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カテゴリ:映画鑑賞記録
"200 POUNDS BEAUTY"
監督・・・キム・ヨンファ 原作・・・鈴木由美子『カンナさん大成功です!』(講談社コミックス) 出演・・・キム・アジュン、チュ・ジンモ、イム・ヒョンシク、イ・ハヌイ、イ・ウォンジョン、キム・ヨンゴン、ソン・ドンイル、ソ・ユン、キム・ヒョンスク、パク・フィスン、パク・ノシク、イ・ボムス、リュ・スンス、他。 ・物語序盤・ 占い師の元に訪れた、ブスでデブな女性に、占い師が何か特技があるのかと尋ねる。 身長169cm体重95kgの彼女カンナの特技は、抜群の歌唱力だった。 しかしルックスのせいで、音痴な人気歌手アミの口パクに合わせて、舞台裏で声を当てる仕事を続けている。 カンナが密かに想いを寄せているのは、何かと親切にしてくれるプロデューサーのサンジュンだった。 だがアミとサンジュンが、自分を利用しているだけだと知ったカンナは、ショックを受け失踪。 カンナは自分が秘密を握っている整形外科医のクリニックを訪れ、全身の整形をしてくれるよう強引に頼んだ。 それから一年、整形と地道なトレーニングの結果、カンナは自然で完璧な美貌を手に入れる。 一方アミは、カンナの失踪の為に歌手活動が出来なくなり、ゴーストシンガーを探していた。 コーラス担当で親友のジョンミンさえ自分と気付かなかった事に自信を得て、カンナは在米韓国人ジェニーとして、オーディションを受ける事に。 日本でも映画化されましたが、映画としては先行した韓国版です。 原作は鈴木由美子さんの同名マンガなのですね。 ややこしい経路だな。(~_~;) 予想に反して、鼻水ズビズヒで泣いてしまいましたよ。笑 整形ネタは多くのドラマや漫画で使い古された感がありますが、こちらは脚本が二転三転して面白かったです。 整形して美しくなったらなったで、全てが解決する処か、更に複雑な立場に追い込まれて、切ないカンナでした。 しかしサンジュンは、陰で「プスは利用するだけすれば良い」なんて事を言っていた筈なのに、彼女が消えた後は、「大切な人だったんだ」と、お前の言動に一貫性が無いから、カンナが振り回されるんだろうが。怒&笑 敏腕プロデューサーとしての面子もあったので、本心は話せなかったと解釈しましたが…。 でも本当の所は、おデブな時のカンナをどう思っていたんだろうか。 エンディングは日本語歌詞の"マリア"(ジェニーの持ち歌)でしたが、あれ誰が歌っていたのですかね? 主演のキム・アジュンはモデル出身との事です。 彼女はナチュラル・ビューティーなのかなぁ? 別に綺麗なら、どっちでもいいですけど。(^_^;) 認知症になって、娘のカンナを自分の奥さんと混同しているお父さんが、いいキャラでした。 一人娘に、いつかこんな風に綺麗になると、子供の頃に買ってやった"ジェニー"人形。 カンナである事をひた隠しにしている手前、自分の親すら見ず知らずのファンと言わなければならないジェニーが可哀想でしたわ。 新しい人生を始めるなら、過去は全部捨てなければならない、と父。 呆けている割に、要所要所で大事な言葉を言っている、実に美味しい役どころなんだな。 f(^_^;) 日本のコミックが原作だからか、整形に対しては大らかな筈の韓国なのに、サンジュンはネガティヴな意見を持っている人でしたね。 でも最近は、韓国でも弄っていない天然美人がウケているとも聞きました。 天然で綺麗なら、そりゃ何も言う事はありませんけどね。 コンプレックスの重みで俯いて歩いているより、整形して晴れやかな気分になれるのなら、私は無理に耐える必要はないと思います。 「人間は中身だ」なんて、外見にコンプレックスを持っていない人の、上から目線の慰めに過ぎないよ。 醜さを抱えて、人目を避けている人の気持ちは、絶対本人にしか判らない。 だから人並みレベルの人が軽々に批判したりするのは厭だな、個人的には。 そんな事は映画とは関係ないけどさ~。 私は脂肪吸引したいです!マジで! この場合、努力してダイエットしろ、と自分ツッコミもあるんですけど。汗 ぶっちゃけ、芸能界を舞台にした、複雑な恋模様と、おブスちゃんのサクセスストーリーというだけのお話ではあるのですが、なかなか良く出来た映画でしたョ。 正直、韓国映画の恋愛モノは、感覚的に合わない事が多かったのですが、これは日本のコミック原作の影響か、日本人も素直に共感できる内容でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 6, 2009 08:33:26 PM
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