[カテゴリ未分類]の記事一覧 | 映画･演劇日誌

「仁義なき戦い」

わしゃこの映画を観るんは二回めじゃあ。オモロいなあ。テンポがええ。展開ももったいぶらない。躍動感。音楽もええすね。あのテーマ曲。

2014.01.10

帰ってきたウルトラマン第５話「二大怪獣東京を襲撃」

またしても怪獣の大盤振る舞い。しかも、古代怪獣ツインテールも地底怪獣グドンもこのシリーズの代表的怪獣である。両怪獣のデザインのオリジナリティの素晴らしさよ。ドラマでは、隊員同士の対立が描かれる。ツインテールはグドンの餌なんだけど、強いんだな、意外に。

2014.01.08

帰ってきたウルトラマン第４話「必殺！流星キック」

第４話にして、ウルトラマンは怪獣に敗北する。古代怪獣キングザウルス三世は角でバリアを作り、スペシウム光線も八つ裂き光輪も寄せ付けないのだ。やっつけるには角を飛び越えるジャンプ力が必要なのだ。郷秀樹は山にこもり、特訓を開始する。かくて、ウルトラマンは流星キックという技を生み出し、キングザウルスの角を折り、怪獣に勝利するのだ。

2014.01.07

帰ってきたウルトラマン第3 話「恐怖の怪獣魔境」

笛吹山の事故解明の任務にMATがあたるのだが､怪獣の声を聴いたのは郷隊員だけである｡他の隊員には聴こえない｡郷は孤立する｡隊長はどうしたか｡自分自身が確かめるために単独､笛吹山に登るのである｡私は感銘を受けましたよ｡上司なり､管理職の鏡ですな｡私の知っているほとんどの管理職が一方的な意見しか聴きませんから｡校長､教頭職､教育委員会あたりの人間はｳﾙﾄﾗﾏﾝを観て､勉強し直しやがれ､って､誰かが言うてましたわ｡さて､案の定､怪獣は出没､それも､二体｡岩石怪獣ｻﾄﾞﾗｰと地底怪獣ﾃﾞｯﾄﾝが争っていた｡ｻﾄﾞﾗｰは新ﾏﾝｼﾘｰｽﾞでの代表的な怪獣ではないでしょうか｡

2014.01.07

「キックアス」

これはねえ、もうヒットガールが素晴らしい。数多のアメコミヒーローものの中では私は上位だな。続編も楽しみだ。

2014.01.07

「RED2」

ＤＣコミック原作のアクション映画です。

2014.01.06

「スター・トレック５新たなる未知へ」

あるバルカン人がクーデターを起こす。彼のSPECは洗脳。特技を生かして、宇宙船を略奪し、クルーを手懐けて、「神」なるものに会いにいく。

2014.01.06

帰ってきたウルトラマン第2 話「タッコングの大逆襲」

第1話で逃走したタッコングの逆襲の回である。郷秀樹はウルトラマンであるため、人間の状態でも、剣道、柔道、射撃などで超人的な能力を発揮する。そいで、「驕る」のだ。ガンダム、エヴァンゲリオンなどで繰り返し使用されたモチーフは、昭和40年代のこの番組ですでに登場しているのだ。驕る郷は、作戦を無視し、自分勝手な行動にはしるのだ。そして、このシリーズの最も重要なモチーフ、つまり、郷は自らの意志ではウルトラマンに変身できないのだ。郷が、命をかけて、最善を尽くしたときのみ、ウルトラマンになることができるのだ。ウルトラマンシリーズで「帰ってきたウルトラマン」だけである。ここにこのシリーズの思想がある。作戦を無視した郷はクビになる。自動車工場に帰ってきても、郷の居場所はない。郷の葛藤。ウルトラマンのメッセージを理解し、成長する。最善を尽くす郷はMATに復帰する。

