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長押 綴

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2016.08.31
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カテゴリ:🌾7種
7巻から9巻までの回想ではじまった、今回の話。
 ひばりちゃんの故郷っていうだけじゃなかったんだね。

 源五郎のトラウマシーンも含まれていたから、おそらく安居だけでなく、夏のA全員の回想だと思われる。この回想の中に思った以上に多く登場していたのが、努力家で視力で落とされてしまった小瑠璃の親友のばら。
 逆にあゆと虹子のところは少ない。満月とか、骸骨の行進とか。
 彼女たちはもうそれらを乗り越えたということなのか、それとも。


・氷漬けでもなく、骸骨でもない茂の姿。

見た安居でさえ戸惑っている。そして、

(あのあと まだ、時間は過ぎていないのか?)
「屍蝋化したんだよ」
「……!」

・(では…やっぱり死んでるんだ)

 茂の死を、ちゃんと受け入れた安居。

「……こんなところに、放っておいたのか」
「こんな寒くて暗いところに、一人で、」
(怖がりで寂しがりな茂を)

 再会できたことの喜びよりもまず、どこまでも自分たちへの扱いが無機的なことに憤る安居。
 けれど要さんは表情を変えない。

要「危険を冒して回収する意味はない」
 「お前には期待していたのにな…これだけの犠牲を払ってそのザマか…
 失敗したとは思いたくなかったが…


        残念だ」


安居「 」

・要さんは。

  安居を煽って自分を殺させようとしているのかそれともどこまでも正直に言った結果なのか。
 「花はこれだけの犠牲を払ってそのザマじゃなかったな、成功した!やったー!」
 って花に言えるのかなーこの人。

 安居はいまだに中途半端に要さんのこと大事に思ってしまっている。
 卯浪や貴士先生から言われても激昂はしたでしょうが、要さんに言われたら安居壊れてしまうんじゃないか。壊れたものは壊しきってしまおう(やさしさ)ということなのか、要さん。


・安居のいいところは真っ直ぐなところ。
 安居が窮地に陥るのは愚直さと直情的な所。


・安居と要さんが互いにナイフを取り出す。
 そして、安居を殺させないために銃を取り出す涼。

 この二人って格闘技やったらどっちが勝つのかな。
 安居は精神状態危ういし未熟だし要さんも精神状態危ういし年だし。

 読み返すと、なんだかBASARAの柊と浅葱の19巻の対決シーンすごい思い出す。
 師匠の柊は弟子の浅葱を「心」が足りないと評価し、その裏で浅葱が敵視している朱理はそれが足りてると言い、浅葱はそれを撤回しろと迫り戦うけど…という。

 まあここにはヒロイン居ませんが。


・そして、たぶんなんだけど安居よりも要さんのほうが
「今からお前を殺しにいく」的な構え方をしている。

 安居は感情的にしか殺人できなそうだけど要さんは計画殺人寄りだよなあ…



・「やめろ!」





 居た。


聖女平和系ヒロイン(男)居たわ。






 嵐「百舌さんがやめろ!!」



といいつつ安居を足蹴にするってどうなんだ…
   腕の力では安居止められなそうってことだったのか…?

嵐「涼!撃つなよ」
安居「嵐、お前には関係ない、どいてろ」

安居「こいつらは、俺たちを……


     茂の代わりに、殺してやる!」

新巻「よかったな」


・新巻さん(無表情)



・新巻さん(無表情)



・新巻さん(無表情)





安居「…なに…が……」





新巻「もう一度会えて」






新巻「普通は二度と会えない」

新巻「骨も拾えない」

新巻「思い出すことしか できない」



・新巻さんは新巻さんだった
夏Aに対し年月の重みを対等に語れるのは、この人だけなのではないか。

 17年の重みと、15年の重み。

 それがやっと、ずっと走り続け、闘い続けてきた安居の膝を折らせる。


・涼「お前を、待ってたのかもな」


  「送り出せて、嬉しかったんだろうよ……



     ……笑ってるし」

 安居「涼…」

 涼(大分俺も毒されてるらしい…)


・涼…!
 この火水組、安居はどこまでクールさを得るか
 涼はどこまでホットさを得るか
 が気になるところです。
 特に涼の場合、残っていた数少ないホットさ(たとえ貴士さんが敵だろうと一応恩師ならば殺さないようにしないと)が「邪魔者はとにかく殺さないと大事な仲間が最悪そいつに殺される」にされてしまったわけですし。

