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WHATSMAN@NNN
先日、 イングロリアス・バスターズ をDVDで見て、 面白かったので、 その流れに乗り、 15年ぶりくらいに パルプ・フィクション を見た。 まだ大学生だった俺の あの衝撃は相当なモノがあった。 94年産。 今も大したことないが、 当時はもっと知識もなかったことにも起因するが、 それでもああいう構成の映画を見たことがなかった。 時系列が編集されとる。 あれ、こいつ、なんで、 とか思いながら先を見ると、 まさかこの後から、ここに繋がってたとはーっ みたいになる。 また、あの胡散臭さ、 独特のダーティーなノリ等も 俺にはマジで新鮮やった。 音も渋かったし マッハGO!GO!Tシャツとかが出てくるしで、 B-BOY的にニヤつける要素もクソある。 ジャンゴーブギーやアルグリーンの名曲。 いろいろと魅力のある映画なわけだが、 中でもタランティーノの脚本、構成もさることながら セリフ回しについても 当時、映画雑誌等でいろいろと賞賛されてた記憶がある。 今、ネット等で探ってみても、 やはりタランティーノの独特のセリフ回しについて、 言及してる人が多い。 それはそうと、 パルプフィクションでの もっとも有名なセリフ回しとしては、 以下のものがある。 「俺の家の前に 『ニガーの死体預かります』 って看板が出てたか? 出てないよな? 何で、俺の家の前に 『ニガーの死体預かります』 って看板が出てなかったと思う? 俺の家じゃ、ニガーの死体は預からないからだ」 この辺の言い回し。 イングロリアス~でも似たような感じで、 「どうして地下で戦うのが大変なのか知っているか? それは…地下だからだ!」 とかもあった。 この辺の台詞について 面白いと思ったが、 それがタランティーノ独特のものなのか という部分がある。 なぜかといえば、 英語圏の文化がわかってないからにほかならん。 つまり、 もしかすると、 アメリカでは この手の言い方が一般的なものかもしれんわけ。 たとえば、 ステレオタイプというか、 俺らが、いかにも、という感じで イメージするものとして、 「何してくれてるだ、このやろう。 せっかくの週末が台無しじゃないか。 俺の週末を台無しにしやがって、 てめえのケツの穴に靴を突っ込んでやる。」 とか 「俺のケツにキスしな」 とかがある。 俺らはそんな表現をすることがねえ。 が、このような光景を アメリカ映画等ではよく目にする。 「言葉の壁、完全に突破」とは 言い切れん部分は存在するんやろう。 この辺の文化の差、みたいなところは やっぱそこの言語だけじゃなく、 文化まで理解せんと、 その面白さは分らんと思う。 それでも、 看板出てたか? のクダリは、 どっかでサンプリングするしかねえ。 つうか、 あと面白いのが、 さまざまな伏線など。 かなりネタバレになるが書くしかねえ。 ハニバニの頭のところで、 まさかビンセントの背中が映ってようとは。 つうか、 深読みしだしたらきりがない、 っていうか、 そこを意図して作られとる気がする。 ・ビンセントとミアの握手 ・マーセルスの絆創膏 ・聖書の言葉@サニー とか、いろいろと気になる。 ネットで探りながら あー、そういうことね みたいになったりもある。 どうでもいいが、 ブッチが日本刀を選ぶシーンから 後ろ向きに刺すシーンは圧巻やろう。 が、もっとも真似をしたくなるシーンは ビンセントのロカビリダンス。 あれは確実にどっかでサンプリングするしかねえ。 マニアックで自己満足に 走りがちな監督というイメージが強いが、 今回のイングロリアス~は それをなるだけ抑えた感じだったし、 パルプフィクションとレザボアドッグスは マジで上手くハマったってところ。 レザボアもクラシック。 つうか、 オンタイムで見たので、 ここまでハマったのかもしれんってのはある。 いまから 初めて見る人からしたら よくあるプロットじゃねえか ってことになるかも。 とにもかくにも 15年ぶりくらいに見た パルプフィクションで クソ盛り上がった。 今日はこれで。 ピース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年08月30日 22時42分50秒
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