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カテゴリ:【作業療法)提供する作業の目的
予告通りカラオケについて
考えてみたいと思います。 音楽なので得意分野です笑 STEP1 前回に準じて まずは大きな形で考えてみると カラオケも うまい下手は気にしますよね? さらに懐かしい曲を聞くと そのときのPVや友人が 不思議と思いだされませんか? 「今の気持ちを歌えた」 「リズムにのれた」 「懐かしい曲で高校時代を思い出した」 こんなところから ◆自己表現を促す ◆自己効力感を促す ◆回想が促される なんて言い方をします。 ちなみにですが 音楽の特性として 直接情動に働きかける なんて言い方をします。 大きくこんなとこを カラオケではひきだしているんですね! STEP2 さて少し細かく見ましょう。 作業分析をします 1歌本から楽曲を選ぶ 2リズムに合わせて歌い出す 3抑揚や声を震わせてみる 歌なので 工程は少ないですが 1では視覚性の転導性注意 2,3では聴覚性の選択性注意と 聴覚認知を大きく使っています。 ◆聴覚注意機能の賦活 という表現はいかがでしょうか。 あとは大きな声をだして 歌に気持ちをぶつけるようなイメージで ◆適応的発散(ストレス解消) なんかも促されますね。 繰り返しになりますが 統合失調症なんかのお薬は 副作用で認知機能が落ちるものもありますし そもそも症状として認知機能障害があります。 そこで認知機能を自然と使う リハビリと併用が大切なんですね。 STEP3 最後に作業療法をする場について考えてみて 集団でおこなっていることが多いので 自然と「上手いね」と言い合ってみたり 人の歌っているのを聴いて「真似してみよう」 と思ったりします。 ◆対人交流の促進 ◆他者をものさしとする これは集団療法共通の 目的になりますでしょうか。 カラオケは待ち時間 聴く時間もありますから 各々目標を持つことも しやすい作業と思われます。 また、 カラオケでは上手く歌えなくても 合唱ではリズムに合わせて 歌えるかたもいます! 個別に対応していくと よいですね! とても参考になるのが やっぱり山根先生! これをみると目的など イメージしやすいですよ! ![]() 精神障害と作業療法 第3版-治る・治すか (単行本・ムック) / 山根 寛 著 精神科 作業療法 OTR OTさん 遊んでるだけ カラオケ 歌 目的 高齢者 介護 レクリエーション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.16 22:56:34
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