分担させることができる。

⑮ 一つの継手に高力ボルトと普通ボルトを併用する場合、全応力を高力ボルトに負担させる。

⑯ 普通ボルトは、振動・衝撃又は繰返し応力を受ける箇所には使用しない(高力ボルトを使用)。ボルト孔の径は、ボルトの径より1㎜を超えて大きくしてはならない。ただし、ボルトの径が20㎜以上であり、かつ、構造耐力上支障がない場合は、1.5㎜まで大きくすることができる。

⑰ 普通ボルトで締め付ける板の総厚は、径の5倍以下とする。やむをえず5倍を超える場合は、超えた長さ6㎜毎にボルトの数を4%ずつ割り増す。

⑱ 普通ボルトを構造耐力上主要な部分に使用する場合は、建物規模が、軒高9m以下、スパン13m以下かつ、延べ面積3,000㎡以下の建物で、ボルトが緩まないように戻り止め(コンクリートに埋め込む、ナット部分を溶接する、二重ナットを使用)を行う。

⑲ 曲げモーメントを伝える接合部のボルト、高力ボルトならびに溶接継目の応力は、回転中心からの距離に比例するものとみなして算定する。(鋼構造許容応力度設計基準)

⑳ 高力ボルトは、強度を上げると遅れ破壊が生じるが、その主原因である水素に対する抵抗力を高めた超高力ボルトF14Tを用いるとボルトの本数を減らすことができ、その結果、スプライスプレートを小型化することができる。(鋼構造接合部設計指針)

​高力ボルト・普通ボルト 2級
  ③ 47KN×4本×1.5(短期)=282KN  3番が正しい

   高力ボルトの相互間の中心距離は、ボルト軸径の2.5倍以上とする。  正しい

   高力ボルト軸径27㎜未満は、軸径+2㎜以下の孔径とする。  正しい

   先に高力ボルトを締め付けた場合は、高力ボルトと溶接に応力を分担させることが
     できる。  正しい

   高力ボルトと普通ボルトの併用は、全応力を高力ボルトが負担する。  正しい

   普通ボルトは、振動・衝撃又は繰返し応力を受ける箇所には使用してはならない。
     正しい

  × 二面は一面の2倍なので、一面は二面の1/2となる。尚、短期は長期の1.5倍なの
     で、長期は短期の2/3倍。  誤り

   普通ボルトで締め付ける板の総厚は、ボルト径の5倍以下とする。  正しい

   高力ボルトの相互間の中心距離は、ボルト公称軸径の2.5倍以上とする。正しい

10 〇 二面摩擦は一面摩擦の2倍。  正しい

11  普通ボルトを構造耐力上主要な部分に使用する場合は、戻り止めの措置を講じなけ
     ればならない。(建物規模の規制もあり)  正しい

12  最小縁端距離は、ボルトの径と材縁の仕上げ方法に応じて決められている。正しい

13 × 高力ボルト摩擦接合は、摩擦力のみで応力を伝達する。  誤り

14  高力ボルト摩擦接合は、ボルト軸をせん断する方向の圧縮力、引張力が作用する継
     手に使用することができる。  正しい

15  構造上主要な部分に高力ボルトを使用する場合は、2本以上配置する。  正しい

16  3本以上並ばない場合は、高力ボルトの公称軸径の2.5倍以上とすることができる。
     正しい

17  普通ボルトを構造耐力上主要な部分に使用する場合は、戻り止めの措置(二重ナッ
     ト、コンクリートへの埋込、溶接)を講じなければならない。
     (建物規模の規制もあり)  正しい

18  高力ボルト摩擦接合においては、正確な締め付け力の確保が重要なので、JISで規
     定する摩擦接合六角ボルト、六角ナット及び平座金をセットで用いる。 正しい

19 × 高力ボルトの相互の中心間距離は、公称軸径の2.5倍以上とする。  誤り

20  高力ボルト摩擦接合によって接合する場合の摩擦面は、一般に、黒皮、浮き錆、油
     及び塗料を取り除き、赤さびを発生させる等の処理をする。  正しい

21  最小縁端距離は、ボルトの径と材縁の仕上げ方法に応じて決められている。正しい

22 × 二面摩擦は一面摩擦の2倍。  誤り

23  フィラープレートは、両面とも摩擦面としての処理を行い、材質は母材の鋼種に
     関わらず400N/㎟級の鋼材を用いる。  正しい

24  普通ボルトを構造耐力上主要な部分に使用する場合は、建物規模が、軒高9m以下、
     スパン13m以下かつ、延べ面積3,000㎡以下の建物に限る。  正しい

25 × 高力ボルトを先に締め付けた後に溶接を後に行えば、両方の耐力を加算できる。
     誤り

26 〇 一つの継手に高力ボルトと溶接を併用する場合、先に高力ボルトを締め付けた場合
     は全応力を高力ボルトと溶接に分担させることができる。  正しい

27  高力ボルト摩擦接合のすべり係数は、赤さび処理等の場合は0.45(溶融亜鉛メッ
     キの場合は0.4)。  正しい

28 × フィラープレートは、両面とも摩擦面としての処理を行い、材質は母材の鋼種に関
     わらず400N/㎟級の鋼材を用いる。母材と同強度とする必要はない。  誤り

