カテゴリ:家族
今日久しぶりに薬局で一日働いたら、薬局の前の三角のコーナーに紫色の小さなお花が咲いているのに気づきました。何でもない野の花ですがコーナー一面に咲いているのを見て、ふと父との事を思い出しました。
父は昨年1月に亡くなりました。 若い時からバスケットを教えたりスポーツマンでしたが、年をとってからはお花や野菜を植えて育てるのが大好きになりました。大牟田に私が来てからもうすぐ8年になりますが4年前までは福岡から単独で車を運転して来ていました。80過ぎても車に乗っているのです。父は車の免許を誰よりも早く取ったと威張っていました。大牟田に来ては私の庭の手入れを朝6時から昼12時までノンストップでしたり、薬局の周りのプランターにもナフコからお花を買って植えてくれていました。父が来ると約束した日の朝に、待っててもいつまでも来ないので、7時頃でしたがもしかしたらと思って薬局に行ってみると、いました!やっぱりプランターにお花を植えていたのです。その時この三角コーナーにこともあろうかお花を植えているのです。もちろん空きスペースはあるのですが、「ここは植木を植えるところよ!」と私が言うと、気分を害し「福岡に帰る!」というのです。ちょと待ってよ。80過ぎた高齢者に車でとんぼ返りなんてさせるわけいかないじゃない。と思って押し問答している所に散歩中の病院のK先生が通りかかられました。「花を植えてはいけない所に植えているんですよ!」って言ったら笑って「綺麗になるならいいじゃないね」と言われ、父は植えるのを続行し満足げでした。そして2泊3日で帰宅。でも植えたのは確か全く合わない菊かなんかだったのです。でもその頃、父が植えた花が咲いているといつも朝の押し問答を思い出していました。今薬局のプランターには花が咲いていません。昨年父が亡くなる前も入退院の繰り返しで2年程大牟田には来れませんでした。曙町に引っ越してからは一度も来たことがありませんでした。でも今、父と喧嘩した三角コーナーに紫の花が咲いていると、父が来て植えてくれたような気がします。今年も自宅には父が植え続けていたカーラーが咲いていました。切って大牟田にもって来ました。子供の頃は優しかったけど男っぽい父しか覚えてないのに年をとってからはお花や動物が好きな優しい父しか覚えていない。この三角コーナーに紫の花が咲いている限りやっぱり父が傍にいてくれている気がします。いろんな大変な事があっても私はほとんど落ち込みません。何故なら父や多くの人から守りを貰っているような気がするからです。毎日の生活のほんのちょっとしたところにそれは感じることができ、一人で嬉しくなってくることがあります。何か今日は嬉しかったですね。それともう一つ嬉しい事がありました。明日も頑張ろう! ミュッチこの頃私と別行動です。応援お願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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