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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

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Mar 23, 2006
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カテゴリ:映画鑑賞記録
4/8(土)より全国ロードショーです。
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"THE PRODUCERS"
監督・・・スーザン・ストローマン
出演・・・ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、 ウィル・フェレル、ロジャー・バート、ゲイリー・ビーチ、アンドレア・マーティン、デブラ・モンク、他。

・物語序盤・
ブロードウェイ・ミュージカルのプロデューサー、マックスは、かつてはヒットメイカーであったが、今や発表する作品が悉くコケて、すっかり落ち目。
そんな彼の元に会計士のレオが帳簿を調べにやってくる。
二千ドルの差額を見付けたレオは、独り言で、ショーが失敗すると、逆に儲かる事もあるのかと呟く。
これを耳にしたマックスは、出資金を集めて、わざと失敗作を作れば、配当金を払わずに済み、その金を丸ごと持ち逃げできると考える。
計画を持ち掛けられたレオは、初めは渋っていたものの、プロデューサーになる夢を捨てきれず、マックスの計画に乗ってしまう。
果たして、彼等は最低の脚本と最低の演出家、最低のキャストを集め、確実にコケるミュージカルの制作に奔走する事に。

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メル・ブルックス監督の同名作品(1968)を、2001年にブロードウェイでミュージカル化、トニー賞史上最多の12部門を獲得した舞台を、再度映画版としてリメイクしたミュージカル・コメディ。
マックスとレオ役には、ブロードウェイ版と同じキャスト、ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックを起用。
監督は、舞台で演出・振付を担当したストローマン。
脚本と楽曲の作詞・作曲はメル・ブルックスが当たっています。

何度も公言している通り、私はミュージカル映画は苦手です。
という訳で、この映画も全然期待せず、取り敢えず観ておくかという程度で鑑賞しました。
でも当初の不安は何処へやら、最初から最後まで充分楽しめました。
コメディーなので、全体的に楽しい雰囲気で、あちこちで笑えるという点も良かったですし、歌と台詞のバランスも適度でした。
普通の会話まで歌にされてしまうと、私は受け付けないのですよ。
その点この作品は、会話する所は普通にお芝居で会話して、その合間に歌が入るという具合だったので、ミュージカル映画嫌いでも大丈夫でした。

主演の二人や周りの脇役達は、舞台からの続投という事で、歌唱力も抜群で安心して聴いていられました。
映画化された事でのメリットは、舞台の領域が広がった事でしょうか。
大抵ミュージカル映画というのは、歌うシーンはセットの中でという感じなのですが、この映画は街中へ繰り出して歌い踊ります。
街や公園など、屋外での撮影を盛り込んだ事で、新鮮な空気を感じる事ができました。

映画版で初めて起用されたユマ・サーマンとウィル・フェレルですが、歌は吹き替え無しのようですね。
映画を観ている間、ずっと本人の声か吹き替えか悩んでいたのですが、公式サイトで二人とも歌の特訓をしたと書いてありました。
ユマ・サーマンはスウェーデン出身の女優の卵、ウィル・フェレルはヒトラー総統を敬愛する脚本家志望のドイツ男という役どころでした。
歌と同時に、訛りも勉強しなければいけなかったので、大変だったと思います。
この映画のコミカルさを支える一つの支柱が、それぞれの人達が話す英語の訛りなので、本当の意味で全ての可笑しさを堪能できるのは、ネイティヴスピーカーだけかもしれません。
ただ、そこそこ英語に慣れている人ならば、変な発音だなという事は判ると思うので、可笑しさは伝わると思います。
流石に細かい言葉遊びなどは、字幕では伝えきれない部分もあると思いますが…。
ユマ・サーマンは、室内で歌いながらのダンスも披露していましたが、本物のミュージカルスターのように華やかに見えました。
プロのオーラを発揮してくれた感じでした。
ウィル・ファレルも相変わらず面白い人ですね。
「奥様は魔女」では酷評もされましたが、あれだってコミカルな役だったし、この人はコメディ畑の人なので、今回もハマっていたと思います。

ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックは舞台からの引継ぎなので、歌が上手いのは当たり前ですが(でも俳優さんだけど)、声も良いですね。
特にマシュー・ブロデリックがよく通る綺麗な声で聞き惚れました。
男性でも声が綺麗な人が歌うと、心地良く聞こえますねぇ。(^^♪

エンドロールにも歌が流れますので、席を立つ方は少ないと思いますが、鑑賞の際は最後まで帰らないようにして下さいね。
ウィル・フェレルの歌の歌詞は笑えますし、エンドロール後にもフィナーレとして、オマケの映像が流れます。
最後の最後まで楽しませてくれる愉快なエンターティメントでした。

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最終更新日  Mar 28, 2006 01:11:57 AM
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