カテゴリ:論モノ
WHATSMAN@NNN
ここでも何回か、書いたが、 HIPHOPは4つの要素からなっている とよく言われる。 一般的に言われているのが DJING、MCING、WRITING、B-BOYING の4つだ。 俺の回りには、 DJ、MCはいるが、 残念なことに ダンサーやライターはいない。 だから、 そういう人たちの声が 俺のところにほぼ届くことがない。 ってことで、 まさに手探りな状態ではあるが、 WRITINGについて、 今日はちょっと考えてみたい。 ってことで、 俺もよく分かってないんで、 異論反論を歓迎します。 エアゾールアートというと、 BLAST誌で沼田アツシ氏と 対談していることでおなじみのSTAKや 連載をしていたPHASE2が思い浮かぶ。 あの辺の人のコメントを見ると やはり基本は電車や壁などへBOMBのようだ。 NYCとかの映像を見ると、 かなりの数のグラフティーアートが 散らばっている。 また、日本でも、 特に渋谷や桜木町@横浜などには かなりの数のアートがあるようだ。 当然、TENJIN親不孝にも 多くのボムが存在する。 すげえグラフもあるし、 名前を書いただけのTAGってのもある。 「街うろつけば目に入るTAG」(@行方不明) ってところやろう。 そういったものを見たときの 率直な感想としては、 「かっこいいじゃねえか」(@胸中) ってところ。 が、ここで思い出すことが一つある。 ワイドショーとか 夜のニュースの特集とかで、 何度かこのライティングについて 扱ったものを見たことがある。 そのテレビ番組の中では、 アートとしては捉えられてはなく、 若者がする「ただの落書き」として扱わていた。 俺の感性では、 上記のようにかっこいいと思うものも結構あるが、 別の感性からしたら、 落書きでしかないってのもわかる話。 芸術なんてそんなものやろう。 たとえば、暴走族がする落書きを俺はええとは思わないが、 やってる奴らはええと思ってやっとるんやろう。 まあ、あれとアエゾールアートを 同列に考えるのはおかしいやろうけどね。 話を戻す。 で、そのテレビ。 民家の壁にTAGや絵が書かれていた。 それを年老いた夫婦が、 一生懸命消していた。 「何度消しても、またかかれるんですよ・・・」@老夫婦。 こういう展開で番組が進むと、 考えざる得ない。 エアロゾールアートには ヴァンダリズムという言葉がついて回る。 上記のような例や、 車にタグを書いたりする奴もいる。 地域的なものもあるだろうが、 こういうのは俺的には否定したい。 自分の車に書かれたら、 まじでかなわん。 くそかっこいいアートが書かれてあったとしても、 腹が立つのに、 俺がまったくいいとおもってない 暴走族の落書きなんがかかれてた日には、 書いた奴をとにかく探して、 弁償させるしかねえ。 その老夫婦はそれを落書きとしか思ってないわけよ。 財産権の侵害でしかねえ。 では、公共物ならいいんじゃないか。 という、意見を聞くこともある。 たしかにわからんでもない。 この辺は俺もよくわからんが、 次のような事実がある。 公共物に書いたとしても、 それは確実に公によって消される。 その消すためにかかる費用。 それは俺らの税金 AKA 血税だ。 クソかっこいいグラフがそこに残るんならまだしも、 それを消すために俺らの税金が使われる。 考えるべき点の一つだ。 なんで、消すのか。 落書きとしか思ってないから、当然やろう。 それがたとえば有名な画家が書いたとしても、 突然そんなことをすれば、 法治国家の日本では、消されるのが自然の流れ。 住民が、「消さないで」という運動でもおこせば はなしはべつやろうが。 現在、国がどんな風な考えをもっとるか 詳しくはしらんが、こういうのがある。 「割れ窓理論」 ネットから、参照してみる。 *************** 割れ窓理論(われまどりろん、Broken Windows Theory) 軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで 凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする犯罪学上の理論。 アメリカで考案された。 「建物の窓が壊れているのを放置すれば 他の窓もまもなく全て壊されるだろう」 との考え方からこの名がある。 治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。 1.一見無害な秩序違反行為が野放しにされると、 それが「誰も秩序維持に関心を払っていない」 というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作りだす。 2.軽犯罪が起きるようになる。 住民の「体感治安」が低下して、 秩序維持に協力しなくなる。 それがさらに環境を悪化させる。 3.凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。 よって、治安を回復させるには、 一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる。 警察官による徒歩パトロールを強化する。 地域社会は警察官に協力し、秩序の維持に努力する。 などを行えばよい。 (参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B2%E3%82%8C%E7%AA%93%E7%90%86%E8%AB%96) *************** この考えを採用しとる県警もあるようだ。 理屈としては正しい気がする。 その理論が、実際の現場でいきるのか、 それとも机の上だけ幅をきかしているモンなんかはしらん。 まあ、効果はあったらしいけど。 では企業の壁ならどうか。 消すのが前提なら、 それにより、企業は金を使う。 そのことにより痛手を受ける社員も居るかもしれん。 予定外の出費なわけだから、 多かれ少なかれ、痛手はある。 話がトビスギかもしれんが、 それにより業績が悪化、 その流れでリストラとかあったとする。 それが身内とかやったら、たまらんやろう。 やはり最後はこれ↓に行き着く。 グラフはアートなのか、どうなのか。 単に街の景観を損ねるだけの 犯罪率をあげるものなのか。 アートとして俺はとらえているが、 個人、また公の物、 つまりは書くことが 認められていないものに 書くことはどうなのだろうか。 エアゾールアートの基本はやはり スタックが言うように 電車や街中の壁なのだろうか。 もう一度書くが、 正直、エアゾールアートに対して、 深い知識がないので、 俺にはよくわかない。 個人個人が深く考えるところだろう。 また、話し合うことも大切だと思う。 いろんな意見が聞きたい。 今日はこんなところだ。 ピース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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