2014.01.03

帰ってきたウルトラマン第1 話「怪獣総進撃」

「帰ってきたウルトラマン」の初回は怪獣の大盤振る舞いである。まずはヘドロ怪獣ザザーンとオイル怪獣タッコングが争うシーンから始まる。当時の子供たちは興奮したであろう。ザザーンはゴジラ映画にも似たような形状の怪獣はいた気がするが、タッコングの形状のオリジナリティはすごい。タコの吸盤が体表を覆いながら球状だもんね、あんなデザインはなかなか思いつけないよ。ザザーンはタッコングに倒され、タッコングは姿を見せないウルトラマンのスペシウム光線により、海に退去。第２回の登場を待つことになる。さて、初回なので、設定の提示がなされる。異常気性により怪獣が出没する時代、monster attack teamであるMAT（マット）が怪獣と戦う。主人公は郷秀樹。格好良すぎる名前である。レーサーを目指し、正義感あふれる青年は、怪獣から子供を守り、命を落とす。ウルトラマンは彼の命をかけた行動に感銘を受け、また、新しい命を与える。彼はウルトラマンとして蘇った。山で凶暴怪獣アーストロンが暴れている。 MATの出動である。ウルトラマン、登場。ここでも、カラータイマーの設定の説明。ウルトラマンはスペシウム光線一撃でアーストロンを倒した。

2014.01.02

総天然色ウルトラＱ「あけてくれ！」

夜空を飛ぶ電車。その電車には日常生活に不満を持つ者を乗せる電車。欲望を叶える電車。その「空飛ぶ電車」はあるSF小説の内容に酷似している。ウルトラＱの実質の最終回にあたるが、初回は放送されなかったらしい。再放送で日の目をみた。演劇的な構造を持つ作品であると思うが、２６分では描ききれない。

2014.01.01

総天然色ウルトラＱ第27 話「206 便消滅す」

超音速旅客機が消えた。異次元空間に迷い込んだのだ。その飛行機は異空間に入った瞬間にハイジャックされた。異次元空間には零戦、グラマン、Ｂ２９などの飛行機の残骸。ハイジャック犯人と戦う主人公万城目、ハイジャック犯を倒したかと思うと、そこに怪獣トドラが出現する。はたして万城目たちは、飛行機は異次元空間から脱出できるのか。飛行機のエンジンがかかる。トドラが迫る。地上との連絡がとれた。万城目たちは「現実」につながる壁を目指す。脱出は成功する。

2014.01.01

２０１３年の観劇記録

２０１３年の観劇記録です。これも病気のせいが多いのですが、観劇の集中力が以前に比べて失われているような気がしています。桃園会「blue film 」桃園会「よぶには、とおい」下鴨車窓「煙の塔」南船北馬「ワタシのジダイ～昭和生まれ編～」AI・HALLビギナーズプロジェクト「フローレンスの庭」彩雲リーディング極東退屈道場「サブウェイ」あうん堂「宇喜島２丁目蓬莱園」清流劇場「ANTIGONE in the Debris ～瓦礫の中のアンティゴネ」劇団りゃんめんにゅーろん「ちょっとした夕暮れ」Ａ級MissingLink「或いは魂の止まり木」小原延之プロデュース「鉄橋の上のエチュード」宴劇会なかツぎ「空飛ぶトトの物語」劇団子供鉅人「モータプール」dracom Gala公演「たんじょうかい」iaku「流れんな」劇団太陽族「林檎幻燈」ジャブジャブサーキット「月光カノン」ニットキャップシアター「少年王マヨワ」劇団壱劇屋「SQUARE AREA」Plant M「七面鳥は大雨に溺れる」ハイバイ「て」南河内万歳一座「宝島」May「凍れる夜」桃園会若手企画公演小桃企画深津篤史短編戯曲リーディング「四季一会/ 夜毎の鳩」トリコ・Ａプロデュース「つきのないよる」虚空旅団「赤い実」ミクニヤナイハラプロジェクト「前向き！タイモン」くじら企画「ドアの向こうの薔薇」baghdad cafe「talk about her life」オイスターズ「日本語私辞典」遊劇体「恋女房」ままごと「日本のおとな」Ｃ.Ｔ. Ｔ.大阪事務局試演会第15回　辻企画「私、秘密知ってるの。」カウパー団「onomatopoeia 」森林浴「キノコ蜘蛛」演劇集団よろずや「バイバイ」万博設計「鮟鱇婦人」飴屋法水「教室」殿村ゆたか劇場＋メロン・オールスターズ「スローなブギにしてくれって言ったのに」新国立劇場「象」手のひらに星「ふたり手」Plant M「ブラウンノイズ」すんぷちょ「ひゃくねんモンスター」dracom「方々ノ態」劇団太陽族「小さな祈り」遊劇体「往生安楽国」reading evolution マリンバと物語の響演「寿歌４（本当はローマ数字）」南河内万歳一座「満月」Ａ級MissingLink「あの町から遠く離れて」焚火の事務所「幼児たちの後の祭り」シスカンパニー「グッドバイ」コンブリ団「ガイドブック」燐光群「ここには映画館があった」三角フラスコ「花鋏」「指先から少し血が流れ始めた」３回劇団太陽族「血は立ったまま眠っている」56本、観ていますね。いつもより少ないですね、やはりね。来年も無理せずに観劇を楽しみたいと思います。

