桜の雨、いつか。

世の中、完璧を求めて自分一人で背負いこんでしまう方もいる
私もどちらかというとそういうタイプ
人にうまく頼ることができない（自分からは）
強く、何かあったら助けるからと言ってくれる人なら甘えられるんだけどね

土曜日は会社のお掃除を強化すると決まっている
決まっているのに、もうだれもちゃんとやらないのよね
結局会社が汚れていたりすると注意されるのは私
家で例えると、嫁さんがだらしないとか言われるのと同じですね
どんなに社員が増えても女性が増えても
結局増えれば増えるほど、誰かやるだろうという気持ちが出てくるんだと思う
私はずっと一人のころからこの会社にいて、人をあてにしてはいけないということを知っている
だから土曜日は淡々と掃除をするようにしている
私がしている仕事はほぼ「誰もやらないから仕方なくやっている」ものが多い

私がずーーーっと掃除をしていても、後から入ってきた下っ端の女性でさえ
動こうとしない　もちろん入ってきたばかりの頃は違ったし、ちゃんとやっていた
人って、時間がたてば本性が現れるものです
人の信用もそうなんだろうね、最初だけの人は信用ならない
いつまでも同じことをし、同じ結果を残している人（そんなすごいことじゃなくてね）って信用できると思います。裏切らないというか
私はそういう状況になるといつもこう思うようにしている
何にもしない人　と、思われたくもないし、自分はやるほうの人にあこがれるし
そのほうが絶対いいと思う
徳を積む　ってこれじゃん？って

私は今まで幾多の苦労をしたピンチがたくさんあった
けど、悲惨な状況になったことはないし、ピンチの中でもかなりラッキーだったと思う
最近で言うと母が入院して施設を探す時もそうだった
まったく苦労することなく、グループホームを探してもらうことができた
施設に入ったあともそう、3年後、母が暴言や暴れたりすることで職員も危険だしもう手に負えませんと精神科を受診してくださいと言われたが、ほどなく新型コロナが大流行してしまい
受診そのものが3カ月後くらいになり
その間に暴れたりしなくなった→とりあえず精神科→血液検査の結果精神科より重度の貧血でそっちのほうが命の危険→精密検査→がんの疑い→病院では認知症患者を受け入れられません→今まで通りの施設でお世話になる→看取りまでしてもらった

父はくも膜下出血で大手術したものの10日で亡くなってしまったし
申し訳ないほどに両親に関しては短期集中の苦労で終わった
私の中には仕事を辞めて介護をする選択肢などは一切なかった
というのも、母は生前から長生きしたくない　子供に迷惑をかけたくない　と言っていた
ならば、私が迷惑と思わない方法でできる最善はと考えたら
介護施設に入ってもらうことしかなかった。
きっと仕事を辞めて（そんな気まったくないけれど）介護なんてしたら
ノイローゼになっていただろうし、恨んだに違いない
何だってプロに任せるのが一番いい

母を送り出し、ほとんど後悔していない
認知症になる前に、私ができることはやりきったと思っているから
これからは自分の人生だけを見つめて生きていくんだけど
この先もうまく波に乗って生きていけたらいいな
だからこれからも、人がやらない仕事たくさんやって
徳を積みまくろうと思う