アロマで女性ホルモンバランスを整える
香りは鼻から入り、脳の中の視床下部という部分に届きます。そのすぐ下にある下垂体にも影響を与えるといわれます。下垂体は卵巣からの女性ホルモン分泌を促すよう指令を出す部分です。一方、視床下部は自律神経に関係するため、香りを嗅いでリラックスすればホルモン分泌だけでなく自律神経のアンバランスを整えることも期待できるわけです。視床下部は非常にストレスに敏感な部分といわれます。そのためストレスが多いとホルモンや自律神経のバランスを逸するのです。いろいろな症状が併せて見られる更年期障害のケアには、植物の複合的な成分が混在されているエッセンシャルオイルを使ってのケアはオススメです。香りは気分にも大きく影響を与えますから、体と心の両方に作用するという点で心身ともに不安定にある更年期障害にアロマケアは効果的といえます。◆ 好きな香りでリラクゼーション 香りを感じてストレスをためずリラックスする。 心と体に作用するアロマで女性ホルモンバランスを整えていきましょう。◆ 女性ホルモンの働きを正常化させる香り 好きな香りでリラックスすると、副交感神経が優位になり、ホルモン分泌に良い影響が出ます。 世界的に好まれる香りにローズがありますが、好みは個人によって違ってきます。 好きと感じる香りを楽しむ時間が何よりも大切なことです。 < ローズ、イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ、ローズマリー、ジャスミン、ラベンダー 等 >◆ 女性ホルモンを活発にさせる化粧品 ホルモンが減少すると全身の肌が乾燥しやすくなるため、 刺激に敏感な肌になり、炎症をおこして たるみ や くすみ の原因となります。 年代に合った化粧品、ホルモン変化に対応する化粧品など 自分の肌変化に合わせた化粧品を選ぶようにしましょう。 皮膚の中にあるホルモンレセプターに外からホルモン様成分を与えるということから、 ザクロ種子油、ワイルドヤム、ヒオウギエキス、ダイズエキス、プエラリア・ミリフィカ根エキスなど を配合した化粧品がたくさん出回っています。 しかし、成分にこだわることで、匂いが嫌いだった場合など、逆に イライラしてしまうようでは期待する効果は得られません。 容器などの見た目や感触、好みの香りで心地よいと感じられるものかも重要になってきます。◆ 女性に多い自律神経失調症・・・ ストレス社会の今、このストレスが自律神経失調症の原因になっている場合があります。 ストレスは人によって受け止め方が違います。 同じ出来事であってもこれを前向きに受け止める人、マイナスに受け止める人がいます。 マイナスに受け止める人はストレスとして感じている人が多いです。 くよくよ悩んでしまうタイプの人はおおらかに物事を受け止め、 発想を転換させるなどしてストレスを回避させたいものです。 しかし、ストレスを受けているにも関わらずそれを本人が感じていない場合もあり、 身体の異変で気付くこともあります。女性の一生は初潮、生理、妊娠、出産というようにホルモン分泌と深く関わっています。女性ホルモンの分泌は視床下部のすぐ下にある脳下垂体から指令が出て分泌が促されます。自律神経も視床下部が支配しており、自律神経とホルモンは深く関わり、影響しあっています。ホルモン分泌が不安定な思春期、出産期、更年期は、自律神経失調症になりやすい状態にあるので気をつけましょう。 ※ 生理前のイライラや頭痛などは、自律神経の働きが乱れるために起きています。そして女性には結婚、家事、出産、育児という環境の変化が大きく関係してきます。結婚、出産後も働く女性が増え、働きながらの家事、育事はとても大変な事です。家事をしてくれる男性も増えつつありますが、まだ女性の負担は大きいと言えます。こういった事が女性に自律神経失調症が多くみられる要因になっているといえます。