2013.12.31

２０１３年の映画鑑賞記録

今年、劇場で、またＤＶＤで観た映画である。「しんぼる」「冷たい熱帯魚」「月光ノ仮面」「みなさん、さようなら」「KOTOKO」「ヒミズ」「ラブリーボーン」「スラムドッグ＄ミリオネア」「大鹿村騒動記」「先生を流産させる会」「アイアンマン」「ヘルタースケルター」「蛇にピアス」「ツイン・ピークス　ローラー・パーマー最期の七日間」「LIAR GAME 再生」「アベンジャーズ」「レッドクリフ」「レッドクリフ part2」「ションベンライダー」「大丈夫であるように」「あ、春」「カイジ　人生逆転ゲーム」「宇宙兄弟」「アイアンマン３」「カムイ外伝」「はやぶさ/HAYABUSA 」「うさぎドロップス」「ONE PIECE FILM Z 」「武士の家計簿」「ホビット　思いがけない冒険」「エイトレンジャー」「劇場版 SPEC ～天～」「かぞくのくに」「G.I.ジョーバック２リベンジ」「サイコ」「わが母の記」「苦役列車」「桐島、部活やめるってよ」「JAWS」「夜叉」「テルマエ・ロマエ」「あなたへ」「嵐が丘」( 松田優作版)「嵐が丘」「しとやかな獣」「ハムレット」「夕闇ダリア」「バットマン　ビギンズ」「探偵はBARにいる」「マクベス」「ナニワ・サリバンショー」「風立ちぬ」「VANISING POINT」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「奇跡のリンゴ」「戦場にかける橋」「旭山動物園物語」「水の中のナイフ」「ローズマリーの赤ちゃん」「ニンゲン合格」「酔いがさめたら、うちに帰ろう」「G.I.ジョー」「プリンセストヨトミ」「９デイズ」「ワンピース　エピソード　オブ　メリー」「マン　オブ　スティール」「夏の終り」「カルメン故郷に帰る」「映画　立川談志」「ひまわりと子犬の７日間」「ウルヴァリン」「ウルヴァリン SAMURAI」「そして父になる」「自虐の詩」「悪の教典」「エリジウム」「蛇イチゴ」「舞妓Haaaan!!!」「アウトレンジビヨンド」「ワンピース　エピソード　オブ　アラバスタ」「モンスターズクラブ」「祇園囃子」「雁の寺」「ムード・インディゴうたかたの日々」「ハリー・ポッターと謎のプリンス」「さや侍」「暗黒街の対決」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1」「悪名」「サード」「闇金ウシジマくん」「女であること」「ふがいない僕は空を見た」「俺たちに明日はないッス」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「股旅」「Ｒ１００」「座頭市物語」「陰日向に咲く」「SPEC～結（クローズ）～漸ノ篇」「鍵泥棒のメソッド」「伊賀忍法帖」「鬼龍院花子の生涯」「時代屋の女房」「麻雀放浪記」「殯の森」「あ・うん」「それでも、愛してる」「モテキ」「軽蔑」「最強のふたり」「のぼうの城」「潮騒」「アイアンマン２」「銀河鉄道の夜」「ミスティック・リバー」「銭形平次捕物控　八人の花嫁」「キツツキと雨」「荒野のストレンジャー」「TAKESHIS' 」「ライフ・オブ・パイ」「SPEC～結（クローズ）～爻ノ篇」「監督・ばんざい！」「アキレスと亀」「それでもボクはやってない」「キャプテン　アメリカ　ザ　ファースト　アベンジャー」「スター・トレック」「スター・トレック２　カーンの逆襲」「スター・トレック３　ミスター・スポックを探せ！」「スター・トレック４　故郷への長い道」「ペコロスの母に会いに行く」今年は１３1本、映画を観ました。いつもより数が多いのは病気のおかげですね。これだけ観て、思ったことは、映画もええが、本を読まなあかんということですね。来年は読書を！

