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テーマ:ネイティブアメリカン(608)
カテゴリ:ナバホ&ホピの旅2009
ビショビショになって車に戻ると、もうひとつのカチーナダンスに連れて行ってもらえるという!
次に向かったのはセカンドメッサだったろうか、行ったり来たりしていたので、記憶の中で場所が定かではなくなっている。 ホピへ向かう道4 訪れた広場では、白黒に身体に色を塗った道化が、なにやら競争をしている。 ふたりで走り出すが、男役女役を演じているのだろうか、男役が女役の道化を押し倒して上に乗ったりしている。すぐに普通の服装の女性が出てきて、ふたりを引き剥がす。そのユーモラスな動きに周りの人々の笑い声が上がる。いつのまにか雨は止んでいた。 そんな道化が引っ込むと、箱に入ったたくさんの食べ物を持って、さまざまな格好をしたカチーナダンサーが広場に入ってくる。次から次へと食べ物は運び込まれ、それを周りの人々に配ったり投げたりする。 私達のところにも投げてくれたので、りんごやオレンジ・プラムをキャッチ。貴重なこの振る舞いの品は、後でみんなで分け合っていただいた。 最初に見たカチーナのお面は、鼻と目があるくらいで、あとは顔の凹凸はなかったように思うが、今度のカチーナのお面は細かく細工がされ、さまざまは表情をしているように感じた。頭の羽飾りや着ているものもさまざまで、豪華な感じだ。鹿皮を腰に巻き、そこには自分で編んだそれぞれに模様の違う籠をつけている。靴は長めのモカシンで、馬蹄(?)がついてジャラジャラと音がなるようになっている。踊り手の数はこちらも50人はいたように思う。左手には弓矢などと一緒に、エバーグリーンを持っている。狩猟のダンスのようだ。 広場の真ん中にあるのは、キバだろうか・・・ 食べ物などを配り終わると、たくさんのダンサーは輪になってダンスが始まるのを待っている。時折お腹に響くような低い声で「ホー、ホー」と声を掛け合っている。 太鼓の音にあわせて、低い声で歌を歌い、左足はつま先をつけ、右足でリズムを刻んで進んでいく。同じダンスを4回。間には、たくさんの人が列になって出てきて、トウモロコシの花粉を輪の外側からダンサーの背中につけていく。 こちらもワイシャツとターコイズのネックレスをした人が、ダンスを取り仕切っている。 10歳から12歳くらいだろうか男の子ふたりを前に、ダンスを教えているダンサーもいる。おじさんが、甥達にダンスを教えているようだ。 目の前に座っている女の子は、耳の横で蝶々のように髪を結ぶホピのヘアースタイルをしていて、とってもかわいらしい。 ダンサーはどちらのカチーナダンスも皆、男性だ。村のほとんどの人は踊っているんじゃないか・・・と思うほどたくさんの人が踊っている。 男の人にとって、セレモニーに費やす時間やエネルギーは、きっととても大きなものなのだろう。 目の前で繰り広げられているハンティングのダンス。 このセレモニーがあるとわかっていてこの日をホピ訪問日に予定したわけでもなく、旅のほんの数日前に、訪問予定日にセレモニーがあり、それに参加させていただけるかもしれないという情報が入り、訪れたホピの村。 そしてこんな貴重な体験をさせていただいけた偶然や、私達を招いたりガイドしてくれたホピの方々、この場にいあわせられた幸運にただただ感謝し、一回のダンスを終え広場から去っていくカチーナダンサーを見送る。 カチーナドール・多分ナバホのカチーナドール? よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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