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テーマ:「屋業」の人々(234)
カテゴリ:仕事のこと全般
お客さんが来店し、レジで精算する。
商品を渡して、おカネを頂いて、お釣りを渡す。 そして「ありがとうございました」とお辞儀をして見送る。 私の仕事は一旦ここで完結するはずなのだが、その後お客さんは一生懸命に釣り銭を財布に入れようとする、 あるいは購入した商品を一生懸命にカバンに押し込もうとしている。 その動作が結構長いお客さんがたまにいらっしゃる。 その間私はどうしているべきだろうか? もちろんよく見知った方であれば、その間に世間話の一つも出てくるところだが、 まったくの一見さんの場合だと、同じようには話し掛けづらいものだ。 何とも言えない沈黙がふたりの間を流れるのだが.......。 そういう場合でも私はやはり、お客さんがレジを離れるまではそこを動かず、 お客さんが離れるときに再度一礼して「ありがとうございます」と言うようにしている。 お客さんを残して自分だけがレジを去るのも、なんとなく失礼じゃないかな、という気がするからだ。 しかし自分がお客の立場として他の店へ買い物に行って、同じようなシチュエーションになったとき、 意外と私のことはお構い無しに、サッサとレジを離れてしまう店員さんは案外多い。 先ほど、こういうのは何となく失礼じゃないかと思う、というようなことを書いたが、 自分が客になってみると案外、ずっと自分に相対して立っていられるのも逆にうっとうしいかな、 という気がしないでもない。 まあこうなると原則論ではなく、 結局はお客さんの性格次第、というように結論付けてしまわざるを得ないな。 皆さんはどうだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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