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カテゴリ:幸せへのもこみち(まっすぐな道)
災害時における楽観性・希望その効果と危険性の初回 災害時における楽観性・希望その効果と危険性2 ポジティブなイメージとして、事実に基づかない思い込みがポジティブ・イリュージョンとなり、以下のようになります。 1.自己高揚的認知 2.自己コントロール能力への強い信念 3.現実とかかわりのない楽観主義 効果:ストレスに対する生理的・神経内分泌的反応制御 ガンを患ってしまって、お医者さんから「余命半年」と言われて愕然としますが、それをポジティブに受け止めたら、半年以上元気に過ごしていたという事例もあります。 おめでたい妄想として、好きなヒトからデートのお誘いがあった~それだけでもテンションが上がってデートの時どんな洋服着ていこうかしらもしかしてこのままおつきあいが続いて結婚なんてことも~ と妄想する人もいるでしょうね ポジティブ感情の拡張形成理論として、ポジティブ感情(喜び・満足)の効果は、 1.独創的思考・柔軟性のあるアイディア・創造性・受容性の上昇 2.認知的・身体的・社会的資源の上向き となり、視野が広がり、身体的にも元気になり、自分や他者を受け入れやすくなります。 ポジティブ感情経験 → 思考ー行動レパートリーの一時的拡張 → 個人資源の継続的な形成 → スパイラルな成長、そしてまたポジティブ感情経験へと続き、繰り返し繰り返し起こります。 ポジティブ感情とネガティブ感情の関係は、脳生理学・認知科学の見解でいうと、喚起する部位が異なり、活性⇔不活性、快⇔不快のニ軸により、ポジティブ感情とネガティブ感情は独立した直交関係となるのです。 東日本大震災での災害時のポジティブ感情として メリット:希望、積極性 デメリット:過信・正常バイアスによる逃げ遅れ 自分は大丈夫だと思っていたら、災害に巻き込まれてしまった。災害において現実にそぐわない楽観主義は、危険ということです。 インテグラル・ポジティビティ、つまり統一的なポジティブ性としては、ネガティブ感情と同時生起しつつ心身の健全な発達に貢献するポジティブな感情・認知・行動であるということです。 最後に、尾崎先生からこのようなコトバを受けました。 「生きているうちで修業や勉強をしなくてはならないことも大事だけど、人生の成長に必要な痛みを受けているから、自分自身を痛めつける必要はないと思います。自傷行為などで自分を痛めつけないください。生きているだけで苦しいこともあるのです」 これって、明石家さんまが娘のIMALUちゃんの名前の由来である「生きているだけで丸もうけ」と同じような意味ですよね 約1時間半に渡った尾崎先生の授業は終わりましたが、その後、尾崎ゼミの学生である女子大生さんが翌日に学会出席する際のプレゼンのリハーサルにも聴講しました。 大学生で学会に出席する、というのは、大学院生か理系の学科の学生の世界だと思っていたし、私が大学生の頃にはなかったです(史学科だったから?)。 10人程の聴講生の前で教壇に立って、プレゼンしている女子大生さんはちょっと緊張しているようでしたが、初々しく、かつ研究に基づいたしっかりとしたプレゼンをしてました。 次回の講義は、ゲスト講師によるワークだそうです。 難しかったと思いますが、読んでくれまして、ありがとうございますm(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年06月08日 14時42分25秒
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