29  長期、短期とも二面摩擦は一面摩擦の2倍。  正しい

30  曲げモーメントを伝える接合部のボルト、高力ボルトならびに溶接継目の応力は、
     回転中心からの距離に比例するものとみなして算定する。  正しい

31  高力ボルトの相互間の中心距離は、ボルト公称軸径(呼び径)の2.5倍以上とする。
     正しい


高力ボルト・普通ボルト 1級
  × ボルト孔の径は、1㎜を超えて大きくしてなならない。径が20㎜以上の場合は1.5㎜
     まで大きくすることができる。  誤り

   高力ボルト摩擦接合の1面せん断の短期許容せん断応力度は、0.45T₀。  正しい

   高力ボルト摩擦接合では、すべり耐力以下の繰返応力が作用してもボルトの軸力の
     低下や摩擦面の変化は起こらない。  正しい

   高力ボルトの最小縁端距離は、ボルト径及び鋼材の縁端の種類に応じて定められて
     いる。同一径でも、手動ガス切断縁の場合は、自動ガス切断縁に比べ大きい値に定
     められている。  正しい

  × せん断力と同時に引張力が作用する場合は、高力ボルトの許容せん断応力度は引張
     力の大きさに応じて低減する。  誤り

   高力ボルトが同一径の場合、一面摩擦接合4本締めの許容耐力は、二面摩擦接合2本
     締めの場合と同じとなる。  正しい

  × 高力ボルト摩擦接合は、摩擦力によって応力を伝える接合方法である。ただし、終
     局時においては、ボルト軸部のせん断力と母材の支圧力によって応力を伝える。  
     誤り

   高力ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径が27㎜未満では+2㎜以下、公称軸径27㎜
     以上では+3㎜以下とする。  正しい

   高力ボルト摩擦接合のすべり係数は、赤さび処理等の場合は0.45(溶融亜鉛メッキ
     の場合は0.4)。  正しい

10  高力ボルト摩擦接合は、摩擦力によって応力を伝える接合方法である。 正しい

11  せん断力と同時に引張力が作用する場合は、高力ボルトの許容せん断応力度は引張
     力の大きさに応じて低減する。  正しい

12 × 高力ボルトを先に締め付けた後に溶接を後に行えば、両方の耐力を加算できる。
     誤り

13  長期、短期とも二面摩擦は一面摩擦の2倍。  正しい

14  高力ボルトの相互間の中心距離は、ボルト公称軸径(呼び径)の2.5倍以上、孔径
     はボルトの公称軸径が27㎜未満では+2㎜以下とする。22×2.5=55㎜以上 
     22+2㎜=24㎜以下。  正しい

15  肌すきが1㎜超の場合は、摩擦面としての処理をしたフィラープレートを挿入する。 
     正しい

16  振動・衝撃・繰返応力を受ける接合部には、普通ボルトは使用できない。高力ボル
     トを使用する。  正しい

17  高力ボルトの最小縁端距離は、ボルト径及び鋼材の縁端の種類に応じて定められて
     いる。同一径でも、手動ガス切断縁の場合は、自動ガス切断縁に比べ大きい値に定
     められている。  正しい

18  高力ボルト摩擦接合一面せん断の長期許容せん断力応力度は、0.3T₀。 正しい

19  肌すきが1㎜超の場合は、摩擦面としての処理をしたフィラープレートを挿入する。
     1㎜以内はフィラープレイト不要。  正しい

20  肌すきが1㎜超の場合は、摩擦面としての処理をしたフィラープレートを挿入する。
     正しい

21  高力ボルト摩擦接合二面せん断の短期許容せん断力応力度は、0.9T₀。 正しい

22  高力ボルトは、強度を上げると遅れ破壊が生じるが、その主原因である水素に対す
     る抵抗力を高めた超高力ボルトF14Tを用いると、ボルトの本数を減らすことがで
     き、その結果、スプライスプレートを小型化することができる。  正しい

23 × 高力ボルト摩擦接合二面せん断の短期許容せん断力応力度は、0.9T₀。  誤り

24  高力ボルト摩擦接合は、ボルトの軸に導入された張力によって生ずる接合部材間の
     摩擦力によって応力を伝達する。接合された部材間の摩擦面にすべりが生じない限
     り高力ボルトにせん断力は生じない。  正しい

25 × 高力ボルト摩擦接合のすべり係数は、0.45(溶融亜鉛メッキは0.4)であり、摩擦
     面の数は関係ない。  誤り

26  せん断力と同時に引張力が作用する場合は、高力ボルトの許容せん断応力度は引張
     力の大きさに応じて低減する。  正しい


今回は、高力ボルト・ボルトに関しての問題でした。許容せん断力の考え方や施工の問題でも出題される数値(間隔、孔径等)はしっかり押さえたいところです。次回は溶接についてです。


今日はこんな言葉です!
『常に何かに挑戦していれば輝きは失われない。挑戦してその結果が成功だとか、失敗だとかではない。挑戦したときがもう成功といえるのではないだろうか。 』 (三浦 知良) ​​





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Last updated  Oct 28, 2022 09:09:17 PM
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