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テーマ:今日のお出かけ ~(8004)
カテゴリ:お出かけネタ
またまた先日長野へ行ったときのハナシの続きである。
いつもならクルマで出かけるところだが、ガソリン代も上がっていることだし、 参考までにクルマと鉄道と両方の交通費を比較してみたら、なんとクルマで行くほうが 8千円も高いということに気がついた(ちなみにクルマは高速道路利用、鉄道は特急列車利用)。 まあ今回の行き先はたまたま駅から歩いてスグのところでもあるし、 お酒を口にすることもあるだろうから、ということで今回は列車で出かけた。 列車で長い距離を移動するというのはずいぶん久し振りのことだが、これがなかなか良い。 沿線の景色を存分に堪能できるのは、クルマにはない楽しみだ。 クルマだと運転に集中しなければいけないから、というのもその理由のひとつだが、 そのほかにも、得てして「道路」よりも「線路」の方がより辺鄙なところを走っているから、 ということもある。 特に長野へ向かう中央本線~篠ノ井線というのは、その行程の大半が“山の中”だ。 標高の低いところはまだまだだが、木曽の山々はもうすっかり色づき始めていて、 赤・黄・緑・橙などの色がまるで切り絵のように、絶妙のコントラストを描きながら 山肌に張り付いている。 山あいの村には、たわわに実った柿の木なんかが見られる。 まるで日本の「原風景」に触れているような気持ちになって、 それだけで心が「ホッコリ」としてくるのだ。 またこの沿線には、見所も多い。 木曽川の清流に沿って走る中に、有名な『寝覚の床』という名所があるのだが、 これが車窓からバッチリと見える。 そして長野に着く少し手前には、有名な『姨捨山』がある。 なんでもJR姨捨駅から望む、眼下に広がる善光寺平の大パノラマは、 旧・国鉄時代から「日本三大車窓」のひとつに数えられている素晴らしいものだ。 そしてありがたいことに、特急電車でこれらのスポットを通るとき、 車内放送でそのことを教えてくれるのだ。 おそらく休日だけのサービスだろうが、なかなか粋な計らいではないか。 おかげで姨捨からの風景は、窓ガラス越しにデジカメに収めることができた。 かつて私が列車で全国各地を旅して廻っていたとき、 常に窓を開け放して車窓から望む風景を何枚もカメラに収めていたことを、ふと思い出した。 あ~、またどこかへ行きたくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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