2013.12.29

「スター・トレック４故郷への長い道」

シリーズ４作め。クルーたちはバルカン星からスポックを連れて、故郷の地球に向かう。地球に未知の生命体の探査機が近付いている。その探査機のせいで地球の機器系統は狂い、海水が蒸発する。探査機の目的はザトウクジラと交信するためである。しかし、ザトウクジラはもう絶滅しているのだ。カーク提督たちクルーの任務は、地球を救うために、タイムワープを敢行し、20世紀末の地球へ行き、ザトウクジラを23世紀に連れてくることである。なんというモチーフ。なんという荒唐無稽。しかし、面白かった。

2013.12.28

総天然色ウルトラＱ第26 話「燃えろ栄光」

ピーター、深海生物アリゲトータス。アリゲトータスは温度によって身体の大きさが変わるのです。ピーターはあるボクサーに飼われている。ピーターを飼って以来、ボクサーは負け知らずである。世界チャンピオンとのタイトルマッチの直前、ボクサーは行方不明になる。ボクサーはどこへ消えたのか。ボクサーは化粧をし、道化役者として、ホテルのショーに出ていた。ピーターは予言する。「次の試合は負ける」と。だから、姿を消したのだ。実際にボクサーの眼は悪くなっていたのだ。ピーターはいなくなる。ピエロは悲しむ。雷にうたれ、巨大化したピーター。ピエロはピーターを海へ誘う。ストーリーと怪獣の絡み方がイマイチうまくいっていない脚本のような気がしました。

2013.12.27

「スター・トレック３ミスター・スポックを探せ! 」

ミスター・スポック復活に１作品を費やすから良いのではないかい。カークはエンタープライズ号を失い、息子を失う。第１作めの大義名分と違って（１作めは１作めで面白かったのだが）、個人的な事情で行動していくのがよい。このシリーズ、ようできていると思う。

2013.12.27

総天然色ウルトラＱ第25 話「悪魔ッ子」

交通事故が多発する。事故をした人は白い子供を目撃したという。魔術団の少女は毎晩、父親から催眠術をかけられているために、身体の電気エネルギーのバランスを崩して、精神と肉体が分離するのだ。少女が眠りにつくとき、少女の精神は肉体を離れて、街を無邪気に徘徊する。白い子供（少女の精神）は、今、少女の肉体を殺そうとしている。精神と肉体が手をつないで、線路を歩く。肉体を汽車に轢かせるために。幻想ホラー。汽車がやってきたところをギリギリ助けられる。少女は「悪魔ッ子」ではない、少女を取り巻く世界が歪んでいるのだ、というナレーション。

2013.12.27

「スター・トレック２カーンの逆襲」

第１作めの敵は「機械生命体」が自身の存在意義を問うという抽象的かつ哲学的なテーマの作品でしたが、２作めは、犯罪者の復讐物語でした。宇宙船同士の攻防がありますね。最後、ミスター・スポックが死んじゃうんだけど、次回作で復活するのでしょう。

2013.12.25

「スター・トレック」

1979年の作品。このシリーズは踏んできていなかったので。第１作め。エンタープライズ号。カーク艦長。ミスター・スポック。人気があるのがわかるね。面白かった。第1作めは謎の物体ビジャー（本当はボイジャー６号）が地球に迫り、哲学的な問いをする。「私とは何か」そうなんだね。漫画ぽいのを想像していたけど、知的SF小説風なのね。

2013.12.25

「ペコロスの母に会いに行く」

森崎東監督作品。認知症と闘う映画監督の認知症をテーマにした作品の凄みと祈りを感じました。

2013.12.24

「キャプテン・アメリカザファーストアベンジャー」

つまり「仮面ライダー」であるな。改造人間。そして国家に忠誠を尽くす戦争マシーンを作ったわけだ。第二次世界大戦を重ねながら、世界征服という子供のような野望を持つレッドスカル（赤い骸骨）が敵キャラクター。「仮面ライダー」は悪の組織が改造したのだが、キャプテンアメリカは国家が改造してんだからね、それから、戦争肯定、戦意高揚キャンペーンに使われたり。アメリカ人はどう思うんだろう。映画はまあよくある娯楽マーベル映画だが、考え方によると、危険な映画だな。映画「アベンジャーズ」に繋がる伏線もある。

