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テーマ:たわごと(26758)
カテゴリ:仕事のこと全般
新年からのビールの値上げについては、得意先の飲食店の方についても同じように
年明けから実施させていただいた。 もちろん話をしてスグ実施というわけにはいかないので、昨年末から徐々にアナウンスをしていって、 理解を求めてきた。 今回は酒税の増税とかそういう理由ではないだけに、飲食店から相当の反発があるだろうな、 と覚悟していたのだが、話をしていった限りでは意外と皆さんおしなべて冷静に受け止められてたようだ。 何を勘違いしたのか「みんな小泉さんが悪いのよ!」と言っていた料理屋の女将さんがいたが、 まあこのあたりはご愛嬌。 主な反応としては、「まったく何考えてるんだ、メーカーは」とお怒りの方は案外少なく、 「痛いなぁー」と言いつつも最終的には「でもしょうがないか」と受け止めてくださる方ともども、 各3分の1ずつと見受けられた。 じゃああとの3分の1はどうかというと、これがなんとも気のない反応。 「上がるの? ふぅーん、いくら? いつから? あっそう、上がるって言うんならしょうがないねー」 といった感じで、何だかちょっと肩透かしを食らったような気さえする。 納得してくださった方にこんなこと言うとバチが当たりそうだが、 「上で決まったことには逆らえない」というようなニュアンスが感じられるのだ。 昔から日本人には「お上には逆らえない」という気風が根強く残っているように思うのだが、 今回は「お上 = 行政」と「メーカー」の違いこそあれ、やっぱり同じような考え方が ベースにあるように思われる。 言ってみればこれが日本人気質なのかもしれない。 戦前あたりはそれが美徳だったんだろうが、今は価値観がまったく違っている。 外国人に言わせると、日本人がどんなに政治に不満があっても声を上げようとしないのが、 不思議でならないらしい。 今の政治状況だと外国なら暴動になってるよ、とも言う。 私自身もそう積極的に声を上げるほうではないので偉そうなことは言えないが、 自分たちが行政を動かして行こうという気概が感じられないのだ。 選挙での低投票率にもそれは如実に現れている。 このままでは本当に日本はエライことになってしまうかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月12日 18時11分24秒
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