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カテゴリ:🌾7種2次表
*待っている人と待ってない人達の話*
*『気が気じゃない』* 「安居くんが言ってることも分かるよ」 「全部を否定はできない」 「そんなことをしたら、これまでの全てが無駄になってしまう」 「僕達が先生達の教えを実践するしかないように」 「でなければ、僕達全員、狂人の妄言を信じて行動し続けた盲人ということになってしまう」 そう言う彼の瞳もどこまでも綺麗で、否定できなくて、うちは結局黙り込むしかない。 あんな奴帰って来なければいい。 そう思うのに、いつまでもずっと許さないつもりなんはうちらだけみたいに感じる。 周りのみんながどんどん態度を軟化させていく。 焦る。 花ちゃんが可哀想やろ。 あんな奴受け容れたらまた同じような事繰り返すで。 示しがつかんやろ。 十六夜さんの死はどうなるんや。 あいつらが、特に安居が認められていくごとに虐げられた事、殺された事が軽んじられていくようで、うちはどうしてもそれをうけいれられんかった。 百歩譲って、幼馴染の夏のAチームは仕方ない。あいつの犯した罪を知らずに仲良うなった夏のBチームも仕方ない。 それなのに。 秋も春も冬もあいつに蟠りを抱えたままなのに。 子供達はあんな奴等に憧れ始めとる。 だから余計に、赦せへん。 あんな奴からの支援や資源なんて、本当は受け取りたくないんよ。 それを見た子供達が、あちら側に行ってしまうんやないかと、気が気やない。 * お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.30 18:49:27
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