おっちゃん物想う

私は病歴２４年の統合失調症患者です。
最近特に自分が病者だと言う意識を強く感じます。

それは自分の病の部分を見ると言うのではなく、例えば社会的なその位置づけなど、自らが置かれてる状況などを特に感じています。

不思議な事（？）に、それは病状が酷かった頃より、落ち着きを見せてきた現在の方が強く考えさせるものを感じてます。
一面、それは客観的に自らを見る能力が病状によって損なわれて居たからとも言えます。
しかし、このブログの中を見れば、自らの病の部分を深く探求しようとしていた時期が有ったと言えます。
その頃は、急性期が一段落着く頃だったのではないでしょうか？
病状として、どちらかと言えば「悪い」状況だったと思えます。

今、私は自らが精神病者だと言う事で置かれている状況について「感じています」。

既に病歴２５年近く、それまでに感じていても良かった筈なのに。
少しは感じていたのも確かです。
このブログを匿名で書く事について書いて居たように。

要因に私が「老いてきた」と言うのも有るように思います。
そろそろ自分の人生を振り返って終わり等を考えてみる年齢に成ってきたから。

又、病状の為に働けない期間が隠せない年齢に成ってきた、と言う事も有ると思います。


嫌でも「自分は病者だ」と感じなくてはいけない状況。


陽性の症状がほぼ治まり、主治医から「寛解と言ってもいいでしょう」と言われてからも、
陰性の症状で社会復帰まで至らず（睡眠過多などにも因る）、やっと上向き加減を感じてきてからその時に自分の置かれてる状況（５０歳にして無職の期間１５年ほど）に失望感を感じてる。

既にプログラマーでの復職は考えていない為そちら方面の勉強は殆どしていない。
と言うか、ここ最近ちゃんと書籍を読んでいない。
昔は読書が趣味、と言っていたのに。

新聞やインターネットなどの文章、つまり短文なら読める。
長文、小説などまるで読む気に成れない。
ましてや参考書の類など見向きもしない。

「気持ち」の問題も大きいが「能力」の問題はそれ以上かも。
「うっかり」や「物忘れ」、そして以前から酷くなっていた「名前の記憶」能力の下落。

そして少しばかりだけ有ったと思ってる「思考力」も当然のように落ちている。
「長考」が出来ない。
直観的な物も「うっかり」の方が上回る。
敢えて言えば、「総合力」の様な物は、昔無かった物を得ているかも。
しかしそれは「砂上の城」。


能力など、落ちた物を並べたが「差別的」な物を感じる状況に今は居ない。
端的な事で言えば、同じ病者なのに他者に対しての「無理解」からも来る、言わば酷い仕打ち、
とかはまぁ、目にするが。
自分がそんな酷い仕打ちを受けてると感じる事は無い。

いや、実のところ「障碍者枠（ああ、漢字変換がこの漢字を出してきた、、何が違うのかよく感じられないが…非差別用語。。）での雇用」を希望してる自身の状況は、社会的なそして潜在的な差別を受けてるのかも知れない。

ただ、実際のところ現状の私では未だ求職は望めない状態だと認識している。
そして、キャリアが無い、それも無職が長い（作業所は履歴に書けるか？！）５０歳を越えて仕舞った男を雇ってくれる社会状況ではない、と理解している。


ちょっと脱線するが、何故に現在も自民党の支持率がこんなに高いのか？！
他に支持できる政党がない、と言って仕舞えばお仕舞だが。
きっと酷い状況に日本社会は陥って仕舞うだろう、、、そんな風に今の政局を見ている。
TVで「民主党はなくなるかも」とか聞いたが、私は若しかすると自民党が無くなるかもと見ている。
右翼は存在し続けるだろうから完全には無くならないだろが・・・
同様に「革新」勢力は無くならず、勢いを増すだろう。
まぁ、人類の歴史から、戦争を起こさない事はほぼ不可能だろう。
そして、新たな社会が生まれる。
きっと。
ただ、歴史は繰り返す。
人類は「不完全な」科学、技術力を持ち、そして学ぶ事無く・・・・

