低コレステロール血症を改善する元祖・・112
『脳力』は、『素肌美力』、『抗加齢力』に通ず・・21わが国は、動物性脂質、タンパク質摂取量を増してから、心疾患、脳血管性疾患の死亡率は低下している・・18 ・・健康イキイキ選択の人類史・・低脂質、高炭水化物食は問題!! わが国の戦後の食生活は、高炭水化物、低脂質・低動物性タンパク質摂取スタイルでした。 しかし、一日のエネルギー摂取カロリー量は、既に、何度も取り上げていますように、戦争直後の1946年(昭和21年)では、1,903kcalだったのですが、近年は、再び低下して、2004年(平成16年)では、1,902kcalとなっています。 戦後の若者は、近年のような高齢化社会ではありませんでしたから、今日の若者より、平均すれば、高カロリーだったと言えます。 しかし、一日カロリー摂取量は同じでも、終戦直後と今日とは、大きな違いがあります。 以下の如くです。 一日総カロリー(kcal)の内で、炭水化物、脂質、タンパク質のそれぞれが占める%<()は動物性>で示します。 一日総カロリー 炭水化物 脂質 タンパク質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1946年 1,903 81.1 6.9 12.4(2.2) 2004年 1,902 55.9 25.6 14.9(8.6) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一目明瞭に、戦争直後は、高炭水化物(81.1%), 低脂質(6.9%)で、近年(2004年)は、炭水赤物摂取量は低下(55.9%)して、脂質摂取%は、25.9%間で増加していると判ります。 現代の若い人たちには、想像出来ないと思いますが、身長は低く、痩せ細った、如何にも栄養不充分判るような体型でした。 今日の若者では、背は高く、細身ではあっても、栄養失調とは思えない体型です。 前回紹介しました『メタボの罠ー「病人」にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書)にあっても、“「ちょいメタ」が最も長生き”、“コレステロールは大切な脂質”、“やせていても糖尿病になる”などの章を設けて、高炭水化物、低脂質の食事スタイルの危険性を指摘をしています。 その理由は、以下の如くです。 炭水化物、糖質は、吸収・分解されやすく、速やかなる血糖上昇となり、血糖値の急速な上下は、例え、糖尿病ではなくとも、動脈血管の障害を誘発するのです。 一方の脂質やタンパク質は、糖質優先のエネルギー消費のために、血糖値の上昇がゆっくりとなります。 そして、タンパク質は、脂質と共に、脳、筋肉や肝臓などの臓器に取り込まれて、脳、筋骨や臓器の再生・維持に必要だからです。 つまり、炭水化物は、消費エネルギーとして優先されるのに対して、脂質、タンパク質は、「脳力」、「健康力」ある『人間力』発達に有益なのです。 しかし、動物性の脂質、タンパク質依存度は、現状では、まだ低いと言えます。 つまり、ホモ属が、肉食を開始してから、脳は大きくなり、道具や農穀の知恵を獲得して、今日の『人間力』となったのです。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・11・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・11・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・5』が話題です) (Googleでは、『オタピーラプソディー;「脳力」は「健康力」を・・5・・「健康力」の常識は変わっている;『メタボの罠ー「病人」にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書)』が話題です) (はてな日記では、『オタピー茶の湯;日常茶飯の「こころ」・・36・・オタピー茶の湯は日本のグローカル文化;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・36・・会所の喫茶・茶の湯・・足利義政』が話題です)お気に召したらクリックどうぞ →