テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
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2/28より全国ロードショー。
"GOTHIKA" 監督・・・マシュー・カソビッツ 出演・・・ハル・ベリー、ロバート・ダウニーJr、ペネロペ・クルス、他。 ・物語序盤・ ミランダは女子刑務所の精神病棟に勤務する精神科医。 夫のダグラムは、この病棟の監督官であり、彼女の良き理解者だった。 患者の一人であるクロエは、悪魔にレイプされると訴えていた。 ミランダは、クロエが過去に義父によって性的虐待を受けていた事による妄想だと診察。 クロエは他人に信じてもらえない事がどれほど辛いか判るかと、ミランダを嘲笑した。 その夜、ミランダは車で帰宅途中に、奇妙な少女と出会う。 彼女は豪雨の中に立ち竦み、切り裂かれて血塗れだった。 しかし助けようとミランダが触れた途端、彼女は炎を上げて燃え上がった。 意識を失ったミランダが次に目覚めたのは、なんと精神病棟の一室の中だった…。 ホラーと言うより、サスペンス色が強かったです。 ジャパニーズ・ホラーの素材を取り入れても、やはり料理人がハリウッドの住人だと、こんな料理に仕上がってしまうのですねぇ…。 見事に怖くないホラーになってしまいました。 何故、下手に謎解き映画に走ってしまうのか? あと勧善懲悪の精神ときっちりとした起承転結。 この要素を入れると、テレビの二時間ドラマのノリになってしまうのに…。 それなりに楽しめましたが、まだまだ改良すべき課題が山積状態でしたね。 ストーリー展開も無理があったり、筋が通っていなかったり、オチがあまりにも見え透いていたりと、困った点が目立ちました。 一瞬、貞子動きをした幽霊も(笑)。 何故あそこだけ貞子だったのか…謎です…。 観るべき所は、女優陣の演技です。 ペネロペ・クルスが異彩を放っていました。 これまでは色気を売りにしている役が多かったのですが、今回はすっぴんで新境地を開拓しています。 女優には少しでも自分を美しく見せたいという願望があるので、なかなか醜い姿を晒してはくれないのですが、プロ根性を見せて思い切った顔で出ていました。 苦手な女優だったのですが、少し見直しましたね。 ハル・ベリーもこの映画では、セクシーさはかなぐり捨てて、追い詰められる精神科医を演じていました。 彼女達の体当たりの頑張りに拍手を送りたいと思います。 観終わった後、かなり疑問も残るのですが、展開がテンポ良く進むので、観ている間は飽きませんでした。 映画館で観るとちょっと損した気分かも…。 ホラーは取り敢えずチェックという方にだけお勧めしておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 20, 2004 08:56:21 PM
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