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カテゴリ:🌾7種
人と接する時、言葉を使う時、どうしても様々な思い出がフラッシュバックする。
自分の罵った言葉、罵られた言葉、世間に馴染むことのない言葉、植え付けられた価値観が頭を埋めて俺を食え俺を養分にしろ俺になれと強いてくる。 頭が空っぽになるのは鍛えた通り、また鍛えられたとおりに動く時だけだ。 だから、船に乗って、言葉の違う人と出会うことができたとき新鮮だった。 彼らと交わるときほのかに安心を感じてさえいた。 彼らとはジェスチャーや、たまにある共通言語を用いて会話した。 そのときは卯浪の言葉も、貴士先生の言葉も、要先輩の言葉も、全てワンクッションおいて、彼ら彼女らの言葉と繋がる。 新しい世界に来たのだと思うことができた。 世界は広い。 こうして、また俺は新しい世界へ旅立つ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.28 11:45:16
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