テーマ:映画館で観た映画(8560)
カテゴリ:映画鑑賞記録
"BODY OF LIES"
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/ 監督・・・リドリー・スコット 原作・・・『ワールド・オブ・ライズ』デイヴィッド・イグネイシアス/小学館刊 出演・・・レオナルド・ディカプリオ ロジャー・フェリス ラッセル・クロウ エド・ホフマン マーク・ストロング ハニ・サラーム ゴルシフテ・ファラハニ アイシャ オスカー・アイザック バッサーム サイモン・マクバーニー ガーランド アロン・アブトゥブール アル・サリーム アリ・スリマン オマール・サディキ ヴィンス・コロシモ、メーディ・ネブー、マイケル・ガストン、カイス・ネシフ、その他。 ・物語序盤・ CIA工作員ロジャー・フェリスは、中東での危険な任務をこなす、死線ギリギリの日々を送っていた。 彼にリアルタイムで指示を出すのは、平和なアメリカに拠点を置くベテラン局員エド・ホフマン。 長年、中東の悲惨な現実と直面しているフェリスと、飽く迄アメリカの役人的な思考回路で、中東の人々を使い捨ての駒と見做すホフマンとは、パートナーを組んでいるが考え方には相違があった。 二人が目下進めている作戦は、アル・サリームという指導者の下に、世界各国で自爆テロを行っている組織の摘発だった。 堪能なアラビア語を話し、現地の人間を信頼するフェリスは、相棒と組んで組織内部の離反者から機密資料を入手するが、ホフマンは情報提供者の保護を拒否する。 銃撃戦の末、フェリスは重傷を負い、相棒も失ったが、ホフマンは冷淡に次の指令を出すのみだった。 フェリスはヨルダンの実力者ハニ・サラームと接触し、共闘を約束するが…。 原作の著者は、中東事情に精通したジャーナリストとの事です。 これは、どっち寄りの立場なんですかね? 観ながら、ずっと考えておりました。 作りとしては、アメリカ的なのですが、敢えてそうする事で、観客に反アメリカ的感情を持たせようとしたのか。 中東側の描き方がステレオタイプだったので、彼等の気持ちを斟酌しているとは感じない作風でした。 しかし突き放した描き方によって、作品がウェットにならないよう狙ったのかもしれません。 個人的には、もう少し中東テロリスト側の内面描写も欲しかったかな。 アメリカも腐敗しているけれど、お前等もジハードの志など忘れてしまっているんじゃないの?というのが、この映画の謂わんとする所でしょうね。 上映時間がやや長めで、話の流れも二段構えになっていて、ちょっと長く感じましたが、全体的には硬派に纏まっていたと思います。 関係無いけど、ハニ役のマーク・ストロングが、中東側で際立ってイケメンなんですわ。 カッコいい役にはカッコいい人を使うのね、と可笑しかった。 美味しい所、独り占め。(~_~;) ボロボロな姿で体当たり演技のディカプリオが、振り回されただけに思えて可哀想かも。 邦題は日本人にも馴染み易いように、"ワールド"という単語に置き換えていますが、原題は"BODY OF LIES"です。 ここはボディとすべきでしょう。 この場合のボディは、組織や集団の方の意味だと思いますが、ボディは勿論、人間の身体を連想させるので、個体も群れも嘘塗れというイメージが湧きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 3, 2009 04:56:19 AM
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