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南包の風呂敷

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柳居子@ Re:『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』(06/01)  よく分からない映画を、面白と感得され…
南包@ Re:周囲が評価は己の評価に非ず(07/19) 柳居子さん >穿った見方では無く、正鵠を…
柳居子@ 周囲が評価は己の評価に非ず 穿った見方では無く、正鵠を突いていると…
南包@ Re[1]:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) KUMA0504さん コメント有難うございませ…
KUMA0504@ Re:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) 私は観ない作品は一切評価しないことにし…

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南包

南包

2007.01.29
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カテゴリ:映画
『リトル・ミス・サンシャイン(ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス)』は、子どものミスコンである。

地方大会で繰り上げ優勝した少女一家が、本選に向うまでのロードムービーであるが、これが一筋縄にはいかない濃厚な物語。

父母とその父(少女からは祖父)と少女の兄と、母の弟の6人が、おんぼろワゴンで1000キロ以上走る。ロードムービーとしては、さほどの新鮮味はない。家族の再生の物語ということも普通だ。

だが、最後のコンテストのシーンは息を呑む。それは、見てのお楽しみ。

さて、ミスコンはやはり残酷だ。出ているほうは懸命だが、見ている側は、やはりどう考えても、野次馬だ。昔のローマと同じだ。それほどに、このリトル・ミス・サンシャインもおぞましい。

普通に頑張る子がおぞましいし、その親たちがおぞましい。

自分こそまともであると、思っている人々(自分も例外ではない)の奇妙さ、不自然さ、おぞましさ、様々な異状。気づいている人は少ない。この映画の肝心なのはその部分だ。

普通の人が、おぞましいと思われるようなことにこそ、人の真心がある。そういうことを見事に描いている。秀作だ。






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Last updated  2007.01.29 23:01:56
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