ひのとり(2024)#1
連載は初乗車以来3年ぶりです。じねんじょ列車の道中で使ったのは近鉄のひのとり。JRよりも安く移動できるのと、大雪のときには所要時間が新幹線とほとんど変わらないため、貴重な名阪間の移動手段として使う人は多いです。今回はプレミアム車を中心に現在のサービスを見ていきます。ひのとりは名阪のノンストップ系統の特急に主に使われます。嘗ては、鶴橋~名古屋間はノンストップが基本でしたが、津と一部は大和八木に停まるようになりました。それでも所要時間はノンストップ時代とあんまり変わりません。逆に津に停車するようになってから、三重県内の移動が格段に便利になりました。年末に松阪肉のセールで買い出しに行くときにはすごく重宝します。普通車は3年前に出しているので、この1枚でとどめておきます。シートピッチは1160mmとJRのグリーン車と同じピッチで並びます。普通車でもバックシェルタイプのリクライニングシートが並ぶので、ストレスなくシートを倒せるのはありがたいですね(^-^)。メインはこちら。プレミアムシートです。普通車とは名阪間で僅か700円(大阪~津間は400円)の違いでグランクラスと同等のサービスが楽しめます。グランクラスよりも格段に安価に乗れるので、平日でも乗車率が高く切符はなかなか取りづらいのが現状です。プレミアムシートはグランクラスとほぼ同じタイプのシートが搭載。シートピッチは1300mmでバックシェルのついた大型のリクライニングシートが並びます。シートはメーカーが非公開になっていますが、しまかぜの大型シートが住江工業製であることを考えると、ここで作られているのが濃厚かなと感じます。管理人はもちろん、1人掛けシートを狙って乗ってきました。本革製のシートで、安価に乗れるのであればこれぐらいは奮発可能な範囲です。今回は近鉄の株主券が1200円ほどで入手できたので、名阪間は4000円程で移動ができました。値上げ前のアーバンライナーのDXシートとほぼ同等の価格で乗れる計算です。ヘッドレストは、枕が可動する独立タイプで、頭に合わせて調整が可能です。ホールディングが調整できるシートはJR東日本の新幹線の他、エアラインの国際線でもスタンダードになっています。後ろはこのような形です。ひのとりのバックシェルはJRのグランクラスよりも小さくなっており、その分足元が広く取られています。小型テーブルをスライドすると、ペットボトルが入れられる仕組みに。コントロールパネルは、リクライニングやレッグレストの調整機能の他、シートヒーターや読書灯の操作も可能です。車内サービスや続きの話についてはまた次回。