WHATSMAN@NNN

今日は予告通りで、
M-1グランプリ最終回。
その感想を書かせて頂こう。

正直、俺があーだこーだ書くことに
いらつく人もおるやろうが、
そこはもう、俺の知ったことじゃねえ。
俺の好みを自分らのBLOGで書く、
以外の何物でもない。

とはいうものの、
好きな芸人をけなされたら
いい気はしない、とは思う。
でも、仕方ねえ。
あくまで俺の好みで書く。

ってことで、HERE WE GO。

まずは今回の参加者。

・カナリア (よしもと東京)
・ジャルジャル (よしもと大阪)
・スリムクラブ (よしもと東京)
・銀シャリ (よしもと大阪)
・ナイツ (マセキ)
・笑い飯 (よしもと大阪)
・ハライチ (ワタナベ)
・ピース (よしもと東京)
・パンクブーブー（敗者復活／よしもと東京）

吉本以外は９組中たったの２組。
ジャニーズが男性アイドルシーンを
牛耳ってるの似たようなもんやろう。
事務所の壁を越えた交流もあるので、
アイドルシーンまではないかもしれんが、
あまりに偏り過ぎた感はある。
事務所の力は大きいとは思うしね。

まぁそれはそうと、本題へ。
一組ずつ振り返っていこう。

１、カナリヤ。
正直、クスリともこない。
他のネタを見たこともあるが、
俺の好みのずっと外。
全部を見るまでもなく、
最下位を確信した。
あのタイプのネタをこのご時世に
持ってくるか、とすら思った。
まぁあの設定でいいとしても、
一個一個のボケが弱い、
というか、
もう少し一個一個が上手く繋がるとか、
適当に面白風味なことを並べた、って感じで、
特に大きな裏切りもなく、
あるあるでもなかった。
まぁ正直言えば、
ツッコミの方の服装、髪形等、
見た目が好きじゃなかったのかも。
７８点

２、ジャルジャル
昨日も書いたが、
基本的にあまり好きじゃないタイプ。
めちゃイケのレギュラーになったが、
なぜにダイノジじゃなく、
ジャルジャルなのか。
コントが中心のイメージがあり、
漫才ではどうなのか、
ってところも見たが、
基本的には上記のとおり。
俺の好みではなかった。
が、独特の空気、ってのは
常に出してくるので、
好きな人も多いかもしれん。
ネタとしては、
設定は変わってるし、
ボケもちょっと違った感じで、
悪くはなかったが、
爆発力はない。
８６点。

３、スリムクラブ。
今回、先日の予習で始めて見て、
今日のネタで二本目。
それだけで判断すると、
かなり好きなタイプ。
間の取り方がいい、という批評もあるが、
個人的には、
あの間の取り方の前に、
ボケの方の圧倒的な空気感がある。
それを突っ込みじゃなく、
あのポカーンな間を
ツッコミとして活かしてる
ってとこじゃねえか。
ボケの中には弱いものもあったが、
あの空気感で持って行った。
９３点。

４、銀シャリ。
悪くないんやけどなー、
ってのが率直なところ。
古いタイプ、ってのは分るが、
タイプは問題ではなく、
面白さは生み出せる。
わけのわからん連中が多い中、
個人的には好印象。
ツッコミのSKILLは高い。
ボケの方もあのツッコミがありきで考えると、
あれくらい控え目な感じでいい。
ただ、一個一個のボケが弱かった。
で、ツッコミの方も
技術があるが、
ツッコミの言葉で笑いを生むという部分に欠けた。
エッキスは面白い。
８８点。

５、ナイツ。
個人的に好きなコンビ。
ツチヤの突っ込んだ後の
ボソボソ攻めてくる小さいツッコミが
マジで間違いない。
微妙な下ネタも好きなんだが、
今回は封印してきた。
っていうか、
ネタの本筋も
これまでのスタイルを
変化させてきた。
悪くないし、
もっと点が高くてもいいと思った。
畳みかける感じがないと、
M-1では厳しいのかも。
９０点

６、笑い飯
一本目のネタは
かなり面白かった。
もう説明不要やろう。
９５点。

７、ハライチ
これも悪くないが、
いつもと全く同じノリ。
このスタイルをずっと続けても、
正直、厳しい気がする。
裏切り、という意味においても、
特に大きなものもなく、
あー、そんなかんじか、
ってところで終わる。
個人的には、
狭いところに向けた、
マニアックなのを入れても
いいんやねえかと思った。
ノリボケという新しいスタイルではあったが、
昨年からのヒネリが欲しかった。
ポテンシャルは高そうなので
今後を期待したいところではある。
８４点。

８、ピース。
今回のネタ。
まったくと言っていいほど、
俺にはハマらなかった。
まぁ会場の受け具合は
それなりにあったので
面白いと思う人もおるんやろう。
もう少しブラックな要素とかを
入れていくといいかもしれんが、
いかんせん、
ネタの本線が微妙。
８４点。

９、パンクブーブー。
敗者復活組。
はっきり言って
一本目はかなり面白かった。
個人的には
笑い飯のネタの方が好みだが、
面白いと言わざる得ない。
よく出来たネタ。
練習の成果、というべきか、
ボケの方のSKILLも高く、
決勝１回目のネタとしては
最高と思う。
９６点。

ってことで、
俺の採点では、
以下の通りとなった。

９、パンクブーブー
６、笑い飯 (よしもと大阪)
３、スリムクラブ (よしもと東京)
５、ナイツ (マセキ)
４、銀シャリ (よしもと大阪)
２、ジャルジャル (よしもと大阪)
８、ピース (よしもと東京)
７、ハライチ (ワタナベ)
１、カナリア (よしもと東京)

ってことで、
決勝進出３組ついては
なんら不満はなかった。

で、決勝。
はっきりいって、
スリムクラブの優勝でよかった。
個人的にも、
会場の笑い声的にも
間違いなくスリムクラブやったハズ。

たしかに異質ではあるが、
面白い奴が優勝すべき
と思うので、
笑い飯を優勝させたい気持ちは
俺にもあったが、
それでもここは
シビアにスリムクラブで
よかったんやねえかと思う。

今後、スリムクラブが活躍するか、
と言われれば
それは全く未知の世界。
あの空気感だけでは
さすがに厳しいやろうとは思う。
二回大会で笑い飯が
突如現れたときと同じ感覚があった。
あの時も、
何で、ますだおかだ、か、と思った。

まぁでも仕方ねえ。
笑い飯は好きだし。

にしても、
パンクブーブー。
まったく同じテイストのネタを
二本連続でやるって
どういうつもりなんか。
意味が分らん。
酷い話よ、あれは。
まぁ敗者復活からで、
ネタが間に合わんかったのかもしれんが。

兎にも角にも
これでエムワンも終わった。
寂しい限り。
あのノンスタイルが
優勝した頃が最悪やったが、
終わるとなると寂しい限り。

まぁまた
別の形で何かが始まればいい。

というわけで、
振り返ったみた今回のエムワン。
手厳しいことをかいたかもしれんが、
あくまで、俺の個人的な感想。

今日はこんなところで。

ピース。