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カテゴリ:○生活の知恵
人間だれしも大なり小なりストレスはあると思います。現在の世の中正にストレス社会と言っても過言ではありません。
事件、事故、災害から職場での人間関係、さらにはご近所間の問題全てがストレスに結びついています。 人間は、ストレスを受けるとホルモンが出て胃腸などの毛細血管が収縮し、血の流れが止まる。 この時血管壁の性質が代わり、赤血球が再び酸素を運んできた時に、血管壁の細胞は酸素を活性酸素に変えるようになってしまう。 この活性酸素が血管壁を傷つけると、そこに白血球が集まってくる。その白血球が更に活性酸素を放出して自らの血管壁を傷つけてしまい、出血が起こります。 多くの人の場合は、自然に傷がふさがるが、ストレスが長期的に続くと、出血から胃潰瘍などの症状になると考えられています。 ストレスを感じると、交感神経の中にあるカテコールアミンという物質が血管に作用、胃腸などの毛細血管を収縮させる。 その結果、血圧は上昇、さらちよ心臓にも作用して心拍数も上げる。そのためコテコールアミンは最も代表的なストレスホルモンと言われる。 ストレスでは非常に多くのホルモンが体の中で分泌されるといいます。 カテコールアミンは、一方で火事場のバカ力を生み出す。逃げる、戦うといった緊急時に、胃腸などと関係ない場所の血液を止め、筋肉に大量の血液を送る働きももっています。 カテコールアミンを血液に加えると、血小板がドロドロになり、時には血管を詰まらせてしまう。 心筋梗塞や脳梗塞がストレスをきっかけに起きると言われています。 ただし、血小板の塊は時間が経てば自然と溶けるようにできているので、ストレス漬けの毎日を送っていなければ、簡単に血管が詰まるようなことはないそうです。 活性酸素は元々体の中で白血球が細菌を退治するための武器として利用されています。 しかし強いストレスが加わると細菌がいないのに白血球は自分の出番だと勘違いして、自らの血管を活性酸素で攻撃してしまう恐れがあるそうです。 活性酸素の働きをもっとも端的に表せる実験が、赤身の肉にオキシドールをつけると肉の表面が茶色に変色、表面の細胞が傷つくことがわかります。 横になって安静にした状態で心拍数を測り、続いてすぐに立ち上がって心拍数を測ると交感神経から出るカテコールアミンの働きで、心拍数が上昇します。 これはストレスでカテコールアミンがどれくらい敏感に反応するかの指標になる。一般的には10~20回/分ぐらい上昇するが、その前後であれば健康上ほとんど問題はないそうです。 ホルモンと活性酸素の面から見たストレス解消法には。 1. 運動激しい運動は血管を収縮させ活性酸素を発生させる。緑の中を落ち ついた気持ちでウォーキングなどが最適。 2. 食事はストレスで発生した活性酸素を消す働きがあるビタミンCとビタ ミンE(一緒にとると効果がさらにアップ)そして緑黄色野菜に多く含 まれるベータカロチンがお勧め。 3. お酒は少量ならば血行を良くし、ストレス解消にもなり得るが、量が過 ぎると血管を収縮させ、活性酸素を発生させる。 4. お風呂は42度ぐらいの熱いお湯はかえって血管を収縮させてしまう。39 度程度で半身浴がストレスを受けた体には一番のストレス解消になる。 5. たばこは活性酸素を発生させる物質を含んでいるため、少量でも逆に体 はストレスを加えるようなものだそうですよ。 くれぐれも健康に注意しましょう。自分の身体は自分で守るし言う心が けが大切ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.31 08:50:39
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