テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:映画鑑賞記録
"P.S. I LOVE YOU" 監督・・・リチャード・ラグラヴェネーズ 原作: セシリア・アハーン 『P.S.アイラヴユー』(小学館刊) 出演・・・ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、リサ・クドロー、ハリー・コニック・Jr、ジーナ・ガーション、ジェフリー・ディーン・モーガン、キャシー・ベイツ、他。 ・物語序盤・ ホリーとジェリーは、度々衝突して喧嘩はするものの、互いに愛し合う夫婦。 しかしジェリーは病魔に犯され、呆気無く他界してしまった。 以来ホリーは、夫の死から立ち直れず、部屋に籠って仕事にも行けなくなってしまう。 ホリーの誕生日、彼女を励ましに、母と友達が彼女の部屋を訪問している時、彼女宛てにプレゼントが届く。 それは亡き夫ジェリーからの物で、手紙も同封されていた。 ジェリーは死を宣告されて以来、自分の死後、一人になった妻が立ち直れるよう、生前から準備をしていたのだった。 そこには、誕生日にはお洒落をして、街で騒ぐようにと、ジェリーからの指令が書かれていた。 それから次々に、ジェリーからホリー宛の手紙が届くようになり、ホリーはその手紙に書かれた通りに行動してゆくのだった。 荒筋を書いただけで泣けるのに、何故、映画は泣けないんだろう。(~_~;) 多分、泣く為の映画ではないんでしょうね。 基本的に、コミカルなタッチなので。 加えて、ホリーとジェリーの思い出を辿るシーンが多くて、二人の恋愛を見ているだけになってしまったのが残念です。 死んでいるのに、ジェラルド・バトラーが出ずっぱりなので、全然悲しくないんだ。 私は、このストーリーなら、素直に泣ける作りにしてほしいぞ。 脚本次第では、号泣モノになりますよね。 それはそれで、恥ずかしくて、映画館で観ていられないと思いますが。 「君は僕にとって全てだったけれど、僕は君の人生の一部分なんだ。愛する事を恐れないで。」 そんな感じの文句だったかな。 他界した夫から、こんな手紙が届いたら、泣き崩れてしまいますわ、私。 だけど、映画は全く泣けないのだ。 最初からホリーに思いを寄せていて、優しく労わってくれる男性が居たりして、なんかズルいよ、と思ってしまいました。 普通、そんな都合の良い人は居らんでしょう。 ホリーの方も、結果的に彼を、都合の良い人として利用した感じだったし。 旦那さんに愛されて、思いを寄せてくれる別の男性も居て、励ましてくれる女友達も居て、温かく見守ってくれる母親も居て、とても幸せな人ですね、と、すごーく冷めた視線で見てしまいました。 更に、何のキャリアも無いのに、何かを作りたいわと昔の情熱を思い出し、最後は簡単に靴のデザイナーになって活躍してるし。 そんなに安易になれるんですかね、デザイナーって職業は? まあ、才能に満ち溢れた女性だったのでしょう。笑。 こういうタイプの人は、絶対に不幸にならないですね。 恵まれ過ぎてて、全然共感できないです。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 25, 2008 12:20:35 PM
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