ハリウッドアクションドラマの殺陣師になりたい。。
私の場合、デスクワーク中心の会社員のため、ずっと「在宅勤務」が続いている。振り返れば今年の3月の半ばから「在宅勤務」が始まったのだから、ほぼ自宅で過ごす生活が始まって半年以上が過ぎた。マンションが多いエリアに住んでいるため、徒歩圏内にスーパー、コンビ二がある。なので、毎日外出をして、食材を買いにスーパーへ行く。プリントやコピー、PDFデータ化などをしに近くのコンビニにたまに行く。その程度なのだ。外出歩きの頻度や距離は。週一回、空手道場へ指導に行く。でも、コロナの影響で稽古に来る生徒は少ない。ちょくちょくランニングも続けている。しかし、コロナ渦以前と比べて圧倒的に運動量が減った。。仕事しているときと仕事していないときの時間的・空間的隔たりが無くなって、コロナ渦以前と比べると全く異なる<妙な>状態が続いている。そんな話はどうでもいい。自宅で過ごす時間が圧倒的に長くなったので、時間つぶし代わりに私は有料配信でハリウッド映画やアメリカのドラマをよく見て過ごした。で、思ったのです。『全空連の型競技における「団体型」を必死にやっておけばよかった!』と。現在、開催が危ぶまれる東京オリンピックで採用された<空手>の競技は「個人組手」と「個人型」なので、この想いはオリンピックとは関係ありません。私がやればよかった・必死に取り組めば良かったというのは、正確に言うと、3人で型をシンクロさせて行う「団体型」の演武の後に披露される【分解型】のことです。『これ、すごいじゃあないですか!!』団体型 https://www.youtube.com/watch?v=LNWeZFj6xqg&feature=emb_rel_pause香港映画のカンフーファイトのテイストを取り入れワイヤーアクションを使用し、当時斬新な映像表現で話題をかっさらった1999年公開の映画「マトリックス」。恐らくこの映画製作の前後からそうなったのでしょう。ハリウッドのアクション映画に取り入れられる格闘シーンでの【殺陣(たて)】のテイストは、この在宅勤務中に私が見たハリウッド映画やドラマではどんどん<香港映画化>しており、今やそれに<ブラジリアン柔術>っぽいテイストの【殺陣】まで加わっています。かつてのハリウッドアクション映画の格闘シーンは、往年の西部劇や「ランボー」なんかもそうだった印象がありますが、出演する俳優たちが大きく振りかぶったフックパンチで派手に殴り合うような、アメリカンファイトスタイルでした。現在のハリウッド映画のアクションシーンの<香港映画化>というのは、『接近戦で中国拳法的<推手(という呼称が正しいのでしょうか?)>での攻防を激しく見せ、前蹴りでも食らわせようものならワイヤーアクションで吹っ飛んで、演者がケガしないような素材や作りで制作された机や家具に派手に激突して破壊する、というような演出シーンの増加』とでもいえばご理解いただけますでしょうか?いや~、クソ~!しかしですよ、もしわたしが【分解型】を必死にやって、自分で演武出来て、且つその演出ができたなら、香港映画のクンフーテイストに対抗できる「日本武術の殺陣(たて)師」として空手の分解型を用いたアクションを引っ提げてハリウッド映画界に打って出るのに~っ!!!!だって、すげえ"格好"いいじゃないですか。【分解型】。この「団体型」演武の後に行われる【分解型】は、敵がこう攻撃してきたら、こう反撃して、そうこうしているうちにもう一人の敵が攻撃してくるから、こういう技を使って倒してっていう、テレビや映画の時代劇中に出てきていたまさに殺陣ですよ。そして何よりも古伝の剣術・柔術の相対型と違うのは、観衆を巻き込み魅了する派手な演出です。演武者は、きりっと髪型を短くカットしてきちっとセットして、まるで糊が付けられたようにパリッとした純白の空手着を着て。1対2で繰り広げられる攻防の数々。遠い間合いからの美しさを感じさせる直線的な動き。攻撃が決まって敵を倒したときの裂ぱくの「気合」、そして睨みを利かせた「残心」と「見栄」。決まるたびに観衆は拍手喝采! これそのまんま使えるじゃんよ~、ハリウッドアクション映画の演出にィ~~。しかし、<無想会>の動きは「観る人が観たら分かる」という動きですし、四方八方の敵をバッタバッタと倒すような【殺陣】には向かない型なので、ハリウッドには向かないか・・・・。「日本武術とはいったいどんなものか!?」の一端をハリウッドで説明できる者にはなっているかも・・・。以上、在宅勤務で自宅での過ごす時間が増えたせいで生じた<私の妄想>でした・・。