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きょうは、こちらは朝からシトシト雨

わたしは、というと・・・。

午後から、のんびりお昼寝をしたりと過ごしておりました
(のんびりお昼寝できるなんて、平和な証拠ですねっ）

来週末、もしかすると・・・蘆花の生家に行けそうで。
（行けるといいですが）

今日は、久々徳冨蘆花研究所でも。

１８９９年、明治３２年、５月１０日

１１０年前の蘆花の日記より・・・

２００８年、平成２０年、５月１０日

このﾌﾞログにて蘆花氏が目にした風景を甦らせたいと思います。。。


*～「暮春の野」～*

青葉茂りて、村々緑に埋もれ、蘆のびて川狭ふなりぬ。

川の上流に立ちて、村の彼方に沈む日を見る。

日は己に小坪の山にかかりて、

山は青黒き村の梢に絶々の紫を見せたり。

潮次第に満ちて、川逆まに流れ、一川の泡、

雪の浮める如く、青蘆の影を掠めて遡り行く。

彼方の岸に四ツ手網あり。

人は青蘆に隠れて見へねど、其四ツ手を引上ぐる毎に、

網は夕日を帯びて紫金色に閃き、

玉の如き水たらたらと川に滴る。

やがて日は紅の球を動かして山に落ちぬ。

残照林端の空を紅に抹し、

水にも其色流れつ。

潮はいよいよ川に満ち、残照を浮かべ、青蘆の影を載せ、

白き泡を運び、紺色の林影を浸して、

漫々としてまさに小板橋を浸さむとす。

時々魚あり林影の中にはねて、

紺青の水に白き渦紋を湧かしぬ。

夕風そよ吹き、残照の影も次第に薄ふなりぬ。

蘆は影と一つになり、そよそよ歌ひながら暮れ行く。

何處の寺の鐘が杳々として野末を渡る。

やがて地は青黒う暮れ、人家の障子に燈火紅に見へ初めぬ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （五月十日）

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蘆花さん。

１１０年前の今日はお天気もよかったことでしょう。

上流に立ち

山に沈み夕日を眺めながら

その景色を眺めながら

様々な色を感じ、自然の動き感じ・・・

蘆花さんの目に映るとこのようになるのですね。。。

さすが、自然詩人

でも。

蘆花さん、

今はもう、この世は人家に障子なんて

なかなか見られません。

障子からガラス戸になりサッシになり・・・

でも、この景色。

これは、きっと今でも変わらず見られる景色かと。

１１０年前に比べると、日本も変わったようで

変わっていない部分もあるのはうれしいことですよ。
（でも、変わった部分が大きいですが）

もう、これ以上日本の景色が変わりませんように。。。

～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*

今日の夕食はこちらをいただきました。

izumimirunさんのレシピより

*～人参の☆トロトロうどん～*



レシピはコチラです☆

蘆花さんの詩のようにほっこりするようなおいしい～メニューです！

もう～こんなお料理私も大好きです

それに、火もほとんど使わないような？

人参にお塩をまぶして、練りゴマで絡めるのがおいしさの秘訣です！

そして、また豆乳と長芋コンビもバッチリ！

卵がお好きな方は、一緒にいただくと最高かと。

トロトロのお陰で、もう～お腹いっぱいになるくらいの満足レシピです！


Izumimirunの「vege dining野菜のごはん」
(いつもお世話になっています♪）

izumimirunさんごちそうさまでした☆

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