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テーマ:ニュース(99709)
カテゴリ:トラブル!トラベル?
最近、医師不足について、新聞でも特集され、非常に興味を持っていたのですが、どうして最近はこんなに医師が不足しているのかさっぱり分からずにいました。
毎年、医大を卒業する学生はたくさんいるはずなのに、医師免許って医大を出てもなかなか取れないんだなぁ? とか、 やっぱり少子化の影響で医学部の卒業生が少ないのかな? とか、的の外れた事を色々考えていたのですが、今日読んだニュースでようやく、どういう事なのかが理解出来ました。 医師の数は、減っていなくて、逆に増えているのです。 なのに、何故か医師不足な現場が増えている。 それについて説明している記事を下記に抜粋します。 『<医師不足>総数増加も地域・科で格差拡大 たった1人の常勤医が当直勤務を毎晩こなす総合病院、出産の受け付けを中止した産婦人科――医師不足が深刻だ。とりわけ不足しているのは、勤務の厳しい診療科や地方の病院。一方で、医師総数は毎年3500人以上も増えている。医師たちは一体どこにいるのか。厚生労働省の 検討会は「地域間(診療科間)格差の解消が急務」とする報告書をまとめた。医師不足の現場を訪ね、実態を追った。 ◇「幸せな職場」求める若手…臨床研修の現実 医師不足の原因の一つとされるのが、04年に始まった臨床研修制度だ。医師免許を取った若手医師はそれまで、すぐに専門診療科を決め、卒業した大学の医局に入るのが一般的だった。一方、新制度では、2年かけて複数の診療科を経験する。 幅広い診察ができる医師の養成が狙いだが、若手医師を管理する医局制度が崩れ出した。中国地方の公立病院で研修中の20代の男性医師は「昔は医局に進路を決められていたが、今は自分で選べる。そのチャンスに挑戦したい」。東北地方の大学を卒業した女性医師は都内の病院で 研修中。「首都圏はプライベート面でも魅力的。仕事以外の楽しみがあるのはうれしい」と屈託がない。 「診療科によって勤務の厳しさに違いがあることを知り、楽な診療科へ流れる医師が増えた」とベテラン産婦人科医は嘆く。「新人が来ない」と言われるのが小児科や産婦人科だ。「楽で人気」とされるのは、勤務時間が規則的な眼科や皮膚科。こうした「若者気質」は、人気とされ る科の中でも医師の偏在を生んでいる。』 これを読んで驚きましたよ、私は! 要するにしんどい科は避けて、楽に儲けられる科ばかりに人が集中しているっちゅうことですわ。 しかし、しんどい科っていうのは、難しい手術をする外科や、大切な命を取り上げる産科、かけがえのない我が子を助けてくれる小児科、そして、夜間の急な発病にも対応してくれる当直医さんたちなのですよ!!! それが無くなったら困るでしょ!? だいたい、皮膚科、眼科ばっかり増えてもしゃあないやん!! 以下も更に抜粋です。 『樋田哲夫・日本眼科学会理事は「コンタクトレンズ外来など、楽に収入が得られる仕事を求め、すぐに開業したがる若者が多い。その分、当直や手術で忙しい大学病院は人手不足の状態だ」と話す。樋田さんによると、都心の病院の眼科に10人以上の新人が集まる一方、地方の大 学病院に1人も来ない「診療科内格差」が起きている。 日本皮膚科学会の塩原哲夫理事は「臨床研修は『青い鳥』を追う若者をつくってしまった。皮膚科でも当直はある。命にかかわる病気もある。そうした現実から逃げ、『もっと幸せな職場』を探す若者が目立つ」と嘆く。【永山悦子】』 なんちゅうか、情けないとしか言いようがないですね。 彼らは、いったい何を考えて医師を目指したのでしょうか。 青い鳥を追い求める、なんて綺麗な表現を使う必要はないですわ。 単に、根性がないだけですわ。 『◇総数は増えているのに・・・ 厚労省の調査によると、毎年約8000人の医師が新たに生まれ、退職者などを引いても、年3500~4000人増えている。それでも「医師不足」は起きる。』 本当にバカみたいな話です。 『「医師偏在は、医学界だけで解決できる問題ではない。経済的な視点も加え、報酬を労働の対価としてきちんと位置付ける必要がある。診療科ごとの必要な医師数を分析し、不足する科の教育を充実させるなど、長期的な配置計画も求められる」と話す。』 そんな回りくどいことをチマチマやるよりも、医大で、 「楽して儲けることばかり考えるな、ボケ!!!!」(by ドラゴえもん) と、根性を叩き直す教育を、どしどし採用した方が効き目有るような気がするんですけどねぇ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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