カテゴリ:ラジオ
→関連記事:Radiko関係の定点観測・2012年9月 1.Radiko関係のできごと radiko、2012年11月1日より愛媛・南海放送ラジオを配信開始 - radikoでラジオを聴こう! 四国で初めて、南海放送ラジオが、新たにRadikoで試験放送を開始したとのこと。 アップルがネットラジオ参入? 業界大手パンドラの株価が急落(@niftyビジネス) - goo ニュース アップルが次に狙うのはインターネットラジオ : ギズモード・ジャパン Radikoではないが、アップルがネットラジオに参入のうわさがあるようだ。まあ、日本で簡単に始められるとは思えないが。 2.Radikoの受信環境 RadikaβVer1.71 つくったもの公開所 Radikoの配信仕様が変わったため、Radikaでストリーム録音ができなくなり、大慌てしたが、作者が対応してくれて問題は収束した。今回の仕様変更の詳細は知らないが、Radikaを明示的に拒絶するためのものなのか、不安も残る。 正直、ストリーム録音ができるRadikaは、容量的にも、音質的にも、私にはベストの選択肢なので、使えなくなると痛いな。 Radikoを予約録音する WEB-UI。作ったよ - ブックマクロ開発に Radikoの番組表をクリックして予約録音するWebアプリを、HTML5ベースで開発している人がいる。今後の計画を見ると、期待できそうだ。 XBMCを使ってみよう : スクリプト XBMC.radiko ver.0.0.10 WindowsやLinux、MacOSなどで使えるメディアセンターアプリXBMCで、Radikoが聴けるプラグインが公開されたようだ。 Ubuntuにrtmpdumpを導入してradikoの放送を録音 | guro_chanの日記 radikoの放送をrtmpdumpで受信するまでの流れ | guro_chanの日記 こちらは、以前から知られているUbuntu環境でRadikoを録音する方法についてまとめたもの。 Radiko Player (ラジコ プレイヤー) Ver 1.33 norikistudio - フリーソフト iNet Radio Receiver 2012-10-27 MuRadiko V2.52 Radiko Player (ラジコ プレイヤー) Ver 1.32 norikistudio - フリーソフト ここらは、Radikoの仕様変更への対応が主な変更内容。 3.Radiko関係の考察 著作権法の改正後、Radikoの録音は違法なのか、ということについて、混乱している人も多いようなので、整理しておきたい。 違法ダウンロード法(禁止法)まとめWiki - トップページ まず、結論から書く。 (1)Radikoを録音して、個人使用の範囲で聴いたり、複製したりするのは問題なし。 (2)Radikoを録音するアプリを一般に提供するのも、現時点では問題ないが、今後、Radikoの運用が変われば、一部のソフトは違法になる可能性がある。 (1)についてもう少し詳しく。 Radikoの録音には、次の2種類がある。 (a)一度音声に復号し再生して、それを再度MP3などにエンコードして記録する方法 (b)配信されるビットストリームをそのまま記録する方法 (a)は、再生した音声を録音しているに過ぎず、法律上のダウンロードには当たらない。一方、配信コンテンツの録音には該当するが、Radikoの配信ストリームには、コピー制御記述子やコピーガード信号などは含まれておらず、再生した音声を録音し、個人使用の範囲で保存したり、コピーしても全く問題はない。 (b)の方式の場合、ビットストリームをそのままキャプチャーし保存する行為は、ダウンロードと解釈される可能性が高いが、Radikoのソースは、基本、有料放送ではないため、録音しても、改正著作権法でも、違反とは言えない。 ただし、別途有料で配信しているコンテンツを、Radikoで流した場合は、保存が違法と解釈される可能性は残るが、「らじこん」のような放送番組の有料配信は、放送後に有料配信を開始する場合、放送時点では有料コンテンツとは言えず、録画に違法性はない。 また、CDなどがすでに販売されている音楽を流すことについては、著作権団体に対し、放送免許エリアの人口×聴取率で決まる定額の著作権料を、放送として払っており、Radikoはあくまでエリア限定をかけて難聴対策としてサイマル配信を行うので、多分追加の著作権料は払わずに配信を認めてもらっているはず。 そして、Radikoは、あくまでアナログ放送のサイマル配信なので、コピー制御もアナログ放送に準じてコピーフリーなので、キャプチャーしてもよいというのが正しい理屈となる。 次に、(2)の録音ソフトの配布についてだが、Radikoの録音ソフトを実現する方式は、上に書いた(a)(b)の二方式があるのは同じだが、(1)とは適用される法律が少し事情が違ってくる。 まず、(a)のように一度復号して再生した音声を、エンコードして録音するタイプのソフトを公開することについては、ダウンロードではなく、録音であり、録音として見ても、配信側からコピー制御も指定されていないことから、全く問題ない。 問題なのは、Radikaのように、(b)のビットストリームをそのままキャプチャー保存できるソフトの配布だ。 コメント#1927822 | radiko、4 月 12 日より平常運転へ | スラッシュドット・ジャパン まず、不透明なのが、ここで説明されている意匠登録された「Radiko」マークが含まれる画像を使うクライアント認証だ。Radikoは、この画像に著作権を主張しており、勝手にコピーして利用することを禁止すると主張している。 理屈の正当性には疑問があるが、Radiko側が、勝手アプリを排除したいという意思は明確に感じられるため、この認証をパスする勝手アプリを公開した場合、Radiko側から訴訟を起こされる可能性は否定できない(訴訟で勝てるかどうかは不明)。 ただし、現在の配信方式では、セキュアな配信プロトコルSMTPEを使用しているものの、クライアント認証のみを行っており、配信のビットストリーム自体には暗号を掛けていないため、現状は、配信ストリームに「技術的保護手段」が掛けられているとは言えず、キャプチャーソフト自体は違法ではない可能性が高い(認証にグレーな部分はあるが)。 ただし、今後、もし、Radikoがセキュリティを強化し、SMTPEでコンテンツ自体に暗号を掛け始めたら、それを解除してストリームを保存するソフトを公開する行為は、改正された不正競争防止法によって、逮捕、起訴される可能性も出てくる(サーバーの負荷が重くなるため、当面しないとは思うけど)。 Radikaの開発者も、その点は意識しているらしく、いつRadiko側から警告を受けてもいいように、(2)の録音方式を削除し、(1)の機能だけを残せるよう、準備を既に整えているように見える。 結論としては、Radikoの録音に関して心配する必要はなく、最初に書いたように、現状では、Radikoを録音し、個人利用の範囲で利用することは、著作権法上、問題はない。 ただし、今後、Radikoの配信方式が変更された場合、ストリームをそのままキャプチャーするタイプのRadiko録音ソフトは、一般公開できなくなる可能性があるが、その場合でも、再生してエンコードするタイプの録音ソフトであれば、特に違法性はなく、今後も利用できるはずだ。 4.我が家のRadiko環境 Radika v1.70が突然録音できなくなってあわてたが、v1.71にバージョンアップしてからは、予約録音の頭切れも短くなり、快調だ。 [送料\210~] 「ダイレクト録音」機能で「らじる★らじる」等の録音も出来る【Webラジオ 録音 ダウンロード版】【特価!】「radiko (ラジコ)」を録音できる! ラジ録2 Windows版 Windows7 対応 ライセンス販売 [メ01] RadikoなどのWebラジオを録音可能。マグノリア ラジ録2 Mac版 RADI-02 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月05日 00時40分37秒
[ラジオ] カテゴリの最新記事
|
|