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テーマ:お勧めの本(7264)
カテゴリ:むぎこの本棚
恒例の移動中の読書です
シートン(探偵)動物記はい、歴史物の得意なあのかたのシリースです。 80歳となってもなおかつ元気なシートン先生にある新聞記者が取材をすると言うかたちで話しは出来ています。 出だしでなにも聞かないで服装やしぐさから新聞記者の正体をシートンが当てる 動物への観察眼をそのまま人にも応用し、まるでシャーロックホームズのようです。 といってもこの話の中で、本当の探偵は狼だったり、カラスだったり、猫だったり、灰色リスだったり・・・そうこの本は「動物」たちの探偵の話しなのです。といっても「三毛猫ホームズ」やそのほかの物語のように動物達はまったく擬人化されていません。 動物達は動物のまま謎を解いていくのです。 そこはつまりその動物達の謎解きを解釈できる天才的な動物学者シートンがいるからこその話しなのですが。 子供の頃シートン動物記がとても好きだったので楽しく読めました。 そうそう一番初めのカランボーの悪魔 狼王ロボの話しですが、あれは最後のところで本当に頷きながら読みました。 シートン動物記って楽しく作った物語ではないので、結構、子供には理不尽だったり哀しいはなしもあるのですが、あの狼王ロボの最後は今でもずっと引っかかっていたのでした。 生きていくのには仕方ないのだけれどなぜあんなに美しく、賢く、素晴らしい生き物を殺さなくてはいけないのか、人間にそんな権利があるのか・・とかそしてあんなに優れたロボが気まぐれで考えなしのブランカによって身を滅ぼしてしまうのは変だ・・・。子供の頃おもいました。 大人になってからはそれなりに生活していくためにはロボを倒さなくてはいけなかったのだろうとか、雄はメスによわいんだなあとか・・思うのですが それでもいまでも思います 狼王ロボ・・・もう一つの終わり方はなかったのだろうかと。 この柳さんの本って読みやすい。今度は100万のマルコに挑戦しようかな 【古本】百万のマルコ/柳広司 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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