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テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:音楽の話
ずいぶんと前のことになるが、兄から「クラシックCD集」なるものを譲り受けた。
通販か何かで衝動買いしたのはいいが、結局全部聴く前にその気が失せてしまったらしく、 中にはまだ包装フィルムすら未開封のものも何枚かある。 全数十巻から成るたいそうなものだが、どういうわけかいくつか欠番があるので、 ネットオークションに出すわけにもいかない(笑)。 まあ私もクラシック音楽は嫌いではないので、全部もらい受けてボツボツと聴いていくことにした。 ところがこのクラシック音楽というものは、ある意味厄介なものだ。 いや、音楽性がどうの、とかそういう問題ではない。 比較的一本調子のポピュラーミュージックに比べて、 メリハリのハッキリしているクラシックは、音量のレンジが桁外れに広い(特にオーケストラもの)。 弦の音が蚊の鳴くようにしか聴こえないところがあるかと思えば、 突然管と弦がいっぺんにドーンと地鳴りを立てるように響くところがあったりする。 普通の音量で聴いていては、音の小さいところが聴こえないから、 どうしてもボリュームを上げ気味にせざるを得ない。 しかし私が音楽を聴く時間というと、平日の夜中、もしくは休日しか無い。 もちろん夜中にそんなに大音量で聴くことは出来ないし、 休日の昼間でも子供たちが騒々しかったりするので、落ち着いて聴くことが出来ないのだ。 それならヘッドホーンで聴けばいいか、と思いきや、前述した音量レンジの広さがここでも災いし、 音の小さいところを基準に音量を合わせると、音がデカくなる箇所では鼓膜が破れそうになってしまう。 それに私は基本的にヘッドホーンで聴くのはあまり好きではないし、 ましてやクラシックのように、音が伝わってくる空気感そのものを楽しむような音楽を、 ヘッドホーンで聴くというのはあまりにも悲しいものがある。 そんなこんなで兄から譲られたCDには、いまだに未開封のものが残っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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