ワクチン接種について
先日のホメオパシーの授業で(人間の)ワクチン接種が話題になりました。私はインフルエンザも罹ったら寝てればいいじゃん、という人間なので、インフルエンザの予防接種などはしたことがないのですが、意外と最近は子供のワクチン接種を積極的に避けるお母さんも多いのですね。それに比べるとペットのワクチンは毎年受けさせるのが、模範的な飼い主と思われているふしがあります。私も昔はよかれと思って毎年受けさせていました。(10歳以降は2回くらいしか受けさせなかったけど)でも・・・ほんとうはそうではないらしい。ワクチンの効果は1年ではなく3年くらい継続するというニュースも何年か前にアメリカから入ってきました。(日本ではなぜかほとんど話題になりませんでしたが)と、いうか、近隣では、パルボとかジステンパーにかかった犬の話なんて聞いたこともないのに、そんな幻のような病気の予防、ほんとに必要なんだろうか。そうは思っても、素人の私がそんなこと言ったところで、変なこと言い出すおかしな人、で終わってしまう。こっそりそういうことを耳打ちしてくれる良心的な獣医師はいても、まわりに遠慮してか、声高には言ってくれない。と思っていたら、いました。大っぴらに言ってくれていた開業医さんが!私が100万回くらい説明するより、獣医師が一回言ったほうがよっぽど説得力がありますもんね。大胆にも『混合ワクチンは3年毎の接種を』とHPに掲載しているのは、こちらの動物病院です。でも勇気ありますね。こんなこと言い切って、きっと獣医師会からはにらまれているのでは。狂犬病やワクチンの予防注射は獣医師にとっては大切な収入源。これを読んで、ちっ!と舌打ちしている人もいるはず。アメリカ獣医師会は、ジステンパー、パルボウイルス性腸炎、伝染性肝炎(と狂犬病)のワクチンをコア(必須、という感じでしょうか)と定めています。だったら、最近の8種とか9種混合は何?ですよね。しかも混合ワクチンではなく、個別ワクチンを毎年順繰りに接種していけばいいとのこと。そのあたりの詳しいことは英語ですが、こちらなどに載っています。で、それと対照的なのが日本小動物獣医師会のサイト。 「常に免疫力をつけるためにはワクチンを毎年接種する必要があるのです」って言い切ってますね。こういうのって詐欺罪とかにならないのかしら・・・ワクチンについて詳しく知りたい方にはこちらの本がお勧めです。私が勝手に師と仰ぐ本村伸子先生のフレンドの遺言状―それでもあなたはワクチンを打ちますか? 木村先生は、ペットが健康に過ごすためのナチュラルケアについて他にも本を出されています。こちらもお勧めです。犬と猫のためのナチュラルケアシリーズペットの健康を真剣に考えている飼い主さん、必読です。