あったかさ

 愛すべきアホと言う名の、毒。ウイルス。

 感染源:夏のBチーム。


 他チームだと真面目過ぎるんだろうな。薬ばっかり。潔癖さばっかり。あy
 そんな世界だからこそ…ポイズン!!
 夏Bの毒、あまっちょろさ、遊び、優しさが巻を追うごとに発揮されていくんだろうな。


軽く微笑みながら死んでいる茂に、同じく微笑みながら泣きながら手を延ばす安居。
安居の穏やかな表情って稀だなあ…。喜怒哀楽の怒と哀がずっと多かったから、猶更。

茂は幸せに死んでいった。
茂は誰も恨まなかった。

安居が復讐することも望まなかった。

「頑張ったよね」
安居に頼られたかったことも、安居に認められたかったことも、一人の人間としてお互い助け合うことも、全てあの蝶の中で達成することができた。

きっと、「茂の為に復讐を」は そういった意味でも茂の望むものではないんだろうな。

けれど、こういった再会はきっと望んでいた。

 ……安居には悪いんだけど…

 要さんたちに回収されることはきっと茂も望んでなかったと思うし
今回の再会に限ってはGJと思ってしまう。
 墓とかちゃんと作ってもらえたならまだしも、動物の餌になってた可能性だってあるわけだし。土葬だとしても、一人ひとり丁寧に埋めるより 戦時下の如く大きな穴を掘ってそこに大量に投げ込んでいたかもしれない。








「待たせたな……」


水の中の茂、そして安居。



         (戻ってきたよ)


 俺達に家はない、と言った安居。
  家は、確かにあった。

 (その理屈で言うと「家を追い出された」のばらでさえ
 肉・肥料というかたちで家に戻ってきて夏Aメンバーの血肉の一部になっていますし…)



小瑠璃「戻って来た…
    「大丈夫?」 うん

    辛い 怖い 嫌な場所だけど
    繭ちゃんものばらちゃんも みんなそこに居る
    楽しいこともいっぱいあったんだよ」


「家路が聞こえてきそうね」と言う、虹子。
動物たちとの触れ合いを思い返す源五郎。
やっぱり静かに泣くばんちゃん。
やっぱり何を考えてるか分からないあゆ。


全てのチームと、夏のAチームが繋がった瞬間。



・ちなみにここでも夏Bとそれ以外の温度差ェ…………いや、ウェット差?

 ハルとか、夏のAに特別仲良い人が居る場合(多分お蘭さんも虹子方面で)
 悲惨な目に遭い、過去にすがることでなんとか生きてきた所が近い新巻さん
 秋ヲなど、ある程度俯瞰的にものを見てきた場合
 朔也(情状酌量について検討中)

……たちは、今後もこの話とある程度関わって来そうな感じですが……。

 藤子さんとか完全この空気の部外者だし、加害者だとずっと思ってきた相手が被害者でもあると言われて戸惑いがあるのかもな。

・お蘭さんから、くるみちゃん(妊婦)と流星の安否だけが分からないと聞き、顔をしかめる要さん。くるみを探そう、と結構思っていたからなあ。
 でも、くるみちゃんという一個人よりも、プロジェクト成功の象徴として捉えているような気も少し感じてしまう。
 安居の「弱い者は守る」に、主が死んだのにプログラムで城を守り続けるロボットみを感じていたけど
要さんにもそういう所を感じる。

 誰かの為に奉仕するのが生きがい。
 けれどそれは概念とすりこみへの奉仕に近いものがある。
 





・続いて、過去の清算。

要「嵐、なぜ安居を庇う」

 「夏Bにとって安居はどうだった」

 「みんなにとって安居はここに居て意味があるのか?

脅威じゃないのか?

 厄介者じゃないのか?



