信濃追分日記

　中山道の旅もいろいろあるのですが、資料館を通じて知り合った人達を紹介します。

　御主人の退職記念に、御夫婦で昨年の１月から７月にかけて、中山道を踏破された
奈良井宿の方です。二人が歩いた旅の記録をまとめて、冊子にしたものを頂きました。



月に２回、日本橋から１泊２日のペースで歩いて、３月に追分の中山道69次資料館に
来られました。初対面とは思えないほど気が合って、話がはずみました。
　
　３月末頃の和田峠越えは、雪があってたいへんだったようです。苦しくて音を
あげそうになっても、美しいもの、おいしいものに出合えると、その苦しさを忘れる、
人生のようだな～と、手記に書かれていました。

　下諏訪の御柱祭に使う、木落し坂の太い樅の木をさすって感動したり、坂の急さに
驚いたり----ー道を間違えて夫婦喧嘩になったりーーー


日本橋⇒奈良井宿（1月22日～4月2日）　京都三条大橋⇒奈良井宿（4月15日～7月1日）
と旅をして、奈良井へ無事帰ってきたときは、ご自宅前で可愛いお孫さんが、
ゴールのテープカットを待っていてくれたようです。

　奈良井はたいへん人気のある宿場なのですが、そこから出て他を見てくると、
地元の奈良井宿の良さを再認識されたようです。
日本橋～京都、11泊27日間で、費用は二人で35万円と書かれていました。
　その後、御夫婦には奈良井へ行ったとき、いろいろお世話になっています。