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Jan 2, 2009
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カテゴリ:映画鑑賞記録
"BODY OF LIES"
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/

監督・・・リドリー・スコット
原作・・・『ワールド・オブ・ライズ』デイヴィッド・イグネイシアス/小学館刊
出演・・・レオナルド・ディカプリオ ロジャー・フェリス
ラッセル・クロウ エド・ホフマン
マーク・ストロング ハニ・サラーム
ゴルシフテ・ファラハニ アイシャ
オスカー・アイザック バッサーム
サイモン・マクバーニー ガーランド
アロン・アブトゥブール アル・サリーム
アリ・スリマン オマール・サディキ
ヴィンス・コロシモ、メーディ・ネブー、マイケル・ガストン、カイス・ネシフ、その他。

・物語序盤・
CIA工作員ロジャー・フェリスは、中東での危険な任務をこなす、死線ギリギリの日々を送っていた。
彼にリアルタイムで指示を出すのは、平和なアメリカに拠点を置くベテラン局員エド・ホフマン。
長年、中東の悲惨な現実と直面しているフェリスと、飽く迄アメリカの役人的な思考回路で、中東の人々を使い捨ての駒と見做すホフマンとは、パートナーを組んでいるが考え方には相違があった。
二人が目下進めている作戦は、アル・サリームという指導者の下に、世界各国で自爆テロを行っている組織の摘発だった。
堪能なアラビア語を話し、現地の人間を信頼するフェリスは、相棒と組んで組織内部の離反者から機密資料を入手するが、ホフマンは情報提供者の保護を拒否する。
銃撃戦の末、フェリスは重傷を負い、相棒も失ったが、ホフマンは冷淡に次の指令を出すのみだった。
フェリスはヨルダンの実力者ハニ・サラームと接触し、共闘を約束するが…。


原作の著者は、中東事情に精通したジャーナリストとの事です。
これは、どっち寄りの立場なんですかね?
観ながら、ずっと考えておりました。
作りとしては、アメリカ的なのですが、敢えてそうする事で、観客に反アメリカ的感情を持たせようとしたのか。
中東側の描き方がステレオタイプだったので、彼等の気持ちを斟酌しているとは感じない作風でした。
しかし突き放した描き方によって、作品がウェットにならないよう狙ったのかもしれません。
個人的には、もう少し中東テロリスト側の内面描写も欲しかったかな。
アメリカも腐敗しているけれど、お前等もジハードの志など忘れてしまっているんじゃないの?というのが、この映画の謂わんとする所でしょうね。
上映時間がやや長めで、話の流れも二段構えになっていて、ちょっと長く感じましたが、全体的には硬派に纏まっていたと思います。

関係無いけど、ハニ役のマーク・ストロングが、中東側で際立ってイケメンなんですわ。
カッコいい役にはカッコいい人を使うのね、と可笑しかった。
美味しい所、独り占め。(~_~;)
ボロボロな姿で体当たり演技のディカプリオが、振り回されただけに思えて可哀想かも。

邦題は日本人にも馴染み易いように、"ワールド"という単語に置き換えていますが、原題は"BODY OF LIES"です。
ここはボディとすべきでしょう。
この場合のボディは、組織や集団の方の意味だと思いますが、ボディは勿論、人間の身体を連想させるので、個体も群れも嘘塗れというイメージが湧きます。





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最終更新日  Jan 3, 2009 04:56:19 AM
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