チョギ　マリャ　ネガ　イッチャナ

政権交代である。官僚出身の政務官が古巣の職員に対し「無駄な残業はやめよう」と訓示したことがニュースになっている。

「部下のため上司は早く帰れ」総務政務官、実感込め訓示

国会待機などの悪しき慣習が無駄な残業を生んだ。上がりとなる頃には終電も終わっているから、タクシーの需要が異様に増えた結果、居酒屋タクシーなどの弊害も生じた。深夜未明まで煌々と灯りが点いた霞ヶ関の中央官庁で、優秀な頭脳が待機に身をやつし、英気を養うことすらできずにいるのは大きな損失だ。公務員時代は手取りが安いのに、拘束時間だけはアホみたいに長いから、損失を取り戻そうと天下り先で高報酬を得ようとする。とにかく高級公務員と呼ばれる人たちが、こんな非生産的な業務に従事しているのは世界の笑い者だ(-"-メ

この政務官は９４年入省組で、バカバカしさを目の当たりにした世代といえる。実のところ官僚を待機させることで、国会が円滑に回っていたという側面は否定できない。政務官もそんなことは百も承知で、上が号令を掛けないとなかなか下まで浸透しない官僚組織に、訓示という形で率先垂範。官僚組織に風穴を開けて欲しい(^-^)