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「小山少年のイリコ売り また持って来い!!」の解説・・2 山中直樹記 イリコは要りませんか!! 小山少年が、新聞紙に小分けして包んだ「イリコ」をかざしながら、「イリコは要りませんか!!」と叫んでいます。 小山少年の目を丸くした、真剣な表情を見て取ることが出来ます。 右手には、「フロシキ」からイリコが飛び出しており、「イリコ」の包みだと判るところが楽しい。 見所は、この「フロシキ」の立体感にあります。 小山少年が持つ「イリコ」が包まれている「フロシキ」包みは、三本の線と顔を出す「イリコ」とで、見事な立体表現となっているのが判ります。 最小限、必要不可欠の「線と面」による表現は、まさに、日本文化の伝統たる「負の思想」に適うものです。
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Last updated
2006/07/07 10:00:00 AM
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