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テーマ:お勧めの本(7255)
カテゴリ:むぎこの本棚
蒲公英草紙をよみました。 このまえの出張の友(帰りの列車用)です。 感想は・・・列車の中で泣きました。 なんでかわかんないけど 確かに涙が出てもおかしくない物語だけど まさか列車の中でぐすぐす泣くとは思いませんでした・・・不覚。 そんでもって「泣いた」ということばに今回は絵文字とかイラストを付けたくない気持ちです。 本を閉じ 帯の「僕、聡子様を『しまった』んだね。』ていうのをみてまたないた・・・。 主人公は峰子さん ごく普通の少女 時代は戦前 植村という村でのものがたり そこに春田一家が訪れます。 不思議な力を持ち、各地を流れ歩く常野一族の一員 村と彼らとの関わり 一冊丸ごとに愛が満ちています。 そして印象的なのは植村のお嬢様『聡子』さまのこと 名前の通り聡い少女。 そして透明感のある美しさをもっていて外見と同じ美しい魂をもっている。 感じたのは 彼女の発する光の暖かさ 透明さや輝きから冷たさや無機的な印象が全くないのです 蒲公英草紙は峰子の日記ですが 蒲公英という言葉の温かい響きは聡子様そのものといえるかもしれません。 温もりのある日射しのような聡子様 峰子との約束のように「ピンクのリボン」を結んで女学校に行けなかった 神に愛されすぎたようにも思います おすすめの一冊です。できれば順番に 光の帝国からがおすすめ まだよんでませんがこれならエンドゲームも是非読みたい物です。(でも勝手に本へのハードル高くしそうで・・・ちょっと不安) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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