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「断片的に思い出す」
「幸せだった記憶を」 「奪った奴が許せない」 映画『メメント』の1シーンパロした 安居が嵌り過ぎて笑えない。 というかもはやただの本編。 安居は記憶喪失でこそないけど、無数の事実と言う名の感情と記憶と記録のメモが散らかっていて、けれど肝心な所の資料が抜かれているのは安居の心の中の情景と近いような気もする。 自分の記憶が蓄積はされてるけどされてるだけで積読のように系統だった整理をされていない時点で安居の16~30の状態ってメメントとそう変わらない気がする。 17歳まで先に先に、昔の記憶を糧に食らって反面教師にして生きてきたのに、 17歳で失敗した自分が、まだ茂と一緒に居た頃の自分(黒安居)が、 「今のお前は俺よりみっともない」 「俺よりも役立たずだ」 「先生の毒に侵されてる」 「夏Aの皆を茂を死なせた先生と同じになる」 「夏Aの皆が小瑠璃が憎む先生と同じになる」 と繰り返し繰り返し問いかけてくるから、だから進むに進めない。筋を通せない。 感情も論理も乱反射。 花を責める時の気持ちは復讐のそれだけじゃないと涼が指摘したその真意は。 あの時の安居は自分に似た鼻持ちならない末黒野さんをいじめながら昔の自分を殺そうとしていたということかもしれない。 「でも昔の自分も愚かだ」 『花を見ていれば分かる』 『花に俺達がされたことをやらないと』 『花に愚かな盾突きをしないように教えないと』 『俺達を逃げないようにしていたのは誰だ』 『あいつだ』 『なんだ、教えられたことは 無 駄 じゃ な か っ た じゃ な い か』 つまるところ某心殺し役憎まれ役からの全く喜ばしくない継承。 そして更に進行する過去と未来の混同。 そして正義とか悪とかどうでもいい、あいつらと一緒とかもうどうでもいいから、 とにかく復讐させろ、断罪させろ、再現させろ、『教師ども』の如く上下を叩き込ませろ となったのが例のやらかしなのかもしれない。 嫌過ぎるけど、悪堕ち・精神汚染系リョナだと思えばまあ読めるといえば読めるか……なあ…。 正直、表の考察ではこの話については裁判以外では触れたくないんだけど、まあそろそろ決着つくっぽいし、裏の考察からちょっとだけ引き出して考察ご意見ブラックボックスに投書しとく。 ……花にだって感情があると言われたことで、ようやく花と昔の自分の同一視をやめることができたんだろうな。花を庇う台詞というだけじゃなくて、切り離す為の台詞にもなったんだろう。 けどあの聖人枠・皆のお説法役嵐でさえ、田村先生の代弁者かつ皆の癒し役状況整理役嵐でさえ、 言っている事は一意見というスタンスを一応崩さないわけだから、ちょいちょいポンコツっていうか状況理解しきれずにもしくはしきらずに発した言葉があるということは否定できないと思う。 人間だからね。 DV枠の先生達から被DV枠の安居が「何故逃げなかったんですか」 に対して「そうしたら死ぬ」と返していたら割と対応難しかったんじゃないかな。 過去の安居からすると15-16巻の安居がラスボス扱いされそうで哀しい気持ちがある お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.02.27 05:38:58
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