2013.12.21

総天然色ウルトラＱ第24 話「ゴーガの像」

美術品「ゴーガの像」が博物館から盗まれた。「ゴーガの像」には言い伝えがある。アランカ帝国がゴーガによって滅ぼされたというのだ。深夜、盗品倉庫にあった「ゴーガの像」が割れ、中からゴーガが現れる。ゴーガがサザエの殻を付けた蝸牛の形状をしている。少しずつ巨大化しながらゴーガは街を徘徊する。目からは怪ビームを発し、人間を焼き殺す。戦闘機を撃ち落とす。「ゴーガは火と共に没する」の言い伝えに従い、火炎弾で攻撃する。火と共に滅ぶゴーガ。

2013.12.21

病気17

「あなたは深夜、ライトをつけクーラーをきかせてカーステレオをフルヴォリュームてかけながら全速力で高速道を走ってきた。そしてバッテリーがあがってしまった。まだ走り続けているとバッテリーがだめになります。車のバッテリーは交換できますが、人間の場合はそうはいきません。今は充分休んで、充電することです」ホンマやわ。

2013.12.20

「それでもボクはやってない」

周防正行監督。痴漢冤罪がテーマ。私が集中して観てしまったのはこの映画の主人公の体験した降りかかる不条理と私が体験したパワーハラスメントと重なったからだ。また、私はある二つの具体的な体験で「警察」というものに不信感を抱いている。だから非常に共鳴した。映画の描くテーマは普遍性があるのでは。良い映画だった。

2013.12.20

総天然色ウルトラＱ第23 話「南海の怒り」

漁船を襲う大蛸スダール。ただの大きな蛸なんだけどね。南海の孤島コンパス島の守り神になっているので、原住民はスダール退治に反対をしている。原住民が全て日本人の顔をしているのはご愛嬌。住民の一人アニタからスダールの住処を聞き出した。国連軍の軍用機が到着し、スダールを攻撃する。興奮したスダールは村を襲う。槍で立ち向かう村人たち。スダールを倒す。

2013.12.19

病気16

天気が悪いと体調が悪い｡こんなにも天候に影響されるのかと実感している｡だから､毎日､慎重に生きている｡しんどくなりそうな気配を感じるとすぐに横になるようにしている｡ｺﾂをつかんできた｡

2013.12.19

「アキレスと亀」

北野武監督作品。「TAKESHIS'」、「監督・ばんざい！」はクセのある作品は賛否両論あると思うが、続くこの作品は佳作と言えよう。私は好きな映画でした。売れない画家の一生を描写する。笑ったし、娘の遺体の顔に口紅を塗り、顔拓を取るシーンには狂気を感じた。拾ったコーラの空き缶に２０万円の値をつけ、路上にしゃがむたけしの孤独。ラストは納得しない。妻が帰ってきて「アキレスは亀に追いついた」となるのだが、妻は帰ってこないだろう。狂気のゲージツ家のところへは。

2013.12.19

総天然色ウルトラＱ第22 話「変身」

雪男の噂がたつ。モルフォ蝶の鱗粉を浴びた男は巨大化したのだ。捜索隊と一緒に元婚約者の女性も同行する。巨人は記憶も理性も失ったのか。巨人は人間なのか、怪物なのか。巨人はかなしい目をしている。このかなしみはウルトラマンシリーズのジャミラに継承されているような気がする。巨人は街へ向かう。元婚約者は巨人のもとへ。巨人は女に会い、歩みを止める。「お願い山に帰って」と女。女の思いを理解したのか、していないのか。巨人が女を掴もうとしたとき、レーザー光線が発射され、男は元の大きさに戻る。大切な人が「変身」してもその愛は変わらないのかを問う。

