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テーマ:「屋業」の人々(234)
カテゴリ:業界ネタ
「酒屋が金儲けするための手っ取り早い方法は何か?」
半ば冗談交じりで交わされることもあるこの問いに対する回答は、 「請求書をつぶさにチェックする」ということだ。 恥ずかしい話ではあるが、それだけ酒販業界の請求書というのは、穴が多い。 我々の仕入先である卸問屋の場合、 商品単価がズバリそのものの「NET価格」で表示されるのなら、それほど間違いはないのだが、 いわゆる「建値」で伝票を発行しておいて、請求書段階で「値引き」を起こすという、 昔ながらのやり方が残っているところが少なくない。 実はこの「値引き」がクセモノで、 値引き単価が違っていたり、値引きの計上そのものが忘れられていたり、ということが往々にしてある。 私もこの店に来た当初は、わりとマメにチェックしていたものだが、 これも結構面倒な作業なので、しばらく間違いが無いと、どうしても安心感からチェックを怠ってしまう。 そして何かの拍子に値引き漏れなどが表面化して、それに付随して過去を遡ると、 何年も漏れたままだった、ということもある。 もちろんそれに気付かなければ、損をしたままで済んで行ってしまうところだから、 これはバカに出来ない。 かといってこれは、相当几帳面な性格でないと、 パーフェクトにチェックするのは難しいというのが実情なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月02日 19時35分11秒
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