     必要か?」


 ……育ての親の言うことじゃないです。
  いくら自分で正解が分からないからといって、どうしてこんな聞き方しかできないのか、
どうしてこういった形でしか興味を持てないのか。

「どうだった」 だけじゃ、「テスト」にならないから、駄目なのか。


・安居の罪状をずらずら述べる要さん。
1.秋のガイド殺害
2.みんなに対して横暴な政治
3.従わないハルを殺そうとした
4.花をレイプしかけた
5.そのあと(直後とは言ってない)見殺しにした
6.おそらく自分たちのガイドも殺してる

「お前らこれでも安居を好きでいられるのか」とでも言わんばかりの。
これ、夏Bのみならず安居ファンに対しても言われている気がします。

ええ、好きですよ。
殺人犯だろうと横暴だろうと妹(小瑠璃)の彼氏をぶん殴る兄貴(おとん?)だろうと
復讐強制労働マウンティングレイパー未遂したのに花に対し罪悪感抱いてなかろうと
トラウマで暴走したり体固まってしまおうと

それでも好きだわ。ファンだわ。

誰かを傷付けてきたけれど、誰かを守ろうともしてきたから。
痛々しいけど、あがいているのも自己嫌悪と自己正当化の狭間で揺れ動いているのも幼気さと健気さを感じるから。
仲間への執着がとても強いから。
要さんのことをなんだかんだで好きなままでいてしまっているから。
何度も何度も「帰る家はない」と思って自分を無理矢理納得させてきたから。
親友への罪悪感をずっと抱えてきたから。
安居の一生を見ていきたいから。

因みにファンブックの人気投票(縦船編最後の頃敢行)によると、「共感できる相手」はナツと安居とまつりちゃんでワンツースリーフィニッシュでしたありがとうございます。


小瑠璃「卯浪先生はみんなで撃ったんだよ。ばんちゃん以外」
ハル「えっ」


 ここで最初につっこむのが、涼じゃなくて、安居の右隣だったけど今は一緒に行動していない小瑠璃というのがいいなあ。

涼「……要さん、前にも言ったろ
 あんた誤解してるみたいなんでもう一度言う

 ハルと花を殺しかけたのも、夏Bをテストして何度も殺しかけたのも、俺だよ 」


ラストシーン。
衝撃を受けている描写が出るのはまつりちゃんだけです。
ということは、次の回はまつりちゃんと涼の回なのか。

……なんか、まつりちゃんは涼を何があっても好きそうな気もするけど。

涼が安居に対して、壊れてしまっていてもフォローしようとしているように。

夏のAチームが、安居をそれでも好きでいるように。

**


さて、安居の罪状を整理する前に。

敵役・味方のダークヒーローが「俺はこういう理由からこういうことをした」と言う場合、
BASARAの浅葱にしろ、白の王にしろ、朱理にしろ、
「過去編は後出し」もしくは回想なわけですよ。もしくは、番外編として語られます。
主人公じゃないんですから。

けれど安居の場合はがっつり「本編と同じ流れで」「幼い頃から順を追って」説明されています。回想にしても長すぎます。既刊が6巻と短い所に3巻分です。
 幼い頃から選民思想とサバイバル技術を叩き込まれてきたその様は、幼い頃から赤の王に対して憎悪と復讐の念を募らせてきたBASARA主人公・更紗と似たものがあるのではないでしょうか。
イレギュラーは精通の記憶(当時風邪をひいていたためうろ覚えだったと思われる)くらいです。
つまり、安居の罪状・動機については推理小説の犯人捜しのように「今まで出された条件から推測する」ことがある程度は可能であると考えます。


●安居の罪状(とその動機)


1.秋のガイド殺害
     (病原菌保持者(思い込み)殺そうとしたが十六夜さんが止めた結果)
2.みんなに対して横暴な政治
     (リーダーシップの暴走)(トラウマの暴走)
3.従わないハルを殺そうとした
     (妹のような小瑠璃をかどかわしたと思った(おとん)ので殴った)
     (娘(小瑠璃)の彼氏 兼 安居の情緒不安定剤を殺そうとしたのは涼)
4.花をレイプしかけた
     (→マウンティングと労働搾取と復讐心と禍福調整の為と思われる
5.花を見殺しにした
     (花にダイイングメッセージを叫ばれる直前まではロープを投げようとしてた)
6.卯浪殺害
     (むしろあの状況で卯浪を殺されないと思う要さんがおかしい)

もしこれが裁かれるとしたら。

1→病原菌持っているにしてもせめて対処法は「閉じ込める」「治癒方法を探す」などあったはず。他の夏Aも止めるべきではあったし、出たばかり&卯浪殺したばかりで情緒不安定だったとはいえ安居のこれは過剰すぎる反応。自分も実害蒙っていないのに。
更に、その直前に相手から情報を受け取っていたのにこれ。恩仇どころじゃない。

