燈座「父を葬る」
ジャングルインディペンデントシアターにて、燈座「父を葬る」を観る。
良かった。
良かったんだけど、なんで私がこの作品に好感を持ったのか考えてみる。
震災、原発を描く作品場合、創作者が「神の視点」で書いてしまうことが少なからずあるんだよね。
どの立ち位置から、その事象を描くが、大切なんだよ。
作家の石原燃さんは、間違いなく、今回、描かれる題材に身体を「入れ込んで」書いていると私は思う。
入れ込んで、息遣いや、傷みや、軋みを回収して、劇作をしているように感じたのだ。
また、スタッフ、演出、ほとんどの俳優陣は、人間を大切に描いていると思った。
だから、重い題材であったが、観劇後、私は清々しく感じたのだ。
良かった。