2013.12.19

劇団太陽族「血は立ったまま眠っている」

AI・HALLにて、現代演劇レトロスペクティヴ、劇団太陽族「血は立ったまま眠っている」、観劇。脚本は寺山修司。 1960年初演。辣腕と言うのだろうか、演出の岩崎正裕氏の圧倒的な演出力を強烈に感じた作品であった。作品は寺山修司さんの20代の作品である。 20代の戯曲は、寺山さんの映像や短歌に比べて、その魅力や天才性を私は感じることが出来なかったのは、私の集中力を奪うビョーキのせいだろう。寺山さんのコトバの届かなさがもどかしい。そのコトバの弱さを凌駕する岩崎さんの演出は、冒頭の卒塔婆を役者が持つシーンから戯曲を現代にさらけ出し、太陽族の劇世界が現出する。劇世界の基調はブルースである。終始、古いブルースロックを聴いている心地よさを感じた。

2013.12.18

病気15

悪夢を見ることは少なくなった。結構、毎晩でした。追いかけられたり、閉じ込められたり、失敗したり、大切な人を失ったり、大切な物が壊れたり、ま、小さな悪夢だけど。これ以上、続けば、眠るのが怖いなあと思いかけていたので、ギリギリでした。悪夢を見なくなった理由を考える。環境因との接触が途切れたのが大きいのだろう。先月まで、１ヶ月に一度、二週間に一度、接触があったのだ。休職者の状況を上に報告義務があるらしい。つまり、基本的に疑いがあるのかしらん。わからんけどシステムは。悪夢はなくなったが、活動量は制限される。ヤバいと思ったときはしんどくなる前に体を横たえることにしている。１日の活動量がオーバーすると、それはそれで、夜、しんどくなる。「しんどさ」の質量保存の法則である。しかし、生きねばならない、しなければならない仕事もある。バランスをとるのに慎重に毎日を過ごしている。

2013.12.18

「監督・ばんざい！」

北野武監督作品。 2007年の作品。コメディ映画は難しいなあ。笑えない。コメディ映画というよりギャグ映画なんで、特に難しいのかな。

2013.12.18

「SPEC～結（クローズ）～コウノ篇」

完結編であるから全ての伏線のアウトプット、全ての謎を解明しならない。また、世界滅亡のシナリオではないシナリオでフィニッシュをしなければならないので、どうしても論理の応酬になる。パラレルワールド、時間を巻き戻すというよくあるパターンにはなるのだけど、私は悪くないなあと思ったのは、時間が巻き戻ったことは瀬文以外誰も知らないのね、現実世界ではただの警官殺しってことになる。大切なことは誰にもわからないんだと思う。だから、当麻との繋がりは奇跡に感じる。当麻は闇を引き受けて、命をおとす。ラストシーン、佐野元春の「彼女」という歌が流れる。悪くない。

2013.12.17

「ライフ・オブ・パイ」

この映画は副題にあるようなたんなる「トラと漂流するお話」のワクに留まらない。神との対話の物語だ。生きるための哲学の物語だ。とても良かった。パイという青年の遭遇した数奇な運命。生還したパイの語る二つの物語。事実が問題ではない、真実が問題なのだ。振り向きもせず去っていくトラを見送る青年の切なさよ。良質な映画でした。

2013.12.17

ありがとうございました。

拙作「追伸」が第20回ＯＭＳ戯曲賞大賞を頂きました。ありがとうございました。頂いた賞は棚の奥にしまって、これからも精進していきたいと思います。本当にありがとうございました。

2013.12.16

「TAKESHIS' 」

北野武監督作品。バカにされ、虐げられていた売れない役者がピストルを手に入れて、夢を見ているのか。幻を見ているのか。死者が取り巻く。現実か虚構か。映画の撮影なのか。静かに狂気を孕み展開していく、または展開していかない。ラストシーンは武が武を殺す。不思議なテイストの作品。私は嫌いではなかったかな。

2013.12.16

「荒野のストレンジャー」

クリント・イーストウッド監督、主演。 1973年の作品。西部劇。流れ者で凄腕のクリント・イーストウッドがある通りすがりの町で、用心棒に雇われる。正義の味方ではない。悪漢である。用心棒の特権で無理難題を町に要求する。女を抱く。最後はきっちり約束を果たし、町を守るのだが。「悪」や「正義」の概念に縛られないイーストウッドのキャラクターが魅力的か。娯楽作品でありました。

