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2007.07.02
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カテゴリ:子育て
忘れないうちにお産の体験を書いておきたいと思います。

6月30日はピーちゃんが楽しみにしていた桐生市吾妻山への親子ハイキング。
朝5時からお弁当を作って、相方とピーちゃんを送り出してから、
午前中は家中の床の吹き掃除をしました。
パパたち帰るまではまだ出てきちゃダメだよ~とおなかの赤ちゃんに言いながら。
二人が夕方予定より1時間遅く帰ってくると、相方「ハイキングなんて優しいもん
じゃない!」とヘトヘトになっていました。
でもピーちゃんは弱音も吐かず、険しいところはパパに手伝ってもらいながら
山頂まで登ったそうです。やっぱり参加してよかった。
疲れきった相方とピーちゃんは駅前の温泉に行くと言い出し、いつ産気づいても
おかしくない臨月の身でありながら、私も便乗して行ってしまいました。
温泉もしばらく行けないし、いつ産気づいてもいいぞ~という気持ちも
あったわけですが、本当に温泉の効果か、風呂上りに前駆陣痛が来て、
その夜はどきどきしながら早めに寝ました。
助産師のまどか先生なんて、この日は家族で外出したそうです。
旦那様が私のお産のことを心配するのをよそに、「『30日には絶対産まない!』
って宣言していたから大丈夫よ~」と先生は言ったんだとか。

翌1日は相方も休みで、とくに何もせずゆったり過ごしていましたが、
夕方から卵白っぽい感じのものが降りてきて、夜9時頃にはそれに
茶色っぽいものが混じるように。もしかしてこれが「おしるし?」
陣痛はなかったのでまだ余裕があると思ったものの、念のため
とりあえず先生に電話してみると、「すぐに来て」と言われて逆に慌てました。
相方に子どもたちの寝かしつけを頼んで、その間に散らかっていたリビングの
片づけをしたり、行く準備をしていたのですが、子どもたちは赤ちゃん誕生が
近いことを察知して興奮、二人して号泣。1時間半後、やっと寝てくれました。
(最後まで泣いていたのはピーちゃんで、チーちゃんの方はひとしきり泣いた後、
「チーちゃん、いい子にする!」と言ってタオルケットかぶって一人で
寝てくれたそうです。健気だわぁ~。第二子は切り替えが早いのかな)
そうこうしている間に先生から催促の電話があって、「三人目は早いんだから、
何やってるの!」と叱られてしまった・・・。
すみません、いつものん気な夫婦で(^^;)

最初に電話してから2時間半後、助産院に到着したのが夜11時20分でした。
でも陣痛は20分間隔くらいで、先生も拍子抜けする間の長さ。
そこで夜の散歩に出かけました。近所のコンビニで夜食を買い物して、
一区画歩いて帰ってくると、やっと陣痛が10分間隔になっていました。
でもそこからがまたなかなか狭まらないのです。そのうえ
「微弱気味かも」との先生の言葉に、お産が長引いたら病院搬送?と心
配になりました。ピーちゃんのときの分娩台でのお産トラウマがよみがえります。
先生はアロマテラピーの精油+パワーストーンで三陰交を中心に足を
マッサージしてくれて、すると陣痛が少し強まってきました。
ただ間隔が開いたままなので、このまま出産すると分娩直後に子宮が
収縮しなくて出血する危険がある、とのこと。それを防ぐために
分娩直後に子宮収縮剤を点滴する、と説明されました。
子宮収縮剤は分娩前に使ったら陣痛促進剤と同じものだそうです。
同時に、おなかの赤ちゃんに酸素をたくさん送るために酸素吸入もしました。
陣痛促進剤を使うような管理分娩に嫌気がさして、自然なお産を目指したのに
またお世話になるのかぁ。でも薬のなかった昔なら、こういうケースで
命を落したのかもしれない、と思ったら、やっぱりお産は命がけなんだと
気持ちが引き締まりました。
深夜になって眠いのなんの。三人目だからスピード出産だろうと
高をくくっていたのに、完全に当てが外れました。

それでも自然といきみたくなって、段々と赤ちゃんが下がっていくと、
痛みも最高潮。痛い痛いと叫びながら、先生のリードにあわせて呼吸を
コントロールしてなんとか理性を保ちますが、ほんと、気が狂いそう。
赤ちゃんの頭が見え隠れするあたりは、腰が裂けるような痛みに対する
恐怖心との戦いでした。ふんばって押し出さない限りこの痛みは終わらない、
だけど、赤ちゃんがもっと産道を押し広げていく痛みを想像すると、
怖気づいてしまうのです。恐怖心に打ち勝って赤ちゃんが発露したら、
もう後戻りできない覚悟ができるけど、同時に「二度と子どもなんて
産まない!」といつも思います。あとは、最後のふんばりだけ。
でもこのクライマックスでいきみを止めるように言われると皮が破けそうで
股裂きの刑に処せられてる気分ですが、「はっ、はっ、はっ!」と短い息を
吐くように先生に言われて必死で痛みをこらえて、次の陣痛が来たとき、
7月2日朝8時22分、待ちに待った誕生の瞬間。
無事に赤ちゃんを産めた安堵と、命の誕生した感動で胸がいっぱい。
オギャーオギャーの声を聞くと、妊娠期間が終わった寂しさ少し、そして、
これからが本当の始まりなんだなぁと命の重みを感じます。
ずるん!と出てくる瞬間の感覚は、ちょっと爽快かも(笑)
私は便秘症じゃないけど、溜まっていたモノが何日ぶりかでスッキリ出た感じ?
そして、また産みたいなぁ、と思ってしまいました。
産道過ぎれば痛さ忘れる、ってことかな。
幸いまた、エインは切れませんでした。
先生には「お産が上手い」といわれましたが、先生のリードが上手いのですよ。

初めまして、赤ちゃん。
私をお母さんに選んでくれてありがとう。
わたしたちのもとに生まれてきてくれてありがとう。





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最終更新日  2007.07.30 02:00:22
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