徘徊
先日、ダディーが突然姿を消した。マムが血相変えてうちに飛んできてダディーを知らないかときいたけれど私は全然しらないと言ったのであわててダディーを探しに車を出した。ダディーは杖も持たず、家のすぐ近くを散歩していた。徘徊といえるのかどうかはわからない。多分、ダディーは帰ってくる道はわかっているはずだから。でも、杖も持たずに一人ででかけることがものすごく危険だということを理解できなくなっている。転んで怪我などしなかったことはほんとにラッキーだった。マムはダディーを車に乗せて帰ってきた。マムは怒りながら、泣いていた。どうしてそんなことばかりするのかとダディーに怒っていたけれど、ダディーはわかっていないようだった。対策をたてなければならない。一人で徘徊する老人への対策。玄関とか、門とか、外に出るルートにアラームをつけて通れば音が鳴るようにする。もうすでに、家の外のドライブウェイには2つほどアラームがついている。車のドアをロックしなくても安全だったので実際、夜でもロックしたことはなかった。そして、車両荒らしにあったのでもうここらへんも安全ではなくなったなぁ。と夫がアラームを設置した。ケンジでも郵便やでも庭師でも人が通るたびにアラームが鳴るからうっとおしいことはうっとおしい。昼間、庭師が仕事しているときは、私はうざいので切ってしまう。だからアラームよりも他の方法がいいと考えてみた。GPS。位置探知機。160ドルでオンラインでみつけた。子供用だけれど、キーチェーンみたいなのを子供が持つ。探知機で子供がどこにいるのか一目瞭然。みたいなやつ。200メートルまで探知してくれるから、家の敷地内ならば余裕。しかもこの探知機、キーチェーンみたいなロケーターが4つもついてくる。子供4人までいけるという優れもの。これからは、このキーチェーンをダディーに持たせてマムが探知機を持っているようにする。わすれっぽくなったマムが毎日ダディーにキーチェーンをもたせるようにしないといけない。これが結構なチャレンジになるような気がする。