2013.12.13

総天然色ウルトラＱ第21 話「宇宙指令Ｍ774 」

ルパーツ星人が人形に乗り移り「地球に怪獣ボスタングが潜入した」と警告する。また、ジュークボックスに乗り移り、警告する。「キール星人が地球侵略を考えている」と。ルパーツ星人は全宇宙の「正義」なんだろうか。ルパーツ星人は人間の女性の形になって主人公たちの前に現れる。ルパーツ星人の警告に従った人類は巨大エイ、ボスタングを殲滅する。最後にルパーツ星人は人類に告げる。「地球にはたくさんの宇宙人がもうすでに潜入している」と。ナレーション。「あなたの隣の人は宇宙人かもしれない」このモチーフはウルトラセブンシリーズでまた使われる。怪獣ボスタングの形状はただのでかいエイなのでつまらない。宇宙怪獣だろ。

2013.12.12

総天然色ウルトラＱ第20 話「海底原人ラゴン」

海底原人ラゴンは２億年前、地球を支配していた先住民である。普段は海底五千メートルに生息していたが、地殻変動で流れ着いた卵を取り返しに島に上陸する。ちなみにウルトラマンに登場するラゴンは巨大であるが（水爆の爆発により巨大化した）、ウルトラＱに登場したラゴンは人間と同じ大きさである。ラゴンは夜の中を静かに徘徊する。家に潜入したラゴンはラジオの音楽に耳を傾ける。音楽が好きなのである。音楽を聴くとおとなしくなるのである。ラゴンは地震の揺れで崖から足を踏み外すが、再度、港に現れる。卵からラゴンの幼体が孵った。幼体をラゴンに返す。ラゴンは受け取り、海に帰っていった。

2013.12.12

「キツツキと雨」

沖田修一監督。この映画、意外と面白かったな。監督は「南極料理人」撮った人だよね。こういう穏やかなコメディ映画は好きやな。主人公は林業に携わる職人気質の男（役所広司）と、その村にゾンビ映画を撮りにきた新人監督（小栗旬）。

2013.12.12

「銭形平次捕物控八人の花嫁」

長谷川一夫主演。一時代を気付いたこの俳優のことを私はあまり知らない。だから、観に行った。塚口サンサンシアターは昔の映画をリバイバル上映をしてくれるので嬉しい。ラインナップも興味深い。とは言え、映画館に一人だ。これも久しぶり。 1958年の作品。この頃の娯楽映画の雰囲気がなんとなくわかった気がした。

2013.12.12

総天然色ウルトラＱ第19 話「2020 年の挑戦」

登場怪獣はウルトラＱシリーズの代表的怪獣であるケムール人。造形が訳がわかんなくて素晴らしい。パトカーに追われるシーンは名シーンである。 500年、生き続けてきたケムール人は身体の細胞の老化のため、人間の身体を採集しに地球にやってきたのだ。頭の突起部からドロドロの液体を吐き出したり、有機物的なセンスが良いなあ。

2013.12.11

「ミスティック・リバー」

クリント・イーストウッド監督作品。最近、集中力がなくなってきたのだが、とても集中して観ることが出来ました。ミステリー。三人の男のそれぞれの人生を切り取る良質なドラマだったと思う。

2013.12.11

三角フラスコ「花鋏」「指先から少し血が流れ始めた」三日目

観劇、三回目。切れば血の出る仕事が「教育」という仕事なんだなあと思った。他の仕事もそうなんだろう。人間の営みは、全て、切れば血の出る営みであって欲しい。違うからね、現実は。さて、三角フラスコ大阪公演、終了しました。カンパニーの皆様、関係者の皆様、ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました。一月に仙台公演があります。私は、書き続けようと思います。拙作を上演して頂いて、本当に嬉しかったです。

