シュタイナー教育だから?
日野市で小学4年生の男の子が亡くなった事件(事故?)当初、警察が「自殺」と見ていることに対して疑問の声が多数上がっていましたが、男の子がシュタイナー教育系NPO法人が運営するフリースクールに通っていたと分かったとたん、興味本位でシュタイナー教育と自殺とを結びつけたり、フリースクールに通ってるような子だから、とか、断定するような意見が出てきています。ネットでさらっと読める程度の表面的な情報だけで簡単に「○○だからこうなった」みたいに断定したり、こじつけ、理論の飛躍、悪意のある偏見。人と違うことをすると本当に風当たりが強いんだなと、悲しい気持ちになります。私は子どもを育てるにあたり、シュタイナー教育はかなり参考にして、シュタイナー本人の著作も大部分読みました。教育の方法論に関しては子ども自身の育つ力、学ぶ力を引き出す、人間の成長の過程に沿ったカリキュラムでそんなに奇奇怪怪なものではありませんし、学校で児童に人智学の思想を教えることも決してありません。独学のレベルですが、少なくとも、シュタイナー教育を知っている人には自殺というのはもっともかけ離れたものだと感じるので、警察が最初から自殺という見方をしていることに違和感を覚えました。 報道されてない根拠があるのかもしれませんし、部外者が真相を詮索するのは全く無意味です。親御さんの心中を思うとやるせないです。亡くなったお子さんの冥福をお祈りします。闇に光を見出して わが子の自殺と癒しのプロセス我が子の自殺を経験した親がシュタイナー思想と出会って書いた本というのがありました。読んでみたいです。