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2009.09.28
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テーマ:鉄道雑談(1536)
カテゴリ:東武電車の話
皆様、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
昨日は富士急行線への「乗り鉄」に行ってまいりました。こちらも画像が整理でき次第、アップしたいと思います。

それでは本日も「東武特急歴史の旅」にご案内いたします。まずは時計の針を1959年(昭和34年)に戻す事にしましょう。

この年の9月22日、日光線の宇都宮~日光間が遂に電化され、ダイヤ改正が行われました。
当初は10月1日のダイヤ改正を予定していましたが、日光の秋の観光シーズンに合わせて繰り上げたものです。従来キハ55形で運転していた準急「日光」号も当然電車化されることになり、当初は標準的な新性能電車・153形を使う計画でしたが、国際的観光地・日光を訪れる外国人が利用しても恥ずかしくない特別車両が求められるようになりました。と言うよりも、1956年(昭和31年)に登場した、東武1700系ロマンスカー「白帯車」に負けない車両を、という考えでした。

そして登場したのが「日光型電車」とも呼ばれる157形準急電車です。

この157型準急用電車、基本的な性能は153形急行用電車と同じでしたが側窓は下降式、座席は特急「こだま」に使用されている151型同様、回転式クロスシートが採用されました。

しかし、準急用電車ということで冷房装置は準備工事に留められました。また日光線の25パーミルの勾配区間を走るため、先頭車はモーターが取り付けられた「クモハ」として電動車の比率を高め、下り勾配では電気ブレーキによる抑速ブレーキを使用するように設計しました。この技術は、後に電化区間が上越線や信越本線など勾配の多い路線に広がるにつれて、極めて有効なものとなりました。

塗装は黄色がかかったクリームに、窓周りは赤色と斬新的なものでした。途中のモハ156号車には、電気冷蔵庫を備えた売店も設けられましたが、これもライバル・東武1700系「白帯車」を意識してのものだったといえます。

モハ156の模型。高窓の所が売店だった。


14両製作された157形電車のうち、日本車輌製造東京支店製の6両は同年8月15日、川崎車輌製の8両は8月24日に落成して田町電車区(東チタ)に配置されています。日光線での試運転は慌ただしく、9月7日から東京~日光間で実施、新宿~日光間の通し運転は9月11~12日に行われました。

それでは、9月22日からの157型電車のダイヤを見てみることにしましょう。
●準急電車501T「中禅寺」号 新宿 7時14分→日光 9時11分(新設・季節運転)
●準急電車504T「中禅寺」号 日光16時20分→新宿18時20分(新設・季節運転)
●準急電車503T「日 光」号 東京 8時14分→日光10時11分
●準急電車506T「日 光」号 日光17時10分→東京19時17分
●準急電車505T「なすの」号 上野13時15分→黒磯15時19分(新設・季節運転)
●準急電車502T「なすの」号 黒磯10時53分→上野12時59分(新設・季節運転)
●快速電車951T       日光 9時23分→黒磯10時49分(料金不要)
●快速電車952T       黒磯15時23分→日光16時47分(料金不要)


この「日光型準急電車」への国鉄の力の入れ様はものすごく、運転初日の1番列車は朝のラッシュ直前の出発だったにも関わらず、盛大な出発式が催行されて、くす玉やハトまでが用意されたほどです。所要時間は気動車時代の2時間9分が、1時間57分へ一気に短縮されました。

「日光」号は毎日運転、「中禅寺」号と「なすの」号は3月20日~11月10日までの季節運転でした。(翌昭和35年には11月30日までに延長)

この他にも客車快速の格上げにより、80系電車による上野~日光間準急「だいや」号が運転されました。157形電車は2本しかなかったため、運用は結構複雑でした。朝に新宿から「中禅寺」号として出た編成は夜、「日光」号として帰京し、東京から「日光」号として出た編成は夜、新宿へ「中禅寺」号として帰京するものでした。

その年の10月31日には、日中の間合い運用を利用して上野~日光間に臨時準急「第2日光」号が運転されました。

●準急3805T「第2日光」号 上野12時50分→日光14時42分
●準急3804T「第2日光」号 日光10時24分→上野12時25分


この準急「第2日光」号も好評で、翌年も夏季臨時列車、秋季臨時列車として運転されました。昭和34年11月20日から翌年の1月31日までは、東京到着後の「日光」号を、そのまま伊東線の伊東まで延長運転しましたが、こちらは運転時間帯が夜間にかかるという事もあってか、乗車率はあまり良くありませんでした。
 
昭和36年3月1日、ダイヤ改正が行われました。この時157型電車も、増備により合計30両となり、6両編成5本が組成されました。これに伴い首都圏の観光地・伊豆と日光との直通季節準急電車「湘南日光」号が運転を開始しました。但しこちらは、季節により利用状況が異なるため、シーズンにより日光~東京間と東京~伊東間を分けて運転しました。また定期の間合いで運転される臨時列車「臨時日光」号も、東京~日光間に運転され、まさに「157形黄金時代」といった感じでした。

その他非電化だった常磐線からも、キハ55形2両による準急「常磐日光」号が日立~日光間(水郡線経由)に運転され、「日光誘客戦争」は一時、国鉄に軍配が上がったかのようでした。

しかし、東武鉄道も黙ってこの状況を見ていたわけではありませんでした。まず1700系特急車「白帯車」の冷房化改造を昭和34年末から昭和35年にかけて行いました。そしてその際に側窓は固定され、前面のヘッドライトが腰に付けられました。


改造された後の1700系「白帯車」模型


この時「白帯車」の最大の特徴だった「逆三角形ヘッドマーク」も姿を消し、前面貫通路に長方形の愛称板が設けられるようになりました。

「さち」号用ヘッドマーク


また急行用に転じていた5700系「A編成」“ねこひげ”も、分割・併合の不便さから前面を貫通式に改造されました。

青帯を締めて急行用になっていた5700系の模型

そして昭和35年、長年にわたり「私鉄特急の女王」とも呼ばれた、あの特急車が誕生するのです。しかし、その話はまた次回をお楽しみに。


東武デラックスロマンスカー


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最終更新日  2009.09.29 13:36:23
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