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テーマ:映画レビュー(890)
カテゴリ:映画
社会的に大物実業家であり、プライベートでは妻や娘をこよなく愛す良き夫アール・ブルックス(ケヴィン・コスナー)。 その完璧なまでの人間像の裏には残忍な連続殺人鬼としてのもうひとりの人格・マーシャル(ウィリアム・ハート)が存在していた。
秘密裏にアルコール依存症患者の集会に出席し(罪を告白する集会)、善と悪の葛藤に苦しみ続けるブルックスだが冷徹無慈悲なマーシャルに支配権を渡してしまう。 理想像を精神面で維持させる為に相反する人格を創造し、完全犯罪を行うことでバランスを保つ。
ケヴィン・コスナーが正統的で、堂々たる風貌であるがゆえにより恐怖心があおられる。 マーシャルという邪悪な影がいつも傍らに付きまとい、友人のように話しかけてくるという演出が良かった。
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最終更新日
2009.11.15 02:55:23
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