いよいよ出産
LDRに移動して、麻酔を入れてもらうと、5~10分くらいで麻酔が効き始め、痛みや苦しみが遠のいていきます。人によっては気分が悪くなったりするようで、何度も気分やおかしなところはないか確認されました。背中のチューブを麻酔が下りるとき、ひんやりと冷たい感覚があり、すぐに足がしびれてきて感覚が無くなってきます。すると、陣痛もお腹がちょっと張る程度に感じられ、私は陣痛中さえも寝れるほどでした。そのおかげか?陣痛の間隔も、2分くらいまでは縮まるのに、いつのまにか10分になっていたり、15分になっていたりと微弱陣痛が続き、なかなか軌道に乗らず、結局朝までうとうとしながら、麻酔が切れると追加してもらい、とうとう夜が明けてしまいました。朝になり、おにぎりとヨーグルトの簡単な朝食を出してもらい、いよいよ本格的な誘発に入ることになりました。錠剤を飲み、段階的に点滴を打っていきます。点滴を打ち始めると、NSTの波形は劇的に変化しますが、私は麻酔のお陰でお腹が張る程度。痛みはほとんど感じませんでした。1度に打った麻酔が効く時間はだいたい1時間半程度だそうですが、私は2時間~2時間半程は余裕でした。お腹の赤ちゃんはとても元気で、かなりのマイペースさんだったようで、それでもなかなかお産は進まず、結局9時頃助産師さんに人工破膜をしてもらってから、一気に進み、お昼に元気な産声をあげました。産まれてすぐに抱かせてもらい、その後処置をして、病室に戻れたのは夕方でした。食事は朝に取ったおにぎりとヨーグルトだけだったので、とにかくお腹が空いて、お産も長期戦だったので「やっと終った~」と疲労感でいっぱいでした。けれど、一人目のときの「本当にどこもかしこもぼろぼろ」という状態とは違い、お産で疲れたというよりも、どちらかというと、「ゆっくり寝れなくて疲れた」という感じでした。お産についての感想は、極期の時、いきみ感と苦しさはありましたが、麻酔を打つと我慢できる程度。全然痛くないのに、自分でもよくいきめたな~と思いますが、助産師さんの誘導でちゃんとできました。(これは1度経験しているからかも知れません。)むしろ、一人目の時よりスムーズに出来ました。これはやはり、痛みがなく、冷静だったからだと思います。産後の回復も早いと聞いていましたが、本当に早かったです。無駄な体力を使わなかったせいか、なぜかあまり疲れなくて、細切れ睡眠も余裕でした。それだけ普通のお産が大変なことなんだと思います。そして、何よりもびっくりしたこと。生まれてきた赤ちゃんが長女そっくりのコピーだったこと。同じのが出てきた~。と、本当に思ってしまいました。そして、赤ちゃんがこんなにもかわいかったのかということ。小さいだけでかわいい。(年の離れたきょうだいだから尚のことだと思います。)生んで本当に良かった。生まれてきてくれて、本当に良かった。......................................................................おしまい。