脱線してしまったが、私には私の人生、それも今置かれてる状況が大事だ。

２５歳くらいで統合失調症に罹り、震災で親を亡くし、ろくに職に就けず、不整脈・徐脈からペースメーカーが何時必要に成るか解らず、尿酸値と中性脂肪値を薬で抑え、血栓のかけらが視床の血管に詰まり一過性黒内症と言う片目が見えなくなる病から血がサラサラに成る薬を飲み続けなくてはいけない健康状態で、ほぼ作業所・DCに行く以外は自宅で寝たきりの様に（ほぼベッドの上だけでの行動）過ごしている現在。

震災で親を亡くした後、親戚とも入院など（主に私の病状による過剰な反応による）でのトラブルから絶縁。
兄弟などは居ない。

当然、独身。
やる気の無い時期か、ピリピリ神経の時期、かろうじて落ち着いて活動的な時期も有るには有ったが。
何よりもこんな病持ちの生活保護受給者の男、それも５歳。
あ、、精神年齢は５歳かも、、、５０歳。
嫁を貰える訳がない。
私は、言わば異常者。


うーん、書き初めはもう少しまともな物が書けるかもと思ったのに。
自分がどれだけ悲惨な状況に居るか、なんて書いても誰も面白くない。
自分自身さえ・・・・

これだ・・・
書き初めはもっと違う方向が見えてると感じていたのに。
もはや忘れている。

どう落ちを着けるんだ？

ああ、、、題名。

そう、、こんな状況で生きてきて、この人生。
一体どんな意味が有ると言うのだろう。

こんな人生でも私は私なりにそれなりに頑張ってきた。
今は胸を張って「頑張ってる」とは言えないが。

精神病について、私なりに深く考えた積りの時期も有った。
何かしら、今ここに私が居る事は「少なくとも」私にとっては意味が有る。

ああ、、これを書いて居る間に何回か電話が有った。
全て出ずに書き続けている。
最近、電話に出ない事が多い
それなりに電話が掛って来るのはリアルで出会う人が何人か（言わば友人か）、居るから。
しかし自宅では一人で居たい、過ごしたい。
外に出ればそれなりに社交的。
しかし、矢張り病状からだろう、自宅では籠りたい欲求が有る。
これはこれで、今の私の問題だが割愛。

何かしらの意味、人生、自分の人生の意味を見つけたい。
探りたい。

こんな病気に成った「原因」ではなく、「意味」。
「How」ではなく「Why」。

どうしようもなく、出来なくなった自分、そこにも何かしらの生きる意味が？

それは、「負けてから弱者の痛みが解る」その様な意味だろうか？
何かしらもっと意味が隠れてるようにも思いたいのだが。

ちょっと書いたが、「病者同士が差別（分かり合えない）」をすると言うのも割りと良く見る。
成ってさえ分からない、、、
これは、例えば議員たちがお互いの足を引っ張り合う時にもよく見られる。
自分の言った事、やった事、置かれてる状況を「忘れてる」としか思えない批判など。
人間は基本的に「バカ」なのかも知れない。
又、そうでなくては生きていけないのかも。

ふと、私は自分がどこか鈍感だから今、生きていられるとも感じる。

しかし！
それ以上に私は厳然として今生きている。
母親の愛情など様々に恵まれた物も貰ってる。

繰り返し書くが、私のこの人生は少なくとも私には何かしら感じられるものとして、リアルとして
意味が有る筈だ。
もっとそれを確かなものとして感じ、それを見つめたい。

どうしようもないと感じている状況に置かれても、それも何かしら意味が有る筈だ。
きっと、、、
何かを見つけたい。

これで、、、終われるかな？・・・・・・