テーマ:TVで観た映画(3913)
カテゴリ:映画鑑賞記録
監督・・・清水崇
出演・・・奥菜恵、伊東美咲、上原美佐、津田寛治、尾関優哉、藤貴子、石倉力、本田大輔、藤井亜紀、谷津勲、他。 ・物語序盤・ 介護ボランティアをしている女子大生の仁科理佳は、無理矢理、痴呆症の老婆が居る徳永家の様子を見てくる様に仕事を押し付けられる。 彼女の自宅を訪問した理佳だが、家の中からは応答が無く、恐る恐る入ってゆく。 家の中は物が散乱していたが、一階の寝室で老婆幸枝を発見する。 幸枝の世話をし、家の中を掃除してまわる理佳。 しかし家の中は何か不吉な雰囲気が漂っていた。 二階の部屋から物音がするので、理佳は不審に思って部屋を調べにゆく。 そこにはガムテープで塞がれた押入れがあった。 そして中には、なんと見知らぬ少年が居たのである。 つい先日、ハリウッド・リメイク版の「THE JUON」の方を観たので、これが呪怨シリーズ二本目の鑑賞となりました。 正直初めて観たのが「THE JUON」で良かったなと思いました。 監督も同じなら、舞台も日本と、殆どネタも被っているのですよね。 こちらを先に観ていたら、リメイク版も新鮮な気持ちで観られなかった事でしょう。 この劇場版の出来栄えですが、首を傾げるレベルでしたね。 ホラーの筈が、ともするとコメディーとすら映ります。 B級ホラーオタクのサム・ライミ監督が怖いホラーだと絶賛したのは、多分ビデオ版だったのでしょう(笑) そうでないと、とても納得できません。 白塗りの俊夫君など、絶対にお笑いネタですよ。 ストーリー展開も、次々にスポットの当たる人物を変えてゆく手法のせいで、連続性が失われて散漫な印象になってしまいましたし。 更に最後まで、あの呪われた家で起った惨劇が解明されていない点も、消化不良を起こす原因となっていました。 恐怖の演出や物語の運び方では、ハリウッド版の方が断然洗練されていますので、そちらをお勧めしたいですね。 家に立ち入った者が呪われるという定義が、この映画では一貫していなかった点も問題でした。 関係ない警備員まで死んでいたり、逆に検死に訪れた検視官達は何ともなかったり、得体の知れないホラーと言えども、ある程度のルールは作ってほしかったです。 ホラー初心者なら、力押しだけで何とか怖がらせる事も可能かもしれませんが、少し目の肥えたホラーファンなら、粗ばかりが目立って興醒めしてしまいます。 駄作と言われても仕方の無いレベルですねぇ。 見比べようと楽しみにしていたのですが、ちょっと期待ハズレでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 19, 2005 07:06:35 PM
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