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2010年02月07日
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カテゴリ:おでかけモード
 先週、とあるメルマガで護衛艦「やまゆき」の一般公開が大阪は堺泉北港で開催されることを知り、他の予定を入れずに朝早くから出かけることにした。軍艦の乗艦は久しぶりだもんなぁ。

 駅から接岸場所までは約2キロ、歩いて行けない距離ではない。が、無料シャトルバスが出ると判っていたので乗っていくことにする。
 20人乗りのバス、意気揚々と出かけた【アホ】ので始発に乗ったのだが、乗客は15人ほどだった。全員男性は当然かと思いつつも、軍事マニアばかりかと思いきや、OB系後援会的なノリの人もいたな。
 もっとも全員男性は始発だけのようで、それ以降は若い母親が子連れで乗っていたりして、無料の屋外イベントと割り切っているのかも知れない。

 とはいえ、撮影しまくっているのは圧倒的に成人としては若い部類の男性。まぁ、必然的ではある。女性が撮影している時は、同行者の記念撮影になっている(^_^;)


 接岸場所には8時10分ぐらいに到着。ところが、乗艦は9時から。お彼岸まで40日程度とはいえ、日陰は寒い。まだ太陽も低いせいで、近隣倉庫の陰が艦船に直撃。

倉庫が日影になって、上下で輝度が異なる護衛艦


 この日影では写しづらいので、軽く撮影を済ませて乗艦を待つ。とはいえ、まだ30分ほどある。暇ですなぁ~ と思ったら、既に気の早い連中が行列を作り始めていた。まぁ、することが無いので私も並ぶことにした。1時間前から無料バスを出せば、そりゃぁ行列も長くなるわな。そのせいだろうか、定刻より10分ほど早く乗艦が始まった。


 乗艦に際しては、時代を反映してか、全員が金属探知機で探査。手荷物も開封して見せろと言う。金属探査以外は試写会並だ【笑】

 乗艦後すぐにパンフレットを配っているので貰ってみたら、ピンバッチ付き。

無料配布のピンバッチ

 私は内心ラッキー♪というノリだけど、事業仕分けの対象になってないんでしょうねぇ。国土交通省の「広報活動」みたいなミュージカルじゃないし(^_^;)


 さて、甲板と操舵室以外は基本的に立ち入り不可だったものの、武装は素手で触れるところまで近づける物が多かった。
 まずは艦首側に装備されているASROC。基本的には潜水艦対策の魚雷だけど、目標の近くまでは空を飛んで、目標の近くで水没して命中させようと考える物件。軍事知識の無い人には、なぜ映画で見るように最初から海中を進まないのか?という疑問がわくのかも知れないけど、潜水艦は水中の音を認識する装置が付いているので接近前に発射が判ってしまうと回避行動に移行する可能性がある。その時間を与えないためにギリギリで着水させて当てようという魂胆の物件である。

ASROC

 魂胆どおりに稼働するのかどうかはともかく、一般公開のときは弾は抜いてあると言われた。実際、中が見える。

ASROCランチャー内



 次は主砲。パンフレットには速射砲と書かれてる。

主砲

 弾の大きさが判るように模型まで置いてくれている。結構デカイ。

主砲の砲弾模型


 ここから、左舷沿いに艦尾へ向かう。

 こちらは普通の魚雷。前述の、映画でよく見る「最初から水中を突き進む」タイプですな。

魚雷発射装置

 これも中が見えるように発射管を開放してくれている。

魚雷管内部



 さらに艦尾に向かう。

 船の中央付近に興味深い掲示を見かけて、何度も光量を調整してやっと内蔵液晶で文字が読めるところまで撮影できたのがこのプレート。

立ち入り禁止区域の表示

 私が興味を持ったのはこの部分。

立ち入り禁止表示のアップ


 要するに、米軍の装備が配備されているか、米軍に供与されたものの内容は非公開といういわゆるブラックボックスが実装されているかのどちらかだな。一般に軍事は国家機密だけど、同盟国の軍事組織であっても見せないものは見せない、という意味では徹底している。発射管の中まで見せる自衛艦とは大違い、、、乗員でさえ全員は見ることができないという機密は見たい誘惑に駆られる【笑】


 さらに進むと艦尾にシースパローが装備されている。こいつも空を飛んで目標を狙うので、艦首のASROCと何が違うんだと言われれば、まぁ、嗜好だ【嘘】 艦首のは対潜水艦用、こいつは防空用である。

艦尾のシースパロー

 こちらも発射管の一つが公開されていて、中には訓練用模擬弾が実装されていた。なぜ判るかって? 「訓練用」と明示してあるもの(^_^;)

訓練用模擬弾後部


訓練用の文字が

 たとえ訓練用でも、ちゃんと中段フィンは装填中には曲がっているのが確認できる。発射後に広がって羽根になります。たぶん。

シースパロー発射管内

 もっとも、頭部は遊び心ですな。顔になってたし(^_^;)

訓練用模擬弾弾頭部


 ただ、これらの装備品もさることながら、やはりまた掲示に興味を示してしまうあたりは私である。

ミサイルに関する注意書き

 「誤って落としたときは…」って、揺れる船の上なんだから落とすことはあり得るとは思うんだけど、何が凄いって中段の「濡らすな」の方がもっと笑ってしまった。戦場の船上で濡らさないって、不可能じゃないのか?【笑】


 違う意味で興味深い物として、練習用の的になる船が載せられている。

デコイ

 説明していた人曰く、「高価なので当てて壊すと怒られるから、近くを狙う練習してます。」だそうな。まぁ、この数メートルサイズの艇の近くを狙える腕前なら、敵の軍艦に当てることは難しい話ではないだろうけど… 両色灯や尾灯が付いているので「夜間訓練に使います?」と聞いてみたら、「バッテリーが高価なのと、夜は回収が難しいから訓練はしてない」と言われました…


 さて一周したところで、操縦室を見せて貰うことに。急で狭い階段を上ると、そこにはファランクスが有る。苦笑いも含めて「オントップ」で笑える人には説明不要な物件。実戦じゃないけど、命中実績(米軍機撃墜)はある。

右舷ファランクスを後ろから


右舷ファランクスを前から

 一般公開のときには、こんな風に鯉のぼりも揚げるそうで。

 操舵室に入ったら、ロランCが搭載されていたのにまず感動【笑】 計器類は、まぁ普通の船舶です。操舵席に座らせて貰えるおかげで子ども達が離れず、ごった返してました


 ここまで見学させて貰って、約1時間。

 陽も高くなりつつあって、到着時には影だった場所も直射日光が当たり始めた。下船後、もう一度色んなアングルから撮影してみた。私はこのシーンが一番好きかな。

やまゆきの艦首から全景を


 それにしても空中線類は多い。電波関係の勉強をすれば、レドームで隠されていないと概ねの周波数帯が判ってしまうのは覚悟の上なんだろうけど、色んな周波数が使われていることが私でも判る。
 それはともかくとして、同じアンテナを円周上に並べてあるのは美しいですな。

上部のアレイアンテナ

 こう配置することで、個々のアンテナには電波到着の微妙な時間差が生じることから方向を決めることが可能という代物です。


 とまぁ、あれこれ楽しませていただいた半日でした。お土産(?)に艦名入りの帽子を購入。なんせ私の頭がデカイので、軍事系のお店でないと帽子のサイズが合わない【爆】ことが多いのよねぇ。


 いずれにせよ、冬の海上は寒いですが、特別職公務員の方々お疲れ様です。






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最終更新日  2010年02月11日 14時18分31秒
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