2→選民思想と熱血。同じように支配し強制労働させていた秋ヲ・お蘭さん達との違い。
 今後の為にも安居は何故自分が裁かれたのか認識する必要がある。

3→セコムにしてもやりすぎ。殺そうとはしてないにしろ殴ったことは駄目。

4→動機については、マウンティング復讐禍福調整発言+「暑くて水がなくて」しか言ってないから安居自身わけわかってないと思われるんだけど最低限接近禁止令、最高秋ヲ言う「悔い改める」=自分の罪を認識し相手に対し罪悪感を感じそれを何らかの方法で表し、今後(自分がみっともないから・嵐に対し申し訳ないからだけでなく)接し方を改める必要あり

5→見殺しについては要・貴士が夏のAチームに行ったそれよりもずっと「故意」性が低い。下手すると、ばんちゃんの見殺しよりも。
とはいえその直前に花が自ら入水するきっかけになったのは1と2と3と4のせいなので
花の感情よりも情報交換を優先してしまった無神経性は罪と言えば罪なのかもしれない。

6→小瑠璃が言ったように「全員で殺した」。ばんちゃんでさえ、意図的に見殺しにした。
 それだけのことを卯浪はやった。
 
 でも多分、卯浪を殺さなければスッキリしなかったし通過儀礼にもならなかったんだろうけど
ここまで壊れなかったのかもしれない。

 人を1人故意で殺した経験があったからこそ、1が起こってしまったのかもしれない。
卯浪殺害事件実行犯:選抜の7人  計画犯:要さん

と、いう感じになるのかな。なってほしいな。



前に書いたいったんまとめ

・安居の「どいてろ」に、涼が言う「来るな、危ない」っぽさも感じた
 洞窟に入った当初、混合チームから一斉に責められることを予想したとき
 それを嵐に知られたくないと思った安居。 
 嵐は、安居と結構精神的に対等に接せている気がする。

・安居は何故花に性的暴行未遂したのか

 →もしかしてだけど、なんかこう、自分で性的欲求をどうこうできないんじゃないかな…
 どうにかする方法の効率のいいものを誰からも教わってこれなかったとか。
 当然エロ本はないだろうし、彼女も居なかった。
 個人の性欲の濃さとか薄さとかは別にして、
 ばんちゃん→人体に詳しい=自分の人体もある程度はコントロール可能
 源五郎→動物に詳しい=動物の繁殖とか嫌がるメスの姿とか見てる
 涼→どっかから情報仕入れてそう

 安居→卯浪が小瑠璃ちゃんにセクハラしたことと、自分の行いが結びついていない?

 だから、こう、ストレス発散のサンドバッグになれと。殴ると行動に余計支障出てしまうし、「そこまでやる必要はない」って思ってるのかも…わかんないけど。

 まあ…その…少女漫画でストイックキャラが自慰してる姿とか考えたくないけど
本誌で田村先生がやっちゃってたからもういいかなって・・・

 多分安居はこれまでスポーツで発散するタイプだったと思われるけど、ある程度落ち着いてきてそういった欲求が出てきてしまったとか…
 どっかで「男は怒りでも勃●できる生き物」って読んだからそういうのかも

WAKARAN
ごめん私女だし これまで好きだから・色気にムラムラするから襲った系のしか読んだことないからそういうのちゃんと分かんない…

 結局的には蝉丸さんの言ってた「アホ」が正しそうですが。

 とりあえず!!裁判を待ちます!!!!

※追記:一旦考察しました
安居のモンペかもしれないし7種本編読み飛ばした所ある読者だけど安居の花に対する性的暴行未遂事件について考察したい・1(仮定)





まとめ


時間空けてしまってすみません。


最近結構考察書いちゃってるしまとめの前にも考察書いているので
改めてまとめること……?となったため

「二次元の「罪」において、考察をする上での疑問点」を少し。
投げっぱなしです。


・自分の罪を自覚しているキャラと、自分の罪を自覚していないキャラに対してでは
考察のスタンスが異なるのではないか?
・二次元の事件と三次元の事件、それらの動機を同列もしくは近くに据えて考察していいものか?
・好きなキャラへの否定的な考察は可能なのか?否定的な考察をして、それでも好きでいられるか?
・どこまでが本人の責任なのか?




*****


蛇足:

安居→水属性
涼→火属性

茂→水属性
要→火属性

美帆→木・土属性または水属性
貴士→火属性


こんなイメージ。

*****

火水トリオで属性系診断メーカーやってみた結果:


どうしてこうなった。





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最終更新日  2016.11.11 23:22:06
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