2013.12.11

ワークショップ研究会の感想その１

AI・HALLのワークショップ研究会に参加させて頂きました。とても興味深いお話を聴くことが出来ました。新しい発見と言うよりも、「教育」と「演劇」に関する考え方の整理が出来ました。演劇人たちのための講座でしたが、私はむしろ教師が聴くべき講座だと思いました。お話を聴きながら私は、「自分は間違っていなかった」という確信と、だからこそ、現在、教育現場から（結果的に）排除、排他されているのだと思いました。さて、私はグローバル化の波は感じつつも、内田樹先生の読者であるので「脱グローバル論」派である。「閉じる」と言っているのではない。私の言い方では「人それぞれ、スタンダード（常識）が違う」ことを知ることは重要である。と、考えている。その点で、講師の先生にコトバは違えども共鳴する。しかし、「コミュニケーション教育」というコトバに関しては慎重である。「コミュニケーション教育」というコトバは、スキルアップや訓練の匂いを感じるので、胡散臭く感じるのだ。「コミュニケーション力」が不必要と言っているのではない。例えば、安易な小学校の英語教科導入で得られるようなものではない。スキルではない。「コミュニケーション力」は「自分の事を相手に伝える力」と言ってしまうと抵抗があるのだ。「自分」ってなんだ？私は誤解される言い方であるが、「コミュニケーションは難しい」と学校教育の中で学ばなければならないと思うのだ。まずは、「コミュニケーションは難しい」、そして、だからこそ、で、ある。どうも、「コミュニケーション→スキル→商品」と連想してしまい、ある劇団なんかを想像してしまう。よく企業の研修のウォーミングアップや、「教育」と「演劇」を知らない人のワークショップでコミュニケーションゲームがなされるが、実際の学校教育現場にあって、それらのワークショップにないものがある。それは「生活を共にする」ということである。学校教育はそこから始まるのである。この点が抜け落ちているから、「コミュニケーション教育」というコトバに胡散臭さを私は感じてしまうのだ。講師の先生の話を注意深く聴かねばならない。「コミュニケーション力」とは「他者と新しい価値観を創ることの出来る力」であるということに、共感した。他者と新しい価値観、すなわち、世界を創造する力を育むことは大切だと思う。私は小学校教育で演劇を創る理由を「他者と世界を創ることを体験する。そして、世界を創造した自分を肯定する体験をする」と定義している。つまり、世界を作ることを体感し「自分は、自分たちはすごい」と思う経験を小学校のうちに経験することは、生きていくための「力」になりうるのだと考えている。話がそれた。他者と生活を共にする中で「協働」が生まれるのである。協働は「生活」の中にある。給食の準備も、掃除も、「協働」なしでは成立しない、「コミュニケーション」なしでは成立しない。その「協働」する力は、スキルではない、もちろん、単純なスキルも大切であるが、直感力、創造力などもかなり必要なのだ。もう少し、講師の先生の話を聴いてみる。続く。

2013.12.11

「自殺」末井昭

「自殺」末井昭（朝日出版社）、読了。優しい、温かい本でした。

2013.12.11

総天然色ウルトラＱ第18 話「虹の卵」

ササメ竹の花と「虹の卵」を見つけると願い事が叶うと老婆が話す。また、竹の花が咲くのは不吉な前兆であるという言い伝えがある。竹の花が咲いた。空に金色の虹がかかった。原子力発電所付近に地底怪獣パゴスが出現する。パゴス出現の時、地震が起こる。原発と地震。 50年前のテレビ番組は今日のことを予兆していたのだ。ウルトラマンシリーズにおいても、ウランを食する怪獣がいた。危機感覚はいつから、なくなってしまったのだろう。マスコミは？

2013.12.10

総天然色ウルトラＱ第17 話「１/８計画」

人口密度対策により、人間の身体の大きさを１／８にする実験が行われている。主人公の女性新聞記者は縮小され、縮小人間の住む都市に送られる。その都市では名前を剥奪され、数字で呼ばれる。短編ＳFの趣。ま、ユメオチなんだけどね。そんな夢を見た。

2013.12.10

総天然色ウルトラＱ第16話「ガラモンの逆襲」

ｳﾙﾄﾗQの人気怪獣ｶﾞﾗﾓﾝの再登場｡ｶﾞﾗﾓﾝを操ることの出来る電子頭脳が何者かに盗まれた｡地球にｶﾞﾗﾓﾝを搭載したｶﾞﾗﾀﾞﾏ（隕石）が飛来する｡ｶﾞﾗﾓﾝが数体出現､東京の街を破壊する｡東京ﾀﾜｰも破壊される｡電子頭脳を奪った男の警察の追跡が始まる｡電子頭脳を取り戻す｡電子頭脳が保冷ｼｰﾄのような銀色のｼｰﾄにくるまれるとｶﾞﾗﾓﾝの活動は停止した｡男は拳銃で撃たれ､本来の姿にかえる､ｾﾐ人間である｡この形状がﾊﾞﾙﾀﾝ星人の形状の原型になったのだろう｡任務を失敗したｾﾐ人間は母船である宇宙船の光線に撃たれ､抹殺された｡

2013.12.10