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2002.02.01
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わが家の居間に、温湿度計がある。気温と湿度が時計みたいに表示されるやつ。
次男君(4才)が、不思議そうに聞いてきた。
「あの、あかいとこってなあに。」
みると、湿度計の針が、「風邪注意」の赤いゾーンを指していた。
「んーとね、風邪に注意だって」
「それ、なあに?」
「ちゅーいしてねってこと」
いいがげんに説明して長男君と、「あそこは食中毒注意だ」などと話していると、なにやら気配が・・・・。
それは次男君だった。
お口をたこみたいにして、せまってくる。
そして、おもいっきりチュ―。
次男君をいいかげんに扱ったので自己主張か?
そのあとも、そのチュ―攻撃は続く。
まあ、こちらとしては、悪い気はしない。逆に抱きしめてしまう。
「チュ―チュ―」言いながらせまってくる。
ん?
彼が誤解していることが分かったのは、チュ―を20回くらいしてから。
「注意してね」を「ちゅーしてね」と取り違えたってことを。

わが家の温湿度計よ、「ちゅうい」の赤いゾーンをさしてておくれ。
そしたら私は幸せでいられる。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆


長男君は、今朝も泣きながら帰ってきてしまったが、学校に送り届けてきた。
まったく、たんが絡むくらいで泣いて帰ってくるなっての。
今日は豆まきがあって、まめやお菓子を拾えるんだぞ。
確かに、外は寒くて歩いていくのはつらいかも知れんけどな。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

幼稚園から戻った次男君に、「ちゅーいほう」とつきまとったのはいうまでもない。
長男君は、冷めた目でわたしをみつめている。
長男君はすでに、チュ―を嫌がる。
「そんなことするとお母さんチュ―するよ」というとすぐに言うことをきく。
私のチュ―は、長男君にとって、拷問に近いのか....





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最終更新日  2002.02.01 19:33:26
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